クルマの排気ガスからは窒素酸化物が出る。
それが大気汚染の素になるので、悪いものは除去せねばならない。
けれど窒素は植物にとって必須要素だ。
稲妻の語源は、稲が豊作になる源だと言う説がある。
カンカン照りの水不足で、大飢饉になることもあれば、日照不足の冷夏もある。
今年は長梅雨の後、カンカン照りが続いた。
自然にはリズムがあり、ヒトはそれに逆らえない。
生き物は皆同じだ。
必死で稲作していた頃は、今とは全く異なる観察眼を持っていたのだろう。死に物狂いで米を作りながら、
稲妻が光ると、なぜか農作物の実りが良くなる事に気付いた。
稲に欠かせない妻だから「稲妻」なんだって。
良い名前だね。センスあるネーミングだ。
自然の世界ではとんでもない環境下で、いろいろな窒素化合物が生まれる。
コドモの頃から雷が大好きだ。
窓を少しだけ開けて、稲妻を見るのが堪らなかった。
絶対安全な場所で、叩きつけるような稲妻を見ると、怖い事は怖いけど、この物凄いエネルギーがなぜ生まれるか不思議だった。
稲光はとてつもないプラズマだ。
大気を構成する最も大きな要素が、プラズマになって活性化し、地上に降り注ぐと植物が喜ぶのだろう。
そんな目で稲妻を見ると、面白くなってくる。
ただの豪雨より強烈な稲妻を伴う雷雨の方が、植物にとっては美味しい水なのかもしれない。
昨夜はXVで、そんな豪雨の中を最後に走った。晩酌で例のレトルトを封切った。
堺市のOさんから届いた、
たこ焼き屋の作ったもつ煮だ。
内臓のモツと言うより、
スジ肉を柔らかく煮込んだイメージで、
理屈抜きに美味い。

これはビールがいくらでも飲めるし、
最後に残った汁に釜揚げした饂飩をぶち込むと、
死にそうになるくらい旨いはずだ。
試したら、
思った通りだった。
落合さん、
ありがとうございました。
好きなものは体に悪い。
とは言えない。
植物が雷雨を好むように、
男もプリン体を好む。
直射日光のもとで抗酸化作用を高めるのだが、
狩りをしない今では逆に働く。
そろそろ、
痛風の発作が近くなる頃だ。
薬に頼り発作を起こさない事が大事だ。
けれども、
男の本能を剥き出しに、
ワイルドに走ることも大事だ。

野性的なクルマで鉄を意識し大自然と対峙する。
こいつは何よりも健康に良い。
川に入って水浴びすると、
野生の血が少し蘇る。
158km走行して、
内容のわりに燃費が良かった。

今朝出勤して改めて感じたのは、

ラジオの使い易さだった。
ナビの内蔵型はオートサーチを使っても、
レスポンスの悪いものが多い。
この純正ナビは、
県をまたいでエリアが変わった時、
オートボタンを押すと比較的早くそのエリアの周波数を掴む。
正直に言うと、
ナビの取説を読んだことが無いので、
適当にボタンを押してカラダで覚え続けて来た。
ちょっとこれからは、
それじゃあダメかもしれないけどね。
なるべくシンプルに、
これまで通りの使い方で、
自然に操作できることも大事だ。
自然に操作できて易しいクルマの最右翼は、

やっぱり6気筒を積んだレガシィに行きつく。
このステキなクルマを、
梶山さんにお譲りすることができてとても嬉しかった。
クルマの好きな人なら、
絶対に気に入っていただけると言う確信がある。

納車式、
おめでとうございました。
レガシィの顔がほころんでいた。
今後とも宜しくお願いいたします。
このころのレガシィはアイボリーを上手くつかった。
鉄板カラーのブラックインテリアと、
アイボリーを上手く使い分け、
最終的にL.L.Beanと良いコラボを生み出した。
丁度その頃に三代目インプレッサが産声を上げ、
レガシィとは違うコラボを誕生させた。
それがBEAMSだった。
企業同士の契約も締結され、
盛んな商品開発が続くと期待したが、
徐々に両社の思惑が乖離し、
簡単に終焉を迎えてしまった。

その最後のコラボが、
アウトバックで生まれた。
まあ、
その後も関係は続いたのだろうが、
何処とのコラボも最後はこんなもんだ。

ただしポルシェデザインのブリッツェン、
L.L.Beanのアウトバックに比べると、
インプレッサのビームスエディションから、
複数の車種に跨ったことは初めてかもしれない。

クルマのセンスの良さは、
やっぱり爆発的に良い。
ただし外装は手を加えず内装のみにとどまった。
白金小豆の三色が選べたけど、
このブリリアントブラウンパール以外選択の意味を感じない。
優れたコーディネートだ。
ここで両者の関係はほぼ終わって、
好評の特装車の後釜は、
スバル内部のデザインに変わった。

そう言い切れる理由は、
アメリカ仕様をそのまんま持ち込んだからだ。

けれども新鮮味があり、
「高い顧問料を払うより、
高いエクステリアパーツを使うぞう!」と気合が見て取れた。
なおで、
迷わず購入した。

三色選べたけど、
ディープチェリーパールしか視野に入らない。
他の色だと陳腐に見えた。

ショールーム映えする凄い良さを放った。
こうして現行モデルにその流れをくむ、
X-ADVANCEが加わった。
これは素晴らしかったが、そのあとがお粗末だった。
どうも「ゑびす」に移転してから、街の雰囲気に慣れ会社のビルもおしゃれになったが、うわべのカッコよさに怠ける傾向が増えた。
そもそもe-BOXERという、詐欺まがいのネーミングが大嫌いで、電池のマークを模したレターマークに虫唾が走る。この電池を積んだほぼキャリーオーバーのシステムに、
無理やりアドバンスというグレードをこじつけたので、
全体を跨ぐ車種間の構成に歪みが生じた。
グリーンのロゴマークと、
X-ADVANCEをセットにしないと、
長い目で見て構築するべき「ブランド」は育たない。
詐欺まがいと言われて腹が立つなら、
なぜ最後の6気筒搭載モデルのグランドマスターを、
最後だと言わずに隠したのか。
ファイナルと言うべき責任があったな。
あれは単なる特別仕様車じゃなかった。
今見ても欲しくなる、
ディープチェリーの結晶だ。
大切にして欲しい。
「中津スバルの濃いスバリストに贈る情報」の新着記事をお知らせします!
記事を見逃さないように通知を受け取りましょう
(ログイン不要・いつでも解除可能)
新着記事を受け取る