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クロヤマアリとハグロケバエ

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稲村さんに戴いた、
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限定のハーバーは、

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とっても甘くておいしかった。

黒い粒はブルーベリーだろう。
芳醇な味わいだ。

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月に二度ある掃除の日に、

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店頭を大改修したら、

なれなれしい虫たちが大挙して現れた。
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逃げようとせず纏わり付く。

人間が好きだからでは無くて、
一気に繁殖活動に及ぶのだ。

何千と言う数が舞っていた。
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ハグロケバエはメスの方が大きく、
左側のオスが交接管を長く伸ばしメスと合体している。

狂ったように舞う内に、
このように舞い降りると、
オスの寿命は直ぐに尽きる。

なんという儚い・・・・!

大宮君が近くに居たので、
「一発であの世へ行くんだぜ」とオスとしての儚さを確かめ合った。

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ショールームを入れ替え心機一転だ。

B4を並べレヴォーグを納めた。
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良い感じの色合いになった。


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床を見ると、
儚く絶えたハグロケバエの亡骸があった。

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これは丁度良い。

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手土産にしよう。


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さっそくクロヤマアリに届けた。

観察続けると可愛くなるよね
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要塞の近くで大改修の最中だろう。

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ところが何となく気配が違う。

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とりあえず手土産を置いた。

以前、
ハグロケバエを引きずり込む様子を観察した。

絶対に大好物のはずだ。


何しろ望桜荘の庭で、
まるで土が沸騰する様な激しい動きを見た。

物凄い数の幼虫が土から湧き出てもんどりうっていた。

この地の昆虫たちの輪廻転生が何千年も繰り返されている。

だから、
その場所にあるモノが大好物なんだ。
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思った通りだ。

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置いた途端に蟻が来て、
嬉しそうに引っ張っていく。
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すると巣穴の中から、
見たことも無い小石のようなものが現れた。

何だ?
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となりの巣穴に入れるかと思ったら、

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素通りしていく。

先を見ると、
同じような物体を二匹の蟻が凄いスピードで運んでいた。

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蟻の行列調べたら、
矢印の所に新たな要塞が出現した。
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これは凄い。

もう分蜂するのか。

10個ぐらいが行列して運ばれている。

気温が上がらぬうちに運ぶのか。

後で分ったが、
彼等には急ぐ理由があった。

野生の勘は凄い。

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一個取り上げて机の上に置き、
中を調べたい衝動と戦った。

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借りただけなので返すことにした。

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すぐ戻しに行くと、
大掛かりな捜索活動が始まっていた。

凄い社会性だ。

やっぱり社会性の高い生物には、
濃厚接触どころか、
濃密接触が必要だよ。

そっと戻すと、
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目にもとまらぬ速さで巣穴に消えた。

リモートワークなんて、
IT系のやつらは我が世の春の如き浮かれようだ。

甘い!
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イキモノの基本は何か。

人間は濃密接触と共に進化した。

ウイルス如きは、
珍しいもんじゃない。

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その直後から大雨が降った。

自然に負けない本能を持つんだ。

新しい要塞は静かなようで、
枯葉を上手く巣穴の屋根にして、
雨が上がるのを待っていた。
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前の要塞はどうなのか。

ハグロケバエを引きずり込んだから、
こちらにも多くの蟻が生息しているはずだ。


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良く見てみよう。


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巣穴の入り口で、
働きアリの目が光っていた。

彼等を奴隷にしようと、
サムライアリが来たら大変だ。

しっかり役割分担があるね。

雨に打たれ要塞はガタガタだ。

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これじゃあ雨水で水浸しだろ。


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土木作業を手伝った。



さあ、
この後どうなるのか。

ちょっと楽しみだね。
人間の過ちを正し教えてくれそうだ。

Commented by 上村雄司 at 2020-05-12 22:52 x
いい感じで手伝いましたね~(笑)
Commented by b-faction at 2020-05-13 20:28
上村さん、雨漏れが止まったようです(笑)
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by b-faction | 2020-05-12 21:33 | Comments(2)

毎日の活動やスバルについてご紹介します


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