タネツケバナとインテリジェントリニアトロニック
2020年 03月 21日
突然ニョキニョキと生え始めた。 緑の絨毯が輝いていた。
今年も梅の木に活力が無い。 こんなに裸で良いのだろうか。
あちこちからタネツケバナが顔を出した。
抜き取って横にある水道の水に晒した。 このまま口の中に入れて噛み締める。
SABの花壇にもたくさん生えている。
そこで机の上に載せて、 今夜のつまみにするか。
12万キロ使用したレヴォーグの、
老廃物が非常にい多く含まれている。
まず開腹して、 中にストレーナーが見える。
リニアトロニック用の作動油から、
予想通り汚れていた。
スラッジだけでなく、
まるで新品のように蘇った。
それを丁寧に拭き取った。
この汚れ方にはしつこさがある。
けちけちせず、
こちらは対照的に距離が少なく、
痒い所に手が届くと、
美しい夕焼けを見る事が出来た。
ピーチクパーチク、
昨夜は冷え込んだが、
今日はとても気持ちの良い朝を迎えた。
季節の移り変わりが朧気だったからなのか、
紅梅はまだ僅かながら花を咲かせるが、
白梅はちょろっと咲いて、
その後一向に花が増えない。
樹木の異変に対して、
草花は比較的堅調だ。
もうそんな季節なんだ。
ミネラルいっぱいの香りが口中に広がった。
僅かな塩味もミネラルがもたらすのかな。
ざっと採ったらけっこうな量になった。
更に細かく寄り分けた。
ミネラルたっぷりで、
カラダに良さげな風味を持つ。
クルマのミネラルも大事だ。
ミネラル欠乏を予防した。
採取した体液を分析すると、
エビデンスに沿って、
このクルマの主に対処法を提案した。
最初は体液の圧送交換で、
ミネラル欠乏を補う予定であったが、
急遽外科的な手法も考えた、
ミネラル供給策を打ち立てた。
まあ、
400ニュートンもの高トルクを、
10万キロ保証する変速機を作り出し、
更に高トルク型と中容量に使い分けるブランドだ。
半端なトランスミッションでは無いが、
ここ迄一回もオイル交換をしていないと聞くと、
やっぱりとても心配になる。
一か八かの仕事はしたくないので、
中容量のリニアトロニックにふさわしい、
ミネラル補給策を考えた。
中のオイルを直接落とす。
これがゴテゴテなら、
また違う処置が必要だが、
流石にSUBARUの造りは万全で、
この汚れは深刻ではない。
抜いたオイルは汚い。
独特のミネラル臭が漂う。
開腹手術で外したオイルパンは、
後悔の残る仕事をせぬよう、
お客様に処置の方法を選択して戴いた。
やってほしいという事なので、
オイルパンを外し内部を観察した。
マグネットトラップに鉄粉が目立つ。
それを綺麗に取り除くと、
けれどもしつこい鉄粉が、
磁力から逃れられず、
まだ磁石にしがみついている。
鉄粉だけじゃない。
こうして清掃を終え、
内部のオイルを可能な限りぬいた。
但し構造上、
この状態で全量抜き取る事は出来ない。
そこで圧送機を取り出す。
一缶丸ごと使うように促し、
そこまでやれば、
かなり改善するはずだと予想した。
光の加減もあるけど、
20リットル圧送しても、
まだ「どす黒さ」が消えない。
長期間交換しなかったツケが回った。
ただ、
明らかに綺麗になったので、
今後はケチらず少し早めの交換をお願いした。
岐阜から棚橋さんも来訪された。
2度目の車検なのにまだ2万km台だ。
でも、やはり腹下の洗浄は大切で、
クルマが僅かに笑顔を見せた。
作動油の交換は早めが良い。
誤交換が怖いので、
どこのメーカーも、
CVTのオートマチックフリュードを、
交換不要としている。
でもやっぱり、
消耗品を変える方が、
クルマの生命力をさらに引き出せる。
忙しい一日が終わった。
あっと言う間に夕暮れになり、
中津スバルの周囲には、
散歩道も整っている。
運動不足なので、
八幡神社までサッと歩いた。
頭上に雀の学校が現れた。
バサバサとやかましい。
掌叩いてコラッと言ったら、
一斉に羽ばたいたがゴム輪で繋がれたように直ぐ電線に戻る。
二度繰り返すと、
さえずりではなく文句が聞こえた。
「コノヤロウ」と確かに聞こえたね。
これって、
ヤバい兆候かな。
周辺を歩いて気が付いたけど、
どこの庭先の梅の木も、
今年は実に貧相だ。
パッと咲くと、
気分爽快なんだけど、
一体どうなってしまったのだろうね。
今年も梅は諦めるしかないね。
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原
at 2020-03-22 07:55
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こんにちわ。いつもブログを楽しみに拝見しています。リニアトロニックのOILは無交換でいいようなことを聞いたのですが、やはり定期的な交換は必要なのですね。だいたい何Kmくらいが目安なんでしょうか?まだレヴォーグを購入して1年で距離は6000kmくらいですが。
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kimura/a
at 2020-03-22 16:32
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木村です、私の「莫妄想」でした!正当な道の御説明ありがとうございます。上記事について一つだけ、対向エンジンの特質もあり、当然に全ての点検と整備をディラーにお願いしていますが、マイスバルは便利ですが登録していません。それは整備の時の担当者の顔が見えないシステムだからです。スバルに迷惑でも、3週間以上待たされても顔が見えて信頼できる担当者・担当整備士の方々に依頼し直接車と共にお店に参ります。その時の会話やアドバイスは、車への安心感と愛情に繋がると思います。信頼できるメカプロのサポーターあってこその機械操作の集中とエンジョイだと思いました。 敬白
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b-faction at 2020-03-22 18:12
原さん、今晩は。新車から大切に乗り続けるなら4万キロぐらいで変えてあげたいですよね。
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b-faction at 2020-03-22 18:17
木村さん、マイスバルって、僕も全く興味が無くて、恥ずかしながら何のことかわかりません。古い人間なんですね?最近ではセミナー等もやたらと自動登録が多いし手抜きばかりするので、もう行くの止めようかと思うくらいです。
by b-faction
| 2020-03-21 22:01
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