
中津川にはまだ鰻を焼いて売る魚屋がある。
肌寒いぐらいだが、
夏バテ防止の季節ものだ。
美味しくいただいた。
子供の頃は、
鰻はうなぎ屋で食うもんであり、
魚屋で買えない贅沢品だった。
それがスーパーでも簡単に飼えるようになり、
今ではコンビニでも買うことができる。
たまに川で鰻が獲れると、
家にある七輪で焼いていた覚えもあるが、
大概の場合タレで挫折していた。
この魚屋のタレはなかなかのもので、
スーパーで買う鰻とは一線を画していた。

長雨が続き、
草取りを中断していた。
雨の合間に、
この場所の事を思い出した。

墓石と思しきモノを偶然掘り出し、
守り神代わりに鎮座させた。
12年ほど経過して、
それがこの初夏を迎えバックリと割れた。
先月から何度かに分けて接着して、

R2の下で休ませていた。
どこぞの輩が我田引水する行為は、
最近鳴りを潜めているようだが、
水面下で交渉が続いているのだろう。

静岡空港があり、
新幹線がいずれ格下扱いになるのなら、
駅ぐらいJRが作れとゴネているようにしか見えない。
その解り切った要求に、
企業としてまんまと乗る訳にはいかない。
それがあからさまになれば、
同じごね方が通用すると、
日本中に知れ渡るだろう。
日本人はそこが甘い。
その点は米国は凄まじいほど論理的だ。
例えば9.11のようなテロがあったり、
占拠や爆破でされ多くの犠牲者出たとしても、
脅しの要求には一切乗らない。
その代わり、
「目には目を」で徹底的に追い詰め、
首謀者と見極めれば、
一人の個人を超近代的な兵器で確実に殺戮する。
同じ「ヒト」として、
原子爆弾を食らった立場からすると、
これはとても恐ろしい奴らだが、
友好国として見た時に「スラブ系」より遥かにましだ。
静岡もあまりやり過ぎない方が、
今後の納まりどころが良くなるだろう。

墓石を抱えたら異常なほど重く感じた。
やっぱりただの石じゃないな。
脱腸が再発しないように気を付けて運んだ。
何となくキャスターで運ぶのが畏れ多い石だな。

元の場所に収めると、
不安定な形なのに、
なぜかピタッと貼り付いたように落ち着く。
雨が降り始めたので、
そのまま一晩放置した。
今日も朝の一瞬、
晴れ間がのぞいたので草取りを再開した。
そして、
一晩経って雨に洗われた墓石の周りに石を詰め、
ロックハンマーで叩いて隙間を埋めた。

直後から雲行きが怪しくなり、
激しい雨が降り始めた。

草取りした庭を見ると苔が隆々と育っていた。
苔には最高なのだろうが、
ちょっと雨が多すぎる。

朝叩いて固定した場所を確認した。

塩梅良く雨で土が柔らかくなり、
しっかり立ってた。

裏側にある庭石との間に小石を入れ、
スペーサー代わりに使った。
裏側を綺麗に見せることも大切だ。
しかしこれ以上雨に晒すと、
冬になりまた崩壊を繰り返す。
今のうちに、
簡単な祠(ほこら)のようなものを置きたいが、
専門外なので良い姿が思い浮かばない。
良いアドバイスがあれば、
是非とも頂戴したい。
あくまでも社員が力を合わせ、
作ると良いと考えている。
どんな些細な事でもお伝えいただけると嬉しい。

雨の活力朝礼で、
初代ECVTの修復作業も続く。
結局プーリーを取り外した。
見学に来られる方へ、
もっと美しい姿を見せたいからだ。
課長の指導で息子が自主的に進めてくれている。
機構の勉強にもなるので、
決して無駄な事じゃないし、
自分の生まれる前に日本中のメーカーのお手本を作った、
スバルの真実を知ることは大切だ。

中途半端なラッカー塗料が塗られていたので、
剥離作業も続いていた。
最初は簡単に清掃するつもりが、
徹底的な改善へとステアリングを切り直した。

プライマリープーリーとセカンダリープーリーの関係や、
油圧回路の美しさは触れた者にしか解らない芸術性を持つ。

スチールベルトも他のパーツが良くなるにつれ、
徐々にみすぼらしさを増してきた。
その結果、

一部を組付けた段階で、
次の決心をしたようだ。

これぐらい徹底的に綺麗になると、
中途半端な作業は悔いを残す。
社長は確かコマを一つ持ってますね。
貸してもらえますかと息子が言った。
イイよと差し出すと、

次に気が付いた時、
スチールベルトも見事に分解され、
全てのコマが何かの液体に漬けられて密封されている。
どんな工程を思いついたのか、
この先が楽しみだ。
E-5ATのフリュード交換を終えたWRXは、

杉本君の手で着実に整備が続いている。

新たな課題が見つかった。

ステアリングギヤボックスからの、
かなりわずかなオイル漏れだ。

床には垂れないほどの微量なので、
前のオーナーは知っていて放置したのだろう。

脱脂してしまえばそれまでだが、
妥協は後々悔いを残す。
部品を交換するため、
入荷するまでリフトから降ろし、

その間にEyeマニキュアを施工することになった。
商品化を進めているため、
社内におけるスキルアップを兼ね、
一番大きなヘッドライトを持つ、
アウトバックにも施工中だ。

こうして見ると、
五代目レガシィのヘッドライトにかけた執念が解る。
スバルのバッテリーを搭載する位置から、
どうしても回り込んだ立体的な前照灯を与えられなかった。
クルマが小さいのも、
それを助長し平べったいフェイスのクルマばかりだったが、
フラッグシップらしい顔つきに変わった。
ライトを比べるだけで一目瞭然だ。
デカいから磨くのに倍近く時間を食う。
しかし着実にスキルアップを目指し、
全社体制で一致団結して取組中だ。
20Bの改善も始まった。

たいていの部品は用意できるが、
ヒューエルリッドだけは手に入らない。
なので板金加工で自作するが、

最初の作品に経年劣化が生じた。
夏祭りで展示するので、

再生加工の真っ最中だ。
まあ、
これもクルマ屋として必要なモノづくりなので、
試行錯誤の積み重ねが大切だ。
作ろうとする意欲が素晴らしい。

そんな時に、
お得意様からの差し入れは嬉しい。

先日、
名古屋の長谷川さんに戴いたバターパイの封を切った。

なんて素朴で美味しいのか。
これは鰻パイと真逆に位置する美味しいお菓子だ。
ありがとうございました。
連休最終日の今日は、
いつもにも増して見学者が多かった。

カウンターにうず高くアンケートが置かれていた。
様々な感想を読ませていただいたが、
全てに「満足した」と書かれていた。
4連休でもっとも見学のみの来場者が多く、
しかも県内と隣の飯田市でそのほとんどを占めた。
GoToは失策を招いたけれど、
それが近い所を見直す良い契機になった気もする。
東京の人がもっと東京を知ろうとするように、
その地なるものをじっくり見直すのも面白い。
ご来場ありがとうございました。
勿論遠方からも来場は続いていて、
今日は兵庫県の神戸市から赤西さんがいらっしゃった。
リフレッシュ整備の前点検で、
中津の名店「わくり」の蕎麦も味わいがてら来訪された。
昨日も25万キロからのリフレッシュや、
車検直後のセカンドオピニオンのための来訪など、
様々なスバリストとの出会いが続く。

雨は激しく降り、
道路が川のようになる時もあるけど、
からっからに干上がるのも怖い。
今年の春先は水不足だった。
実際に雪も降らず夏の渇水が心配されたのがウソのようだ。

だからブルーベリーは豊作だ。
次々と実を成すので、
お得意様にプレゼントを続けている。
収穫したら綺麗に洗い、
専用のパックに入れて冷蔵庫で休ませる。
無農薬で完全有機栽培だ。

鳥もしゃぶり付くほど美味しい。
ただ、
ちょっと降りすぎで横を流れる六地蔵川の水量が、
またぞろ怪しくなってきた。

望桜荘の裏を透水舗装にして大正解だ。

以前の舗装前も一部水はけの悪い所があったが、
その場所が今でもよくわかる。
浸透しなくなった。

花壇も同じで水はけの悪さと、
雨水が多くなり地下の含有量が飽和状態なのが見て取れる。
こうした状態が地滑りを引き起こすのだ。

草は元気いっぱいで、
どんどん伸びて止まらない。

SVXは決してスクラップじゃないが、

このままだと草むらのヒーローになっちまう。
速く短く刈って堆肥に転用だ。
工房では三重の松島さんから預かった、
SVXの徹底車検が続いている。

基幹機能の整備は完了した。
日本で最後になる、
新品のプロペラシャフトを、
このクルマに装着できた。
天候回復が待ち遠しい。
晴れなきゃできない、
最後の課題が待っている。
暫く無理かな。
それでは、
明日もよろしくお願いします。