新型レヴォーグのエンジンとスターバックスコーヒー
2020年 08月 30日

隣のファミマでも良かったが、
信号の先で出入りする煩雑さが面倒で、
そのまま高速道路に乗っかった。
グーンと加速して恵那峡サービスエリアに入った。
その中にあるスタバで、
ドリップコーヒーを頼むと、
「外に出て待て」と言う。
恥ずかしい事に、
少しむかついた。
けど、
平静を装ったさ。
大人げないのでね。
それで、
「大きめのカップに水ください」と言った。
それなのに、
小さい紙コップに入れようとしたので、
「もっと大きいのに入れて」と駄々をこねた。
困ったおっさんだと思われたかもしれない。
外で意外に長く待たされた気がするのは、
用意されて無かったからだろう。
このくそ暑いのに、
ホットコーヒーを飲みたがる奴は少ないからね。
冷たいと、
なぜか胃が気持ち悪くなる。
コーヒーじゃなきゃ飲めるけどね。
特に缶コーヒーが苦手だ。
さて、
ドリップコーヒーは税別で290円だから、

丁度ホームセンターに用事があり、

S203が生まれたあと、 ベースが鷹の目に更新されたのを待って、 更に強烈な走行安定性を手に入れたプレミアムカーだ。
まだフレキシブルパーツが誕生する前で、 STIの開発陣は路面のアンジュレーションを拾う特性を、 ヤマハの開発したパフォーマンスダンパーで解決した。 
S203はあっという間に完売したが、S204は発売の間隔が短い事もあり、 それほどの勢いを持たなかった。
トヨタが手に入れる余地が生まれた。
彼らはS204の実力を詳細に分析し、 余りの素晴らしさに驚いた。
当時のトヨタ関係者から直接聞いた話だが、 「S204をチームでテストして、 富士重工の底力に驚き、 提携へのステップが大きく進んだ」と言う。
さあ本題に入ろう。

モータージャーナリストの菰田さんに、

あの日も暑くて大変だった。

なので窓の外側が結露している。

強靭な防爆機能を持つのだろう。

あちこちで扇風機が大活躍していた。

この時は三菱が日産に呑み込まれるとは思ってなかった。

もう一台のミライが居て、

トヨタの所有するミライは、

その後スバルマガジンの編集長を努められたご縁で、

電動車レースの狭間に、

ぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろ。

おばさんが泡を吹いたらしい。

すると見たこともない豪快なクルマが姿を現した。

このクルマで察しがついた。

余り言葉は通じないけど、

傘の移動に応じて、

彼女たちは今の韓国に対しても、

昆虫的な複眼を持ち、

只者じゃない事がすぐ分かった。

フロントドアの付け根を見て、

メーターは真っ暗だからフル液晶なのだろう。

オルガンタイプのペタルが並ぶ。

これはシフトスイッチかな。

上から順に、

そこで5年前の今日を振り返り、
ファミマに対して3倍の価格だ。
やっぱりスタバのコーヒーは、
雰囲気を味わいながら、
モバイルも使ってお店の中で飲むべきなのだろう。
けれど、
ドライバーにとってコーヒー程度は、
空気みたいなものだから、
運転中に口へと運ぶ栄養素だ。
スタバがユニークなのは、
ワンモアサービスがあることだ。
以前は変なアプリが無くても100円だったが、
最近は税別で150円取る。
出張先からの帰路、
もう一杯飲むことにした。

帰りは恵那インターで降りて最新のカーマを見学した。
その新しくできたショッピングエリアに、
スタバがオープンしたので初めて寄った。
空の紙コップが出たかと思うほど、
レジで迅速にコーヒーが提供され、
思わず目が真ん丸になった。
2杯で税別440円なので、
喫茶店でコーヒー飲むよりお得かな。
実はスタバの店内が苦手なんだ。
凄く綺麗でコンテンポラリーなのに、
電気仕掛けの代物が山ほどあり、
電気仕掛けの耳当て付けた女性がいる。
まるで妖怪のように黄緑色の耳をして、
薄暗いと小便ちびりそうになるほど怖い。
常に愛想笑いしてるオンナを見ると、
ケツがモゾモゾして長居できない。
爺の証なのかもしれないね。
だいたいドリップとミストの区別もつかない。
アメリカンとホットだけで、
コーヒーチケット2000円払って喫茶店に屯した、
あの時代の後遺症だろうか。
「お洒落」を受け付けないカラダなのかもしれない。
その点で隣のファミマは簡単だ。
その辺のおばさんの笑顔で、
素手で紙コップを手渡され、
自分でガッガガ・・・ジャーと出るコーヒーを入れる。
そして、
誰が触ったかわからないような蓋取り出し、
ブスッとかぶせて持ち帰る。
たまにはめ損ねてこぼすけど、
それもご愛敬だ。
気楽だよね。
それで税込み100円だから、
クルマ人間にはこれで十分だ。
スタバが日本に上陸したのは、
今からちょうど24年前の8月だ。
銀座に第一号店を出し、
その年は日本に5店舗を展開した。
その1996年と言えば、
スバルにとっても節目となる忘れられない年だ。
その予兆は前の年からあった。
まず最近クローズアップされている、
スバル第二のテストコース「美深」が北海道で建設された。
耐寒テスト目的の小さな施設が、
今や世界的に見ても最新鋭のADAS実証施設だ。
アイサイトXはここで生まれている。
アイサイトの前身であるADAも、
1995年に発売されたが、
それは偶然の一致だろう。
95年にはもっと凄い出来事があった。
WRCで初のタイトルを獲得した。
それはメイクスに留まらず、
ドライバーズチャンピオンまで獲得した。
コリン・マクレーの快挙だった。
テストコースを作ることは、
クルマの開発と言う根本に沿った、
最も本質的な要素だ。
優れた仕事を目指していたのだと、
今振り返ると良く解る。
そして1996年に、
ボクサーエンジンは大革新を迎え、
「マスター4」を名乗った。
CMキャラクターは、
ロッド・スチュワートからメル・ギブソンへ。
愛称はフォーシーズンスレガシィ。
この時レガシィのターボエンジンが280馬力を達成し、
その事ばかりに注目が集まった。
いまの状況と真逆なんだ。
やっぱり四半世紀ってかなり長いんだ。
まるで昨日のようだけど。
そのマスター4はもう一つの目玉を持っていた。
それがリーンバーンだ。
国内2リットルクラストップレベルの低燃費を誇り、
従来のエンジンを上回る最大トルクを発揮した。
当時は5速マニュアルに限定され、
ベースグレードのTX-Sのみに用意されたエンジンは、
何と約20%もの燃費向上を果たした。
けど、
誰も見向きもしなかった。
最大トルクが従来を上回ったにも関わらず、
そんなことに耳を貸そうとしなかった。
リーンバーンと聞いただけで、
まるで詐欺師のようにスカなエンジンだと、
勝手に誤解して興味を持とうとしなかった。
だから、
一度も乗ったこともないし、
売ったこともないし、
中古車で仕入れたこともない。
ひょっとしたら、
見たこともないかもしれない。
全く今とは逆の扱いだ。
スタバが日本に上陸した頃のスバルは、
しいて言えば「らしさ」100%だったのかもしれない。
その9年後の2005年にスバルは大きく舵を切った。
GMの破綻を契機に、
トヨタと業務提携を進める事に合意したのだ。
良いタイミングだった。
なぜか。
提携を模索中のトヨタは、
その可能性を分析する過程で、
秘かに絶好の題材を手に入れた。
それがこのクルマだ。


5年前の今日、
どこに居たと思う。
実はFISCOのピットに居た。

バッテリーカーのレースに、
トヨタのミライで参加するから、
ピットクルーを引き受けてほしいと頼まれた。
面白い経験だった。

フューエルセルシステムが熱を持つと、
フェイルセーフモードに入るので、
待機中はエアコン全開で冷やした。

マフラーの無い特徴的なリアフロア。
シーンと静まり返っているのに、
エアコンだけが動き床下に水滴がしたたる。

水素に火が付いたらひとたまりもない。
トヨタだからできる、
とてつもないチャレンジだ。
技術的優位性は実証できるが、
とてもビジネスベースに乗る仕事ではない。
隣では給電されるバッテリカーが待機し、

バッテリーカーは熱にさいなまれる。
勿論のこと内燃機も熱との戦いだが、
思ったよりもバッテリーカーは熱の影響を受ける。

日産のゴーンが相当悪い奴だとは気づいてたけどね。
リーフの誕生には、
かなりの裏があると思うね。
さて富士スピードウエイには、

レースには2台が参加した。
そのうちの一台は、
カートップの社有車だった。
今日改めて写真を見て気が付いた。
左端は現編集長の三澤さんじゃないのかな。
面白い縁だな。
この時はまだお互いの事を全く知らない。

サーキット迄キャリアカーで運ばれてきた。
とこらが彼らは、
東京からミライを自走させて、
このレースに参加した。
水素って簡単に入手できないから、
かなり度胸のある人たちだと思ったね。

すっかり親しくなった。
昨年はインプレッサハウスに来訪された。
コヴィッド19の影響で、
最近は取材活動も大変だろう。
その時、
もっと驚いたことがあった。

突然サーキットが異様な雰囲気に包まれ始めた。
おばさんおばさんおばさんおばさん。

オバサンオバサンオバサンオバサン。
ぞろぞろぞろぞろピーポーピーポー。
え?何、どういう事??

熱中症かと思ったけれど、
どうも違うようだ。
何かに触れ興奮して悶絶したのか、
ひっくり返ったらしい。
ピポピポピーポーピーポーピーポー。
そんな騒ぎがあって、
少しおばさんの勢いも平静さを取り戻した。

どっかで見たことあるけど見たことないような、
独特の仏壇カラーの変なレーシングカーだ。
SINCEの使い方にインテリジェンスを感じない。
なんだろうと思案しながら、

一連の興行なのだろう。
スタッフは若くて元気だった。

片言の英語で意思を疎通した。
と、
またしても、
おばさんおばさんおばさんおばさんおばさん

オバサンオバサンオバサンオバサン
凄いな。

これほどの親和性を持つのだろうか。
その実態は知らない。
個人同士の話は別にして、
国と言う単位で考えた時、
当時でもこれほどの親和性を持たなかったので、
いくら韓流ブームとは言え驚いた。
それと同時に、
ほどほどにした方が良いと感じたね。
もう少しゆっくりとお互いを理解しあい、
強固な関係を作ることが、
お互いの信頼構築に一番必要だな。
5年で随分世の中が変わったね。
これも良い経験だった。
サーキットがまるで違う世界に変わった瞬間だった。
さて、
FISCOの駐車場に、
見たこともないクルマがあった。
デンと座っている様子に、
オーラは出ていないが面白そうではあった。

どこから見ても本格的なスポーツカーだ。
ドアを開けてシートに座ると、


このクルマがカーボンコンポジットで出来ていることを知った。
エアベントグリルの下に、
切り替えスイッチがあり、


ボルト留めが見えるほどスパルタンだ。

左はオートマチックとマニュアルモードのボタンだろう。
一速のスイッチとリバース、
それにニュートラルとシンプルだ。
右に特徴的な装置がある。
アルミ削り出しのスイッチに、

d:ダイナミック
n:ナチュラル
a:オールウエザー
の文字が刻まれドライブモードが選べる。
DNA?
スバルにもSI-DRIVEがあるように、
このクルマにも似たような装置が付き、
アルファD・N・Aと呼ばれる。
詳細は良く解らないが、
このクルマだけのアルファRaceモードも用意され、
ローンチコントロールできるという。
多分画面切り替えからアルファRaceモードを選択し、
ブレーキペタルを踏んでアクセル全開。
その時に左パドルを一回引いておくと、
ブレーキ離した途端にする加速する強烈な仕組みだ。
この時、
日独伊三国同盟を思い出した。
スバルとは全くフィロソフィーが違う。
ドイツ人が冗談で、
「イタリアを入れず日本とドイツなら戦争で勝った」と、
ビール飲みながらこっそり言った。
カーボンモノコックで出来ていて、
スペックは凄いが、
細部の煮詰めが甘い。
GMを介してスバルと組んだ時代もあったが、
デザイン以外では大きな効果を生んでない。
と言うか、
そのデザインも結構ボロクソに言って、
最後は追い出したような印象だ。
なので記憶の片隅に追いやられていた。
そういえば今日になって思い出したのだが、
スバルがFA/FBより小さいエンジンを、
鋭意開発中だと知ったのは、
この直後の事だった。
FB16やFA20では、
ダウンサイジングになっていないと言う、
スバルに対する真剣な質問への回答だった。
2015年の秋に、
将来に期待を持てる話を聞いた。
嬉しかったね。
その排気量は、
当時の知る限りの情報で、
1.7リットルだと推察した。

改めてこのクルマが何だったのか調べ直した。
アルファロメオのC4は、
今では絶版したスポーツカーだ。
カーボンフレームを採用しているので、
さぞかし軽いと思ったら1100kgの車両重量だ。
こういう所もスバルとは根本的に考え方が違う。
座って興味を失った理由は簡単で、
欲しいと全く思わなかった。
クルマから伝わってくる、
独特の体温のようなもので、
刺激的かもしれないが持ちたくない。
これちょっとぶつけただけでも、
直すのに相当な努力が必要だ。



論理性や整合性を感じない、
独特のエモーショナルなデザインだ。
価格が内容に対して安く、
税抜きで700万円台だった。

安全基準によるものだろうか。
鉄ほど使い慣れていないので、
安く売ろうとすると辻褄が合わなくなる。
それでもスペックを調べると、
なかなか元気で面白そうなエンジンだ。
96A1型直列4気筒はボアストが83.0×80.5でその比は1.03 トルクは350N・mなので車重1100kgだとトルクウエイトレシオ3.14だ。
フムフム。
排気量は1750ccか。
最近のSシリーズは重いので、
少し前のスバルWRX「S206」と比べてみるか。

EJ20型水平対向はボアストが92.0×75.0でその比は1.23 トルクは431N・mなので車重1470kgだとトルクウエイトレシオ3.41か。

凄いボアスト比の高回転型エンジンだ。
それにこっちはルーフだけカーボンで、
あとは鉄を中心に使っている。
プロペラシャフトは勿論、
フロントの駆動系もあるし、
センターデフも凝ったのが付いている。
更に次に行こう。

全く新しいエンジンと比べるのも面白い。
似たような排気量だがボアスト比がまるで違い、
かなりのロングストロークエンジンだ。
世代の違いを如実に感じた。
新しいレヴォーグの1795ccのスペックは以下の通りだ。
CB18型水平対向はボアストが80.6×88.0でその比は0.92 トルクは300N・mなので車重1550kgだとトルクウエイトレシオは5.16だ。
こうしてみると、
エンジンが小さくなったのに、
ストロークはとても長いね。
コンテンポラリーなエンジンになってるな。
5.16のトルクウエイトレシオも、
見方によっては悪くないぞ。
スクエアなボアスト比で、
圧倒的に面白いNAエンジンがある。

FA20型水平対向はボアストが86.0×86.0でその比は1.00 トルクは212N・mだけど車重1220kgだからトルクウエイトレシオは5.75だ。
でも、
充分スポーツカーとして成り立っている。

このことから、
乗らなくても想像できる。
新しいレヴォーグの面白さがね。

今一体何が起きてるのか。
電動車のレースは面白かった。
でも最初の内だけで電欠を避け知恵でゴールを目指す姿にも感動した。
けど血は騒がないね。
韓国のレーシングチームが現れ、
爆音が響いたとき「これだぜ!」って感じたのが、
やっぱり正直な気持ちなんだ。
電動車も必要で、
使い分けする時代が来た。
けれど効率で考えると、
内燃機に分がある気がするんだよね。
原発があった時代は電動車オリエンテッドで良かったけれど、
この5年を見て、
愛読者の皆さんは何を思っているのかな。
それでは、
また明日。
by b-faction
| 2020-08-30 19:23
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