久しぶりに御嶽を真正面から眺めた。
中津川をスタートすると、
前方に一つ前のアースカラーが現れた。
五代目フォレスターのジャスミングリーンだ。
新緑の季節にふさわしい、
本当に素敵な色だな。
本道から脇道にそれた。
道路前方に大きな鳥が数羽見えた。
ブレーキをかけながら近づくと、
パーッと飛び去った。
何か長い塊が見え、
うねるように動いた。
大きな蛇だ。
鳥に襲われたというより、
道路上で弱って動けなかったのかもしれない。
近づくと気丈に鎌首を持ち上げ、
グルグルととぐろを巻いた。
なんとなく痩せてるな。
少しジャスミングリーンの衣を着ている。
これは久しぶりに見る青大将かな。
蛇は好きだが、
流石に敵意を見せる相手を掴めない。
近くに都合の良い枝があった。
ずっしりと良い感じだ。
子孫を残せよと、
溝に逃がした。
拾った棒なので、
汚れはしなかったが、
とても手が気持ち悪い。
ちょっと先に水場があるのを思い出した。
そこへ向かうと、
道の真ん中に猿が何匹も座ってる。
クルマを見ても、
こちらが反対車線だから逃げもしない。
図太い奴らだ。
水場の近くなので、
クルマを止めて外に出たら、
けたたましいサルの鳴き声が頭の上から響いた。
と同時に、
見えないところにいたサルが、
ノソノソと退散し始めた。
どこにいたのか、
茂みから急に出てきた。
頭上の猿は見張り役だったのだ。
激しく鳴き声を上げている。
なんだろう。
何か警戒信号を発してる。
と思ったら、
子ザルが数匹茂みの中から現れた。
なるほど、
実習中だったのだ。
綺麗な清水がステンレス流し台に注がれる、
道端の水場を離れ先に進むと、
水蒸気を吐く御嶽が現れた。
かなり激しく立ち上っていたが、
クルマを出たらスッと消えた。
水蒸気を吐く御嶽とB4のツーショットを取ろうとしたが、
活火山の勢いが萎えてしまったようだ。
と思ったら、
また噴出した。
地獄谷から激しく出ていたようだ。
ここでしか見られない風景だ。
御嶽山は大きな複合山体なので、
見る場所に応じて様々な変化が楽しめる。
さあ、もっと近くに行こう。
キーを捻る。
BOXER6は、すぐに快音を奏で「速く走らせろ」とせがんだ。
「塊り感」の高いクルマで、思い通りのラインとレースが楽しめる。
そしてシフトチェンジが楽しい。
ダブルクラッチを踏んでシフトダウンすると、クルマがきびきび動き出す。
急なコーナーが近づいたら、ヒール&トゥで減速すると、次の立ち上がりが強烈に気持ち良い。
動画
動画を見れば、このクルマに素晴らしさが一目瞭然だ。
同じ高出力対応のTY85型ギヤボックスだが、WRX STIとは味付けが違う。
レバー比が違うので、動画のようにスルスル入る。
ボディもスッキリとコンパクトだけど、それに対して中身は相当強靭で芳醇なんだ。
車体剛性について言えば、旧型に比べターボだと100kgも軽量化を徹底した。それににも関わらず、高い次元の強靭性を持つので、高トルクな6気筒を易々と飲み込む。
最高に贅沢なクルマだ。ブルーベリーも元気だった。
久しぶりに放牧された木曽馬にも合えた。
災いが落ち着いたら、
ぜひ乗馬を楽しんで欲しい。
木曽馬に触れると、
クルマが家畜だと実感できる。
仔馬が増えていた。
絶滅しかけた木曽馬は、
順調に繁殖を続けている。
人が人のために改良し、
自らの力だけでは生きることができない。
この二つには多くの共通性がある。
だから、
可愛くてたまらない。
ブルーベリー畑の環境も、
最高の状態に維持されている。
今年は当たり年だ。
500円玉くらいの、
甘くてたまらないブルーベリーが、
ワサワサ実る様子を想像してほしい。
かっこいい草刈り機だ。
一台欲しいな。
更にパワーをもらおう。
この災いから立ち上がるために、
体が自然に滝つぼへと向いた。
この環境だから閃くんだ。
「何か」をね。
さあ、
止まない雨はない。
明日も元気に行こうじゃないか。
これから泳ぐ!
みんな張り切っていこうぜ!!