藤沢の中原さんからメールを頂いた。ご厚意に甘えて、中古ミニカーを再生していただくようお願いした。見た途端に、何か異様な興味を抱いて、購入したクラウンコンフォートだった。
預けてから写真を探したが、他のミニカーの写真はあるのに、このクラウンだけどこにも見当たらない。
内装に異物が付着し、黒塗装もはがれかけでタクシー看板も読みにくかった。
メールに画像を添付していただき、大変ありがたかった。
元の状態をつぶさに紹介できる。変な壊れ方をしているし、内装が白くボケている。
「その原因がわかりました」と記されていた。どうもルーフにある行灯が取れてしまい、アロンアルファで取り付けたようだ。
それを付けるための穴がルーフに開いている。
そこから垂れた接着剤が、内装とガラスを強力に接着してしまった。そこで無理やり分離し、塗装工程に移るそうだ。塗色を何にするか提案があり、
中原さんが推奨する色に決めた。
オリジナルの黒ではなく、2代目~7代目あたりまで純正色で存在した、ウッドミストグレーか、ミズリナグリーンという色が相応しいとある。
検索したらミズリナ湖という、実在するヨーロッパの湖をモチーフにしている。
色を検索して驚いた。このクルマの色とそっくりだ。瞬時にこの色を選んだ。
ありがとうございました。楽しみに待ちます。
これは学生時代から持ち続ける、栄光のスバルだ。
型式はA15と言い、どのスバルが一番好きかと聞かれたら、今でも迷うことなく「A15だ」と答える。
以前にも紹介したこの通称名称スバル1300Gは、当社のお世話になっている鈑金職人の伊藤さんが、この色を絶対に塗るべきだと選んでくれた専用色だ。
独特の古臭いメタリックのライトグリーンだけど、進める理由は「この色は抜群の艶が出る」と言う事だった。
余程の事が無ければ、ヒトの勧めには素直に従うので、その時も迷わずに言った。「その色を塗ってください」
その判断は正解だった。
それにしても、スバル1000やff-1のミニカーはいくらでも入手できるのに、この最強マシンの1300Gを誰もミニカーにしようとしない。
当社が採寸を全面的にバックアップするので、2ドアと4ドアのシリーズで作って売ったらいかがだろうか。
とにかく1300Gは凄い。
今の最新型にも共通することだが、フルモデルチェンジ末期のモデルは、必ず次のエッセンスを何かしら纏うものだ。
例えば植松さんにお譲りした、ハイパーブルーのXVは、明らかにリヤサスの追従性と接地性が、その前に比べ激変していた。
これはSGPのエッセンスが入ったことで、
動的解析が綿密に進みセッティングの見直しに役立ったに違いない。
だからスバル1000の最終型である1300Gは、
かなりレベルが高いクルマになっていた。
その後登場する、
スバルレオーネのエッセンスが注入されたからだろう。
このブログには、
1300Gの画像を大きく取り上げているが、
レオーネとレガシィを繋いだ、
大いなる立役者をも語っている。
ぜひ振り返って、
もう一度良く見てほしい。
さて、
水曜日に最新型のインプレッサスポーツを、
ワインディングロードで徹底的に検証した。
やっぱり乗って走らせて味わいながら、
その時の感性で伝えないと、
正直に言ってクルマの本質をつぶさに伝えられない。
匂い以外は全てわかるよう、
一生懸命注意深く走らせたので、
ぜひ購入を検討中のスバリストは参考にして欲しい。
XVでは赤いクルマを使って解説したが、
低く構えたSPORTでは未開拓の領域だった。
かわら版を作るための取材だが、
ブログ愛読者のためにプレゼントしよう。
明日もお楽しみに。