穴があくほど見つめていた。

ロードカッターは時々見るけど、
このホワイト塗装が目を引く。
建設機械というと、
濃い黄色がポピュラーだから。

機械の名称も消され、
ペットマークが描かれている。
酒井重工業の機械かな。
ロードカッターER555Fならば、
目に留まったのも必然だろう。
栄光のナンバー555を身に纏う。
凄いな。
操ってみたい。
それにトレーラーも専用設計のようで、
そのオペレーターは凄い技量の持ち主に違いない。
最近思うことは、
コヴィッド19で大変だけど、
バスが減ってマナーの悪さが目に留まらなくなった。
酷い時は追い越し車線を十数台のバスが平気で連なったり、
明らかに登坂路で無理だとわかっているのに、
そこから他のバスやトラックを追い越そうとしたり、
目に余るマナーの悪さを感じていた。
それが最近では、
トラックドライバーの運転マナーに感動する事さえある。
特にプロ中のプロは違う。
ある意味でコヴィッド19以前は、
プロじゃなくても、
バスを転がす要件を与えられていたのかもしれない。

いずれにせよ、
日本の大型トラックは、
もっと登坂車線を使うべきだし、
中央自動車道では起伏の激しさを頭に入れ、
なるべく追い越し車線を使わないようにすべきだ。
バスは論外だった。
自分のことしか考えていない。
働くトラックも随分多様化した。
前方の不思議なタンクを積んだトラックは、

どう見ても工業製品を運ぶように見えたが、
積んでいるのはお酒だった。
写真を見て、
中身がアルコール、
しかもウオッカのような蒸留酒だとわかった。
飲むアルコールを、
大量に工業生産して運んでいる。
野菜も大量に工業生産するから、
別に珍しい事では無い。
44度のアルコールだ。
缶入り飲料に使うのだろう。
まさに材料運搬車だ。
悪酔いするので、
飲まないように心がける強い酒で、
最近は需要が多いのだと感じた。
テレビで宣伝するストロング酒を飲んだが、
缶一本で酔える代わりに、
体への負担が多かった。
味とアルコールの強さがリニアじゃないので、
飲みすぎるのだろう。
このような液体を運ぶだけでなく、
様々なガスも運搬されている。
エアウオーターなど、
液体窒素の運搬車も多い。

その日、
面白いトラックを駐車場で見つけた。
おお!これは面白い。
正統派トラック野郎と見た。

優しさを感じさせるが、
本当のやさしさを見せるなら、
「そっと」じゃだめだ。
きつく抱くんだ。
ステアリングはきつく握って、
掌で押せるつもりで切る!
などと一人でニヤニヤしながら走り始めると、

群馬ナンバーのトラックにまた出会って、
ちょっと辟易とした。
国道19号線は群馬に繋がるので、
群馬ナンバーを夜間もよく見かける。
なぜか多くの群馬ナンバーは、
絶対に追い越し車線を譲らず、
ひたすら右を走り続ける。
もっと哲学を持とうよ。
空っ風の国じゃないか。
木枯し紋次郎が泣いている。
ステアリングをきつく持つと、
良いことも多い。
急なパンクやトラブルで、
ステアリングが取られても、
ドキッとしなくてよくなる。
雨が多いと特にそうだ。
クルマがふらふらするのには、
空気圧も大きく影響する。
自動車のエアチェックは、
2週間に一度が基本だが、
なかなか守る人は少ない。
社用車も注意してるが、
時々異常を感じて調べると、
タイヤが問題を抱えている。
タイヤバーストと、
タイヤのパンクは根本的に違う。

トラブルの多くはスローパンクチャーだ。
ほぼ9割がた左の後輪で発生する。

このレガシィも典型的なスローパンクチャーで、
貸し出す直前に点検したが、
問題を発見できなかった。
エアが少なかったので補充したと聞き、
お詫びかたがた訪問してクルマを交換して、
良く調べると随分前から刺さっているとおぼしき、
ビスが見つかった。
道路はかまぼこ上に設計され、
異物はどうしても路肩にたまる。
それを前輪が引き起こし、
後輪が踏むというメカニズムだ。

パンク修理して、

エアチェックし問題解決だ。
エアーの品質も重要で、
コンプレッサーの維持点検も欠かせない。
それに加え最新のドライヤーを装着し、

エアータンクに空気をためる。
こうしたエア・サプライが重要だ。
そのための努力も惜しまない。
スクロールコンプレッサーの消耗品を交換した。
オイルエレメントだけでなく、
セパレーターエレメントを交換し、
潤滑オイルを新品に入れ替える。

各部のOリングやファスナーシールを交換し、
リターンパイプとスプリング、
それに小さなピストンを交換した。

こうすることで安定した運転が可能になり、
ドライヤーをしっかり通したエアーの品質は高い。
しかしそれ以上の品質も必要なので、
思い切って窒素ガスの導入に踏み切った。

正直に言うと窒素ガスを入れて、
後心地が変わったりするわけではなく、
それで性能が飛躍的に伸びたりしない。

普通の空気が混じったからと言って、
化学変化を起こすわけでもない。
この小さな部品はエアーバルブキャップだ。
窒素ガス充填後のクルマにつける。
ニュルのパドックには、
アクアラングにつけるような美しいボンベが並ぶ。
そこからタイヤに空気を入れるのだが、
安定したレース運びをするために、
イコールコンディションのエアーを入れている。
当社もコンプレッサーの状態にかかわらず、
万が一ドライヤーの能力が下がったとしても、
新品のタイヤに第三者が品質保証したエアーを入れることにした。

空気品質が安定し、
当社で装着したタイヤの標準化が可能になる。
蛇口と同じ方向に頭頂部のコックを開ける
上のように元栓があるので、
工具は外して近くで管理する。
元栓を開けたら、

下部の圧力計を見ながら正面のバルブを蛇口のように開く。
この時、
一気に開かず調整しながら止める。
絶対に全開しない。
法律で禁止されているためだ。

上のメーターは新品のボンベで15MPa(メガパスカル)を指す。
このメーターが窒素の残量を示す
使用すると徐々に低下し2MPsを下回ると充填能力が無くなる。
なので、
5MPs程度になったら次のボンベに交換する。

こちらが使用時の圧力計で、
左側側面のバルブを開くと窒素充填が可能となる。
その時、
バルブを開いてから0.5MPs程度を指すように調整する。
なぜならば、
0.4MPs程度の圧力があれば十分だけど、
実際に使うと圧力が少しダウンするからだ。

これを蛇口方向に開け閉めし、
窒素漏れがないか、
定期的に石鹸水で接合部を点検する。