インプレッサWRXのマルチプレートトランスファーを分解
2020年 07月 19日
先月の20日に撮影した時、
すでに大きな整備は完了していた。
ところが、
全く納得できない事が一つあった。
その作業も遂に終わって、
昨夜無事に高速テストも完了した。
そして、
梅雨明けの空を迎え、
今日も朝から草取りに励んだ。
お客様が各所から来訪されるので、
気持ちの良い空間を提供するためだ。
ブルーベリーの収穫は一休みだ。
可愛いフューチャーカスタマーがいらっしゃるので、

待ち人来りて、
たくさんブルーベリーを採ってもらった。

ひと汗かいたので、


ラムネの開け方を学んでいる。
飲み方のセオリーも教えた。
玉が転がらないように、
窪みで支えるのだ。
楽しいひと時をありがとう。
このインプレッサを輝かせる道のりは、

決して悪い子じゃなく、
大切に飼われていた素敵なクルマだ。
けれど、
やはり見えないところに疲れが溜まる。
最近は素人のクルマ屋さんも増えたので、
仕入れたクルマを右から左へ売ることが当たり前だ。
点検ぐらいするのは当たり前かと思ったら、
そうでは無い事も多いようだ。
ある相談では、
車検がついてるのに、
点検ステッカーが貼って無かった。
つまり検査に持ち込んで、
現状は保安基準を満たしてるだけで、
全く整備されてないクルマも見た。
オークションで付く評価点だけを頼りに、
簡単に転売してしまうヒトもよく居るようだ。
勿論買う側も色入だ。
値段に吊られて安さ優先だと、
お互いに同じ穴の狢となる。
このクルマの場合、
車検は残っていて危なくは無かったが、
クルマそのものは限界点に達していた。

中津スバルなら可愛がるはずだと、
その行く手も気にかけている。
それはスバリストに共通する、
クルマへの愛なのだ。
まず一通りの点検を、
法定12か月点検として実施した。
各種消耗品を交換し、
テスター上の安全レベルに合致させた。
テスター上の安全レベルに合致させた。

黄ばんだヘッドライトも、
アイマニュキュアのプロトタイプで改善した。
走行テストの結果、
ブレーキは制動力がスムーズに出ないし、
熱を持つと急激に安定性が低下する。

ダンパーは論外だった。
とっくに限界を超えていて、
十分な減衰力が出ない。
コスパを優先し、
純正のカヤバを選んだが、
バックオーダーで入荷迄一か月以上かかった。

純正採用されるだけあり決して悪いものではない。
特にスポーツワゴンにとって、
きわめてバランスが重要なので、
金額を考えると全く同じものを取り付けるほうが良い。


ブレーキも徹底的に整備するため、

過激に使われたクルマではないので、
ローターの厚さは十分あった。
4枚ともローターレーサーで研磨できた。


油圧のかかる部分を分解清掃し、
シールを交換後ブレーキオイルを抜き替えた。

前後とも対向ピストンのキャリパーだ。

赤キャリパーを流用しているが、
このブレーキは十分高性能で文句なしだ。


赤い対向キャリパーだ。
交換してフルテストしたが、
その走りに落胆した。

変速フィーリングも良くなかった。
マルチプレートトランスファーという、
4輪駆動デバイスは世界初の摩擦を使った駆動力伝達装置だ。
そのシステムは、
改善に改善を重ねられ、
今ではフォレスターの基幹部品として君臨する。
米国のアセントなど、
思いものを牽引する能力迄与えられたが、
その試練にも耐えたシステムだ。
まずトランスミッションのオイルパンを取り外し、

この位置から内部を精査し、

内部に大きな損傷はないと判断した。

当然ながら最初の点検で新油に交換したので、

コントロールバルブから垂れるオイルの雫に濁りもない。
オイルパンはかなり汚れていた。

並行してオイルパンを精緻に掃除する。

一緒に交換して余裕を出す。


このプレッシャープレートの交換は、
普段あまりやりたがらない面倒な仕事だ。
ドライブプレートと、
ドリブンプレートが交互に組み合わされている。

内側で噛むプレートに分かれていて、
それぞれ駆動する側とされる側に当たる。

連続可変でトルクを伝える。
それにより、
スムーズな駆動力伝達と、
接続切断が瞬時に可能になる世界初のシステムだ。
一見問題なさそうだが、

全て交換し、
ATFを圧送交換したら、
それまでの問題がきれいさっぱり解決した。
そしてゴールドのホイールを改め、
最新カラーのマグネタイトグレーを与えた。

DWS06を履かせたら、
まさにとびっきりのスポーツツアラーに生まれかわった。
まさにレヴォーグのご先祖様として、
人々の脳裏にくっきりと焼き付ける存在に蘇った。
嬉しいね。
また凄い奴を復活させることができたよ。
動画もぜひ楽しんで欲しい。
by b-faction
| 2020-07-19 21:23
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