レガシィの素晴らしさを凝視する
2020年 02月 17日

帝国ホテルのチョコレートは、
味の変化がとても楽しい。
ベースがカカオ70%なので、

洋酒の香りのクルマが来た。

イエローグリーンとラスターブラック主体の、
ワイルドネスグリーンは、

ゴディバの味だな。

こちらのチョコは、

マグネタイトグレーも良かったし、

この配色もかなり素敵だ。

こちらのピアノブラック調×ラスターブラックペイントに、
本当に良い顔だと思う。

これほどカッコ良いのか。

アウトバックらしさが深まってゆく。

結構コストが上がるらしい。

いい味出してるな。
クロスバー式のルーラックは米国からの輸入品だ。
雰囲気は最高になった。

イエローグリーンのステッチが活きた、

撥水シートが現れる。

これはX-BREAKの重要な要素なので、


ステアリングのクオリティも実に素晴らしい。

左右にエアコンの吹き出し口が合設けられ、

軽く押すだけで、

大きなゲートがスムーズに閉まる。

初期の頃に比べ、

ゴディバも最近はカカオの含有率に拘る。

食べる順番を変えてみた。

次に普通のチョコを食べて、

50%の含有率で締めた。

B4のカタログを取り出して、
またしても嫌な感じが漂った。

アレンジと言う言葉を知らないのか。

なぜイメージをクリムソンに定めたのか、
指向性は悪くないけど、

なぜこれまで気が付かなかったのかと、

並んでるマグネタイトグレーも、

ドキンとした。

まだお目に掛かった事は無いが、

こんな良い色を何故売らないのかと疑問に思った。

水平対向6気筒は遂に終焉を迎えた。

クオリティが素晴らしい。

アメリカの乾いた空の下で、

かなり良かったんだ。

ライアンの愛機は、

6発のB4でサンルーフ付きのパールホワイト。
最近は、


こいつだけんど、
まえのがええんよ。

含有率が高まるほど酸味が増し、
ビターな味を上手く和ませる。
生酛造りの日本酒に通じるな。
洋酒と楽しみたくなる、
良い味のチョコレートだ。

スコッチに近い味だ。
B-SPORTは、
SUBARUお得意の特装車で、
いつもモデル末期に投入される懐刀だ。

X-BREAKに対して、
ダークメッキとガンメタリック塗装で、
ヨーロピアンテイストを匂わせる。

一度乗ってみたい色だったので、
念願かなって実車を置いた。
けれども、
何かしっくりこない。
と言うのも、
こちらにはクールグレィカーキも選べる設定だ。
それを選ぶなら、
ホイールはダークメタリック塗装で、
オーナメントもラスターブラックが良い。
シートはウルトラスェードで、
実にシックリくるのだが、
シルバーステッチで面白みがなく、
ドアハンドルも同色なので変化に乏しい。
はっきりとX-BREAKとの差を付けた点は立派だが、
こちらはアーバンスタイルを好む顧客に特化している。
ブラックのロータイプルーフレールが、
はっきりとその意味を示すからだ。
B-SPORTを求める、
ハイセンスなオーナーは、
ホイールもタイヤも全て交換し、
独特な世界を創る人か、
或いはデカいルーフレールが嫌いだ!と、
はっきり主張する人だろう。

こちらは全体に甘く仕上がっている。
それに対して、

カカオの配分を選べて素晴らしい。
見かけは似ているが、
それぞれのコーディネートは全く異なる。
そのような視点でとらえると、
やはり好みはX-BREAKだな。
その実車が届いた。

そこで導入対象を切り替えた。
色は勿論ワイルドネスグリーンを選んだ。
ショールームに入れたクリスタルホワイトパールは、
来店する人の目を釘付けにした。
けれども、
グリーンオングリーンの、

大いに気に入った。
B-SPORTのダークメッキ×ガンメタリックペイントより、

イエローグリーンの差し色が入る方が、
より存在感が際立つ。

ブラックで締めると、

黒い部分を増やせば増やすほど、

ラスターブラックにするだけで、

なるほどね。

BRZの、
チャールサイトイエローにも、
このアレンジが似合ってた。

鉄板のサンルーフを装備し、

ドアを開けると、


黒いウルトラスエードも捨てがたいが、

商品としてみた時には有用性が高い。

インパネのステッチも効いているし、

ゆったりした後席には、

USB電源も完備し、
シートヒーターも心地よい。
リヤゲートもストレスフリーだ。



動作がクイックになり、
安全上も大変好ましい。
美味しいクルマに育った。

まき子さんんから戴いた、
チョコレートに舌鼓を打った。

含有率の多い72%方から食べて、


どれも美味しかった。
カカオが増えると、
当然の如く味は重くなる。
その重さを、
微妙なアレンジで美味さに換える。
そんな違いを感じていたら、
ふとセダンの味が恋しくなった。
スポルヴィータ以来、
新車をショールームに入れていない。

一ページ目を開いて、

クルマごとに換えたらどうだ。

次のページに進む。
これも違う。

全く理解しがたい。

いまいちピンとこないんだ。
パラパラとめくって、
ある所で目が釘付けになった。

不勉強さに嫌気がさした。
もっと早く気が付くべきだった。

なかなか良いじゃないか。
赤も悪くないし、
シルバーでも似合うぞ。
なんだこれはと思いながら、
前のページに戻った。

待ってたのは「コレ」だった。
アウトバックと全然違う。
何故なんだ。

マリオの動画で七代目レガシィのPGMを拝見した。
若い。
昨日のブログでレガシィの歴代PGMに触れたが、
内田さんの後を引き継いだのは堀さんという人だ。
これまでとは雰囲気が全く違う。
国内のフラッグシップを五島PGMが担い、
その両脇をかなりの逸材が固めている。
自由闊達なアメリカで、
更に可能性を伸ばすため、
40歳代の人材を投入したのか。
歴代のレガシィを見ると、
おおよそ次の主役が最後をまとめる。
内田さんの下で頭角を現したのなら、
このビッグマイナーした六代目レガシィは、
おそらく堀PGMの作品だろう。
OUTBACKとB4の特性を良く理解し、
日米双方の嗜好を満足させるように、
極めて精巧にできている。
レベルの高い仕上がりなのだ。
残念な知らせだが、
岐阜スバルの沼社長から、
次期型レガシィB4は日本での発売が見送られたと、
正式に聞かされた。
命を懸けてB4を守って欲しいと頼んだので、
そんな責任を取らされてはかなわないと思ったのだろう。
聞かれる前に白旗を上げてきた。
しかし、
それにしても現行B4が、
こんな素敵な特装車を出したと、
誰が言ってた?
岐阜スバルの販売統括部長にさっそっく電話を掛けた。
清水部長はいらっしゃいますか?
女性が出た。
「少しお待ちください」
「こんにちはどうかされましたか」
清水さん、
急にすみません。
B4のB-SPORTを
実際に見たことありますか?
「いや。一度もありません」
ああそうですか、と電話を切った。
国内営業本部は、
B4を全く売る気が無い。
いくら作り手が執念を燃やしても、
ここに掛けるエネルギーまで手が回らないのが実態だろう。
責めちゃいけないなと反省した。
現行後期型のアウトバック X-BREAK、
B4のB-sport、
それらの相関関係を見ると、
七代目レガシィを命懸けで開発する者しか出すことが無い匂いを感じる。
それは熊谷PGMがLEVORGを開発しながら、
最終型の5代目をまとめた時の匂いに通じる。
これほど素晴らしいB4なのに、
その存在が余りにも地味だ。
これでは、
「次は売りません、へへへへ」で済まされても仕方がない。
やってやろうじゃないか。
ショールームに入れてやる。
さっそく清水部長に新車を注文した。
インディアナで初めて米国製の六代目を見た時、

やがて、
それは手に入る事となったが、

米国産のレガシィは、

白は鉄板過ぎて嫌なはずなのに、

美しく潤っていた。
これ、

地元のディーラーを表敬訪問し、
セールスマネージャーの愛車を聞いた。

やっぱり思った通りだった。


グローバルスタンダードの展開なので、
アメリカから車を持ち込もうと思わなかった。
トライベッカだけは欲しかったけど、
日本で売るかもしれなかったので様子を見た。
先日も書いたが、
出がらしのアセントも興味の対象では無い。
でも、
このレガシィには興味津々だ。
B4の六発って、
今買っておかないと、
二度と「飼え」ないかもしれない。
そこで昨夜、
旧友のジェフにメールした。
B4の白の3.6リッターの新車が手に入るか、
リクエストしたいんだけど。
するとすぐに返事があった。

「お前さんの欲しいのはこれかいな」
それは新しい奴で、
マイアミならまだ前のが残ってないか?

どこさないかね???

3600ccしかあかんよ。
「ほな調べてみるけん、
ちょっとまっとてえな」
残ってると良いな。
久し振りに血が騒ぐよ。
アメリカは随分近くなったね。
by b-faction
| 2020-02-17 22:00
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