クロヤマアリとハグロケバエ
2020年 05月 12日
稲村さんに戴いた、
黒い粒はブルーベリーだろう。
芳醇な味わいだ。
人間が好きだからでは無くて、
一気に繁殖活動に及ぶのだ。
何千と言う数が舞っていた。
左側のオスが交接管を長く伸ばしメスと合体している。
狂ったように舞う内に、
このように舞い降りると、
オスの寿命は直ぐに尽きる。
なんという儚い・・・・!
大宮君が近くに居たので、
「一発であの世へ行くんだぜ」とオスとしての儚さを確かめ合った。
B4を並べレヴォーグを納めた。
儚く絶えたハグロケバエの亡骸があった。
これは丁度良い。
観察続けると可愛くなるよね
以前、
ハグロケバエを引きずり込む様子を観察した。
絶対に大好物のはずだ。
何しろ望桜荘の庭で、
まるで土が沸騰する様な激しい動きを見た。
物凄い数の幼虫が土から湧き出てもんどりうっていた。
この地の昆虫たちの輪廻転生が何千年も繰り返されている。
だから、
その場所にあるモノが大好物なんだ。
置いた途端に蟻が来て、
嬉しそうに引っ張っていく。
見たことも無い小石のようなものが現れた。
何だ?
先を見ると、
同じような物体を二匹の蟻が凄いスピードで運んでいた。
矢印の所に新たな要塞が出現した。
もう分蜂するのか。
10個ぐらいが行列して運ばれている。
気温が上がらぬうちに運ぶのか。
後で分ったが、
彼等には急ぐ理由があった。
野生の勘は凄い。
中を調べたい衝動と戦った。
大掛かりな捜索活動が始まっていた。
凄い社会性だ。
やっぱり社会性の高い生物には、
濃厚接触どころか、
濃密接触が必要だよ。
そっと戻すと、
リモートワークなんて、
IT系のやつらは我が世の春の如き浮かれようだ。
甘い!
人間は濃密接触と共に進化した。
ウイルス如きは、
珍しいもんじゃない。
自然に負けない本能を持つんだ。
新しい要塞は静かなようで、
枯葉を上手く巣穴の屋根にして、
雨が上がるのを待っていた。
ハグロケバエを引きずり込んだから、
こちらにも多くの蟻が生息しているはずだ。
働きアリの目が光っていた。
彼等を奴隷にしようと、
サムライアリが来たら大変だ。
しっかり役割分担があるね。
雨に打たれ要塞はガタガタだ。
さあ、
この後どうなるのか。
ちょっと楽しみだね。
人間の過ちを正し教えてくれそうだ。
by b-faction
| 2020-05-12 21:33
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