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常識と非常識

常識的に考えたら、
「あのボロ車で良くホテルに乗り付けるな」だろう。

ところがどっこい、
薄暗がりの中でも「すんごいオーラ」を出していた。
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昨夜見たワーゲンバンだ。

上手く計算されたアートで、
「味」を良く知るオーナーの愛馬だろう。
常識と非常識を十分わきまえた、
質の高いオーナーに違いない。

あくまで、
瞬間に暗がりで見た心象なので、
間違いないとは言えない。

でも、
これは本音だ。

こういうクルマの、
面倒を任せられる整備士は、
幸せ者だと思うよ。

整備士である以上、
その道に長けた抜群の能力が必要だ。

さっと身に着くものではない。

時には技を「盗む」コトも必要だし、
失敗して地団太踏む悔しさも知らねばならない。

職人とアーティストの境目はあるのか?

無いだろう。

境目なんて。

探求心を養うためには、
泥水の中をかき分けるような努力も居る。

まだコドモには、
そこが少し分らないだろう。

年齢だけ重ねようが、
何年働こうが、
いつまでたってもコドモ!

そう言われる人が、
実際にかなりの数存在するんじゃないだろうか。

前夜、
乗り帰ったアウトバックは、
常識と非常識_f0076731_13282012.jpg
朝になり出勤しようとキーを回したら、
キュルキュルとベルトを鳴かせた。

これまで工房では再現しなかった。

この現象を偶然と見るのか、
より可能性の範疇を拡げたと見るべきなのか。

かなり昔の事だが、
その頃に在籍したベテランの整備士は、
ベテランの名に胡坐をかく事が目立つようになった。

冬季の不具合は、
「外に一晩放置して、
朝一番で始動すれば簡単に確認できる」
などと、
常に自分の物差しでタカをくくっていた。

駄目だね。
ロクな仕事は出来ない。

再整備がなぜ生まれるかを考えない。
それと、
クレームは改善のチャンスだと、
前向きに捉えられない。

常識と非常識は紙一重だ。
真逆では無い。

難易度の高い故障原因の追究や、
当社へ入庫したリフレッシュメンテナンスにおいて、
そのクルマに乗って帰る事は、
担当整備士にとって必須項目だ。

逆に、
次の様に言う事ができる。

誰でも引き受けられる仕事では無い・・・、
とね。

大事な顧客のクルマに、
「こんな危ない奴」と思う人物を、
乗せる訳がない。

自分を安全圏に置くだけで、
口で仕事する様な、
そんなヘマナやり方では、
何事も長続きしない。

むしろ自分から、
「朝の一発を体感する」ために、
乗り帰ることを率先するぐらいじゃないと、
良い仕事なんてできない。

逆に顧客も、
簡単に口先で、
「ちょっと見てくれればよい」など、
間違っても言うべきではない。

口先だけのワランティ、
そんなモノは存在しない。

どのようなルーティンで、
何をしたら不具合を暴き出せるか。

そんなこと、
教えられるのを待つんじゃなくて、
上手な人の手順を、
盗むくらいの気概を持つんだよ。

最近のスバルは動物の体並みに、
色々と精巧に出来ているんだ。
常識と非常識_f0076731_13282669.jpg
アウトバックを工房に戻し、
次にインプレッサSPORTの走行試験を兼ねて、
旧木曽福島町まで書類提出に向かった。

途中で天候が悪化して、
気温も急に下がり始めた。

テストの理由は、
気持ち良さの再認識だ。

再三に渡りFWDの良さをPRしているが、
その理由は明快だ。

シンプル イズ ベスト。

元々優れたFWDとして、
世界のお手本になったスバル1000を、
今でも簡単に入手できる。

それが、
このインプレッサだ。

どのように気持ち良さを、
走りながら体感したのか。

高速から、
ワインディングに渡り、
エキゾーストサウンドが、
まるで子守歌の様に心地よい。

常識と非常識は紙一重だ。

昔なら「暴走族」のようなと揶揄される騒音が、
何故「サウンド」に感じるのか。

まず、
なぜこれほど気持ちが良いのか。

カネのかかったSTIのマフラーは、
低速から中速の、
何とも言えない「コク」を引き出す。
常識と非常識_f0076731_13283862.jpg
馬力とトルクはどのように違うのか。
馬力ってイメージとして解りやすいよね。

どれくらいの仕事を「こなすのか」と言う事でしょう。

仕事率とかキロワットだとか、
小難しい説明より、

「こいつはさあ、
だいたい馬に換算すると30頭分の働きをするんだぜ」
常識と非常識_f0076731_15345896.jpg
「ほえー?
あの競馬で走ってるサラブレッドかい?」

「そうなんだぜ・・・」
てな感じの、
一種の指標じゃないか。

だから回転がギューンと思うように上がって、
そこから切れ目のないパワーがいつまでも続くと、
「ひえー!これだぜ!!」となる訳だ。

トルクは違う。

グイッと持ち上げる力だ。
常識と非常識_f0076731_15360000.jpg
牛が重い荷物を引っ張っている時に、
車輪を常に同じ速度で回転させると、
「すげー!あの荷物は500kgくらいありそうだ」と感心する。
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「同じリズムで泡拭きながら引いてるぜ」
「粘り強くタフだな」となる。

スポーツカーとトラックの要求性能の違いは、
例えばこんな説明だと解りやすい。

すると、
STIのマフラーを付けたら、
どう変化するのか、
更に深く分かる。

マフラーの音質変化に沿って、
明らかにこれまでよりもトルク感が高まる。

グッとクルマが前に出るのは、
軽くなったんじゃなくて、
力強くなったんだ。

その違いをアクセル踏むたびに感じるから、
何とも気持ちが良いのだ。

次に、
プロペラシャフトが無い。

走るためのユニットが、
この部分に収まっている。
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エンジンベイの内部には、
ラジエター、
エンジン、
トルクコンバーター、
フロントデフが並ぶ。
そしてデフには左右のドライブシャフトが付く。

横置きだと、
更にトランスミッションまで押し込まれる。

ところが縦置きだと、
ここ迄で終わり。

ドライブシャフトの後ろに、
重いトランスミッションが装着される。

むろん、
長所ばかりではない。

エンジン横置きの方が、
出力を横方向へ素直に出せる。

従って二輪駆動だけで考えると、
燃費や電動化で有利になる。

方向変換させずに、
順番に繋がるからね。

ところが重量配分や、
全輪駆動化では縦置きが優位だ。

燃費はリニアトロニックで、
かなり優位性を引き出せた。
モーターも縦置きを活かし、
リニアトロニックの、
プライマリープーリーにくっつけた。

ヒントは他から得たかもしれないが、
明らかにスバルらしい独創性を誇っている。

燃費と電動化における、
ネガをそれらでカバーしたので、
縦置きのインプレッサは凄く良いんだ。

FWDの電動化は、
まだ未発表だけどね。

スバルのFWDの作り方は、
ちょっと非常識だけど、
これも紙一重なんだな。

常識と非常識をわきまえた上で、
質の高さを誇る凄い会社なのさ。

スバルってね。

それにしても、
カッコいいよね。

マイナー前の顔でも、
グリルを変えるとトップオーナメントも青く光るので、
スポイラーを付けたらまるで別のクルマだ。

雨の中で暗くなると、
変化の様子が良く解った。

さて、
伝達効率上の損失を、
より感じるのはどのクルマでしょうか。

ジャーン!

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はい。
このクルマです。

ヘッドライトを点けると、
ウルトラマンみたいな顔になり、
とても親しみが持てる。

大好きだからね。

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プロペラシャフトによる、
大きなロスを一層体感できるのが、
軽自動車の全輪駆動だ。

R2はスバルの歴史に残る名車だ。

一クラス上の乗用車と比べ、
遜色ない緻密な仕上がりだ。

このクルマのAWDとFWDでは、
その走り方に明確な差が生じる。

このR2は走行距離が驚くほど少なく、
奇跡的にメンテの状態も良い個体だ。

新車時の性能を余裕で維持している。

インプレッサスポーツの後で、
落胆するのか、
はたまた「うーん」と唸らせられるのか。

引寄せられるように、
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コクピットに向かった。
妥協のないクルマだ。


唯一の妥協は、
カップホルダーの位置かもしれない。


スタイル、
安全、
走行性能、
それらを徹底的に追求した軽を超えた軽だ。
だから、
ドアも把手ではなくグリップを持つ。
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まさに「もっとクルマになる」と、
初代レガシィが宣言した作り方だ。
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21790㎞で中津スバルをスタート。

中間地点でクルマを停め、
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「うーん」と唸った(笑)

妥協しないデザイン性は、
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リヤコンビランプにはっきりと出ている。

平成20年のシャンパンメタリックで、
グレードはF+だ。

地味だけどシンプルで良いお色。

新環状力骨構造ボディを当時の新世紀レガシィと並行して採用。

小型者並みの衝突安全性を持つ理由は、
軽自動車チームがレガシィ開発チームに、
負けるとも劣らぬクルマを作ろうと意地を見せた結果だろう。

静かな4気筒エンジンと滑らかに加速するCVTを搭載し、
4輪独立サスペンションで高性能な走りが魅力だ。

だから、
ドライバーを走りの質感で落胆させない。
パワステやパワーウインドウ、
それにキーレスエントリーなど、
もうこの頃から軽自動車でも常識だった。

淡いボディカラーを濃色ガラスが引き立てる。

雨の中で佇まいが良いクルマって、
これまでの経験で絶対に飽きない。

これを開発していた時代は、
何もかも余裕があった。

そこから余裕が無い時代に流れ込む。

すると必死になるから、
一旦落ち込むけど、
また良くなっていく。

R2のマイナーチェンジは、
きっと誰もが必死だったはずだ。

何しろリヤドアの形状が変わり、
徹底的なネガ潰しを施した。

「後方視界が悪いクルマは売れない」
バカなジジイたちが知ったかぶりして言ったけど、
今じゃそんな事は戯言だ。

CH-Rがあれほど売れるのは、
商品の売り方が上手いからだ。

リヤドアのデザイン変更だけでなく、
R2のルーフトリムは薄くされ、
リヤゲートにガーニッシュを付け、
ビジュアル上も工夫が凝らされた。

血の滲む思いだっただろう。

ピンチはチャンスだ。

更に優れたアートとなって、
スバルの歴史に名を刻んだ。

遅れて評価が高まる、
スバルらしい作品だ。

大切に売るぞ。
もう少ししたらお披露目だ。

価値の分かる人にお譲りしたいね。

昨日訪問した湯舟沢のくアリゾートは、
再三のピンチを切り抜け第三セクターを卒業した。

施設そのものに大きな変化は無いが、
レストランの運営方法や、
待合スペースの改善などに工夫が凝らされた。
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ピンチをチャンスに変える時が来た。

ブランドもキチンとしてきて、
良い方向に向かっているのだろう。

昨日もレストランで、
楽しそうに宴会が続いていた。

オーダーストップから、
かなりの時間が経過していた。
常識と非常識_f0076731_13292256.jpg
フロントでキーを返しながら、
ここで宴会セットを申し込むといくらなの?

そう聞くと、
思わぬ返事が返ってきた。

参加人数が減ったので、
「上」の宴会が降りて来たんです。

「上」とは恐らく、
冒頭の画像にあるホテルの事だろう。

なるほど。

ならば、
この宴会セットと同じものを、
いくらなら受けられるの?

そう聞くと、
「担当が違うからわかりません」という。

勿体ないね。

こんなチャンスは無いはずだ。
小口の宴会を、
どんどん平日のレストランで受注すれば良い。

ホテルじゃなくてもかまわない。
帰って気軽だし、
小奇麗で良いじゃないか。

料理だって、
カジュアルに出来るから、
ホテルより美味しいかもよ(内緒)

ノミホーだって付けやすい。

送り迎えもバスがあるから出来るじゃないか。
まさにピンチはチャンスだ。

天然温泉付きの居酒屋なんて、
そんじょそこらには無いぞ。
常識と非常識は紙一重だ。

前を向いて行こう!!!

今夜は水曜日の休館日を一日おいて、
ジムに行く日なんだ。

ところが、
楽しみのヨガが中止なんだ。

勘弁してくれよ。

なので、
今夜も泳いで、
三連続でデータを取る。

どんな体脂肪率や、
BMIが出るのか、
他人ごとだから笑って楽しんで欲しい。

特に内臓脂肪が、
レベル1から逆戻りしてたら、
「鰻バカ」と笑ってね。

お楽しみに。

Commented by 中津スバルファン at 2020-03-06 06:39 x
中津スバル社長様
なるほど〜さすが社長ですね。
納得しました。
中津スバルは本当のお客様第一ですね。
全国のスバルも見習って欲しいです。
特に群馬、埼玉スバル。
Commented by mkthanshin at 2020-03-11 19:16
R2はいつ見てもいいですね。
車庫にあるのを毎日見ても飽きません。
私はマイナーチェンジの前の方がいいですね。
正面から見たときに、六連星の上に若干の出っ張りがあるのに違和感を覚えるのです。
社長は顔つきについてはどう思われますか?
野上
Commented by b-faction at 2020-03-12 14:27
野上さん、こんにちは。どっちも好きです。サイドビューは窓に仕切りの無い前期モデルが好きです。顔は随分大人しくなりましたので、変わった当初は「これは良い!」と思いました。
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by b-faction | 2020-03-05 22:00 | Comments(3)

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