空気品質の管理強化
2020年 07月 11日
びっくりするようなものが現れた。
異常ではないが尋常じゃない。
こんな機械が大好きなので、
穴があくほど見つめていた。
ロードカッターは時々見るけど、
機械の名称も消され、
どう見ても工業製品を運ぶように見えたが、
その日、
優しさを感じさせるが、
群馬ナンバーのトラックにまた出会って、
トラブルの多くはスローパンクチャーだ。
このレガシィも典型的なスローパンクチャーで、
パンク修理して、
エアチェックし問題解決だ。
エアータンクに空気をためる。 各部のOリングやファスナーシールを交換し、 こうすることで安定した運転が可能になり、
正直に言うと窒素ガスを入れて、 普通の空気が混じったからと言って、
このホワイト塗装が目を引く。
建設機械というと、
濃い黄色がポピュラーだから。
ペットマークが描かれている。
酒井重工業の機械かな。
ロードカッターER555Fならば、
目に留まったのも必然だろう。
栄光のナンバー555を身に纏う。
凄いな。
操ってみたい。
それにトレーラーも専用設計のようで、
そのオペレーターは凄い技量の持ち主に違いない。
最近思うことは、
コヴィッド19で大変だけど、
バスが減ってマナーの悪さが目に留まらなくなった。
酷い時は追い越し車線を十数台のバスが平気で連なったり、
明らかに登坂路で無理だとわかっているのに、
そこから他のバスやトラックを追い越そうとしたり、
目に余るマナーの悪さを感じていた。
それが最近では、
トラックドライバーの運転マナーに感動する事さえある。
特にプロ中のプロは違う。
ある意味でコヴィッド19以前は、
プロじゃなくても、
バスを転がす要件を与えられていたのかもしれない。
いずれにせよ、
日本の大型トラックは、
もっと登坂車線を使うべきだし、
中央自動車道では起伏の激しさを頭に入れ、
なるべく追い越し車線を使わないようにすべきだ。
バスは論外だった。
自分のことしか考えていない。
働くトラックも随分多様化した。
前方の不思議なタンクを積んだトラックは、
積んでいるのはお酒だった。
写真を見て、
中身がアルコール、
しかもウオッカのような蒸留酒だとわかった。
飲むアルコールを、
大量に工業生産して運んでいる。
野菜も大量に工業生産するから、
別に珍しい事では無い。
44度のアルコールだ。
缶入り飲料に使うのだろう。
まさに材料運搬車だ。
悪酔いするので、
飲まないように心がける強い酒で、
最近は需要が多いのだと感じた。
テレビで宣伝するストロング酒を飲んだが、
缶一本で酔える代わりに、
体への負担が多かった。
味とアルコールの強さがリニアじゃないので、
飲みすぎるのだろう。
このような液体を運ぶだけでなく、
様々なガスも運搬されている。
エアウオーターなど、
液体窒素の運搬車も多い。
面白いトラックを駐車場で見つけた。
おお!これは面白い。
正統派トラック野郎と見た。
本当のやさしさを見せるなら、
「そっと」じゃだめだ。
きつく抱くんだ。
ステアリングはきつく握って、
掌で押せるつもりで切る!
などと一人でニヤニヤしながら走り始めると、
ちょっと辟易とした。
国道19号線は群馬に繋がるので、
群馬ナンバーを夜間もよく見かける。
なぜか多くの群馬ナンバーは、
絶対に追い越し車線を譲らず、
ひたすら右を走り続ける。
もっと哲学を持とうよ。
空っ風の国じゃないか。
木枯し紋次郎が泣いている。
ステアリングをきつく持つと、
良いことも多い。
急なパンクやトラブルで、
ステアリングが取られても、
ドキッとしなくてよくなる。
雨が多いと特にそうだ。
クルマがふらふらするのには、
空気圧も大きく影響する。
自動車のエアチェックは、
2週間に一度が基本だが、
なかなか守る人は少ない。
社用車も注意してるが、
時々異常を感じて調べると、
タイヤが問題を抱えている。
タイヤバーストと、
タイヤのパンクは根本的に違う。
ほぼ9割がた左の後輪で発生する。
貸し出す直前に点検したが、
問題を発見できなかった。
エアが少なかったので補充したと聞き、
お詫びかたがた訪問してクルマを交換して、
良く調べると随分前から刺さっているとおぼしき、
ビスが見つかった。
道路はかまぼこ上に設計され、
異物はどうしても路肩にたまる。
それを前輪が引き起こし、
後輪が踏むというメカニズムだ。
エアーの品質も重要で、
コンプレッサーの維持点検も欠かせない。
それに加え最新のドライヤーを装着し、
こうしたエア・サプライが重要だ。
そのための努力も惜しまない。
スクロールコンプレッサーの消耗品を交換した。
オイルエレメントだけでなく、
セパレーターエレメントを交換し、
潤滑オイルを新品に入れ替える。
リターンパイプとスプリング、
それに小さなピストンを交換した。
ドライヤーをしっかり通したエアーの品質は高い。
しかしそれ以上の品質も必要なので、
思い切って窒素ガスの導入に踏み切った。
後心地が変わったりするわけではなく、
それで性能が飛躍的に伸びたりしない。
化学変化を起こすわけでもない。
この小さな部品はエアーバルブキャップだ。
窒素ガス充填後のクルマにつける。
ニュルのパドックには、
アクアラングにつけるような美しいボンベが並ぶ。
そこからタイヤに空気を入れるのだが、
安定したレース運びをするために、
イコールコンディションのエアーを入れている。
当社もコンプレッサーの状態にかかわらず、
万が一ドライヤーの能力が下がったとしても、
新品のタイヤに第三者が品質保証したエアーを入れることにした。
空気品質が安定し、
当社で装着したタイヤの標準化が可能になる。
蛇口と同じ方向に頭頂部のコックを開ける
上のように元栓があるので、
工具は外して近くで管理する。
元栓を開けたら、
下部の圧力計を見ながら正面のバルブを蛇口のように開く。
この時、
一気に開かず調整しながら止める。
絶対に全開しない。
法律で禁止されているためだ。
上のメーターは新品のボンベで15MPa(メガパスカル)を指す。
このメーターが窒素の残量を示す
使用すると徐々に低下し2MPsを下回ると充填能力が無くなる。
なので、
5MPs程度になったら次のボンベに交換する。
こちらが使用時の圧力計で、
左側側面のバルブを開くと窒素充填が可能となる。
その時、
バルブを開いてから0.5MPs程度を指すように調整する。
なぜならば、
0.4MPs程度の圧力があれば十分だけど、
実際に使うと圧力が少しダウンするからだ。
これを蛇口方向に開け閉めし、
窒素漏れがないか、
定期的に石鹸水で接合部を点検する。
そして、
必ず使い終わったら専用工具で元栓を閉める。
元栓を閉めたらホースとバルブ内の窒素を抜き、
残圧を残さないよう注意する。
これを社内に徹底し、
コンチネンタルタイヤにふさわしい、
空気品質に強化した。
ぜひコンチネンタルのタイヤを、
積極的に使って欲しい。
岐阜スバルから何の前触れもなく、
清水部長がやってきた。
胃に穴が開いたような顔をしている。
可愛そうに。
また誰かにいじめられたのだろう。
申し訳ありませんが、
BRZの生産計画が変わりました。
そうなのか。
一週間でスバルの方針が変わり、
予定通り7月20日迄受注を続けるのだという。
嘘はいけないので、
ちゃんと伝えに来た清水部長は立派だ。
まあ、
限定生産じゃないから許される行為だ。
というわけで、
生産終了がまだ先なので、
受注再開したそうだ。
買いそびれたと思っていたスバリストに、
入手の枠が広がった。
このチャンスを生かしてほしい。
そして、
もっと奥を想像すると面白い。
スバルが底力を見せ、
自らの予想以上に売れちゃた。
逆にトヨタならもっと売るかと思ったのに、
予想よりも売れていないのかな。
生産台数には物理的限界がある。
今回はスバルも反省して、
限定台数を明らかにしていない。
それはとても良いことだ。
デビューとフィナーレで、
まさに同じ兆候を見せたね。
清水部長、
わざわざご説明戴きありがとうございました。
ただし、
何度もこういうことをしていると、
「オオカミ少年」と呼ばれるようになり、
スバルブランドに傷がつく。
ユトリたちへの忠告も、
一つだけ付け加えたい。
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by
MABE
at 2020-07-14 12:47
x
代田社長、こんにちは。
横浜在住の安部です。
遅くなりましたがお誕生日おめでとうございます!
ますますのご活躍を祈念しております。
また、大雨の被害がなくて何よりと存じます。
引き続き雨模様でございますのでくれぐれもお気を付けください。
ところでスローパンクチャーのお話を拝読して、私もまったく同じ経験をしたのを思い出しました。
以前乗っていた重量級FFのホンダインスパイアの最終型で前輪がスローパンクチャーを起こしました。
月に一度は空気圧チェックをしておりましたが、あるとき大阪へ向けて走っていて400㎞も走ったころにちょっとおかしいと感じてサービスエリアでタイヤを見ましたら明らかに一本だけ空気が減っていました。
ガソリンスタンドで見てもらいましたら釘が刺さっていました。
幸い修理可能だったので直してもらって走ることができました。
しかしこれは怖いと思いその後はサードパーティのTPMSを取り付けております。
頑丈な製品でB4にも引き継いでおりまして、もう6年以上問題なく動作しております。
スマホのアプリでリアルタイムに空気圧とタイヤ内の空気の温度が見られますが、アプリを起動していない時でも車内に置いてある別のコントローラが乗車時に空気圧が正常であるアラーム音を鳴らしてくれ、異常があれば走行中でもアラーム音で知らせてくれます。
日本でもTPMSが義務化されれば特に高速道路でのタイヤトラブルは大きく減るのではないかと思います。
横浜在住の安部です。
遅くなりましたがお誕生日おめでとうございます!
ますますのご活躍を祈念しております。
また、大雨の被害がなくて何よりと存じます。
引き続き雨模様でございますのでくれぐれもお気を付けください。
ところでスローパンクチャーのお話を拝読して、私もまったく同じ経験をしたのを思い出しました。
以前乗っていた重量級FFのホンダインスパイアの最終型で前輪がスローパンクチャーを起こしました。
月に一度は空気圧チェックをしておりましたが、あるとき大阪へ向けて走っていて400㎞も走ったころにちょっとおかしいと感じてサービスエリアでタイヤを見ましたら明らかに一本だけ空気が減っていました。
ガソリンスタンドで見てもらいましたら釘が刺さっていました。
幸い修理可能だったので直してもらって走ることができました。
しかしこれは怖いと思いその後はサードパーティのTPMSを取り付けております。
頑丈な製品でB4にも引き継いでおりまして、もう6年以上問題なく動作しております。
スマホのアプリでリアルタイムに空気圧とタイヤ内の空気の温度が見られますが、アプリを起動していない時でも車内に置いてある別のコントローラが乗車時に空気圧が正常であるアラーム音を鳴らしてくれ、異常があれば走行中でもアラーム音で知らせてくれます。
日本でもTPMSが義務化されれば特に高速道路でのタイヤトラブルは大きく減るのではないかと思います。
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b-faction at 2020-07-14 17:13
安部さん、ありがとうございます。米国のアセントに装着されましたから次期WRXには当然のごとく搭載するであろうと念じています。ニュルでのトレーニングでタイヤプレッシャーと温度を知ることはとても大事だと痛感してます。下手だと温度が上がるのでバロメーターになります。
Commented
by
MABE
at 2020-07-15 09:58
x
代田社長、おはようございます。
横浜在住の安部です。
ご返信恐れ入ります。
ニュルのような過酷なところでも上手な運転と下手な運転ではタイヤ内の空気温度が違うんですね。
勉強になりました。
FFのインスパイアでは走り始めるとフロントタイヤの空気温度がすぐに上がり始めました。
高速でも山道でもフロントタイヤとリアタイヤの空気温度の差はとても大きかったです。
1.6トン超えのクルマを前輪だけで駆動しているんですから当然だろうと思います。
B4に乗り始めて気づいたのはフロントとリアの空気温度の差が非常に少ないことです。
リアタイヤもしっかり仕事してくれているよなあと頼もしく思っております。(笑)
横浜在住の安部です。
ご返信恐れ入ります。
ニュルのような過酷なところでも上手な運転と下手な運転ではタイヤ内の空気温度が違うんですね。
勉強になりました。
FFのインスパイアでは走り始めるとフロントタイヤの空気温度がすぐに上がり始めました。
高速でも山道でもフロントタイヤとリアタイヤの空気温度の差はとても大きかったです。
1.6トン超えのクルマを前輪だけで駆動しているんですから当然だろうと思います。
B4に乗り始めて気づいたのはフロントとリアの空気温度の差が非常に少ないことです。
リアタイヤもしっかり仕事してくれているよなあと頼もしく思っております。(笑)
by b-faction
| 2020-07-11 22:23
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Comments(3)