カワサキエンジンの凄味を語るラビットモア
2020年 07月 23日

そのセンスの良さに痺れてしまった。
BRZを見て、
「ワイナリーの経営者の方ですか」と声を掛けられた。

ちょっとインプレッサハウスに、

その中で特に異彩を放っていたのが、
久しぶりに訪れたら、

その性能を確かめることができた。

田口さんもかつてはSTIをぐいぐい走らせた人なので、

やっぱりガソリンエンジンは良いね。

乾燥重量はかなりあり、

エンジン全開の状態で、

ハイドロリック スタティック トランスミッション(HST)は、

前進無段変速と後退が連続して可能になる。

前進更新を繰り返す時は、

これは面白い。

この蕎麦に、

幸せだなぁ。
夏には夏の食い物が合うね。
そのショールームはとても面白い。

なんとなく雰囲気が似ていて、
商品の見せ方が大胆だ。

ラビットモアだった。

店内に人影が全くなかった。
商品も皆無だ。
一体何があったのか。
裏に回ると男性が一人掃除をしていた。
その人の話では、
昨年の水害でこのあたり一帯がすべて水没したそうで、
このショールームもやっと掃除に区切りがついたとの事。
知らずとは言え、
大変失礼しました。
一台だけ倉庫にあったラビットモアを見学し、
中津川に戻った。
そして中津川の農機具の老舗、
中津川動力さんの取り計らいで、

乗り物には変わりないが、
自動車とは全く異なる原理で動き、
その興味は尽きることがない。
中津川動力の、
田口専務の説明でラビットモアを始動させた。

この優れた乗り物の説明がとても上手い。
いくらクルマの知識があっても、
これを手足のように動かすためには、
念入りな指導助言が必要だ。
つまり「餅は餅屋で」と言う事になる。
説明を聞いて、
まず驚いたのは始動後、
すぐスロットルを全開にして、
トランスミッションの調整で速度を上げる。

搭載してる発動機はカワサキのV型2気筒OHVエンジンだ。
ロビンエンジン無き今、
最も興味のあるブランドで、
16馬力の出力を活かすと、
ちょっとびっくりするような速度で走る。
これは慣れると、
狭い場所でドリフトターンも可能だ。
デフロックも付いて使い易い設計だ。

ヒトの背の高さぐらいまでの草を、
平気でガンガン蹴散らす。
トランスミッションは油圧式無段変速「HST」を搭載し、

アクセルペダルか、
右側に装着されたスロットルレバーで速度調整する。
左手側には歯の高さ調整と、
サイドブレーキレバーのようなカッターダウンが付いていて、
それを降ろさないと走り出さない安全設計だ。

リニアトロニックのような機械式無段変速機ではなく、
油圧式無段変速機のためユニークな機能を多々持つ。
リニアトロニックの動作原理なら、
図を見ただけですぐ理解できるが、
HSTの動作を図で理解するのには時間が必要だ。
ユニークなのは閉ざされた回路の中で、
斜板を正逆両方向に可変させてトルクを伝える。
従ってフルスロットルの状態で、
アクセルまたはハンドレバーを正逆に操作するだけで、

つまり微速度で走行させたい時はレバーを使い、

特徴的なシーソー状のアクセルに足を乗せ、
前後に踏み分ける。
するとこの可愛いうさぎちゃんは、
前後に移動を繰り返し、
行き止まりの場所でも長い草を綺麗に刈れる。

エンジン音も素敵だし、
HSTの高効率な動力伝達で恐ろしいほど速く走る。
どうして惹かれたのかな。
一つは車名だろう。
ラビットと聞くだけで、
スバル好きは血が騒ぐ。
何しろ富士重工初の登録商標だ。
スクーターのラビットは、
有名なスクーターだった。
今でもその商標が生きていると聞いたが、
その真偽は定かではない。
そして、
ロビンエンジンの存在だ。
以前ならばロビンエンジンの選択も、
恐らく可能だっただろう。
今は産業エンジン部門を売却したので、
スバル性のミニエンジンはすべて姿を消した。
中津川動力の田口社長は、
かつて岐阜県下のロビン会会長を努められた方でもある。
そんな思いも絡み合い、
ラビットモアに強烈な親しみを持った。
あまりに面白く、
このまま続けると熱中症になるかもしれないと、
昼食の時間を前に片づけた。
昼飯に選んだのは、
やっぱりこれだね。

ちょっと首ったけだ。
体を結構動かして、
疲れたし暑いので、
今シーズン初めてのかき氷も食べた。

夏には夏の食い物が合うね。
やっと梅雨も明けたかな。
連休が始まり遠方からのお客様が増えた。
明日も予約で忙しい。
精一杯頑張ろう。
お客様にお見せする車両が、
今日ようやく完全に仕上がった。
さあ、
これからテストだ。
明日もお楽しみに。
by b-faction
| 2020-07-23 21:10
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