
中津川のkisakuは、
気合の入ったランチを作る。
味は文句無しだし、

好みを知り尽くした味付けがニクイ。
塩味は強すぎずアルデンテの感触が、
噛締める程に旨さを引き立てる。

これはスペクタクルだ。
だから、
デザートも台詞を語る。

美味しくいただきました。
その夕刻、

kisakuの方向に水柱が立ち始めた。
低くたなびきたる雲から、
カーテンがたわぶれ、
いとあざけるがのごとく、

水柱が太くなった。
大スペクタクルだ。
振り向くと、
西の空は対照的に明るい。
そして雲の切れ間から青空がのぞくと、

そこには巨大な入道雲がせりあがった。

写真では表しきれない壮大な光景だった。
視線を右に移すと、

笠置山が猛烈な水柱に包まれていた。
360度のパノラマで、
猛烈な天候変化が起きていた。
少し怖くなり社屋に入って、
会議室から窓の外を見ると、

kisaku方面から近づいてきた水柱に、
あたり一帯が呑み込まれていった。

笠置山の姿は平穏に戻ったが、
こちらでは大粒の雨が真っ逆さまに天から落ちた。
自然の恵みを感じながら、
天から与えられたスペクタクルを楽しんだ。スバルにも年に一度のスペクタクルがあり、
全国特約店の表彰と、
スバルショップの表彰が二日にわたって繰り広げられる。
引き出しの中から、
あの当時の名残が現れた。
21世紀を迎え、
スバルの放つスペクタクルに変化が現れた。
2000年の式典では、
「スバル新創世」とサブタイトルが付いた。
会場も宮崎県のシーガイアという、
思い切った場所が選ばれ、
懇親会をオーシャンドームに設定した。
ただ、
バブルの遺産は想像以上に陳腐で、
立ち入りを禁じられた波のあるプールや、
シュガービーチと名付けられた砂浜にがっかりした覚えがある。
そして、
2002年から2004年の竹中時代は、
参加者全員にピンバッジが配布され、
式典の間は身に着けるよう促された。

それが思いがけず引き出しの中から、
巾着袋に入ったまま現れた。
左端のスバルプレミアムシンフォニーは、
2002年の神戸における大会を指す。
二代目フォレスターがデビューした年で、
開催場所は新神戸オリエンタルホテルだった。
国内営業本部のトップは、
クルマにとても詳しい塚原さんだ。
式典後の祝賀会も、
小柳ルミ子と奮発したが、
タレントの人間性はドサ回りで馬脚を現す。
ステージ上で仕事だけこなす姿勢は、
まさに反面教師だった。
初めてのバッジが珍しく、
これは良いと褒めたら、
他の参加者にプレゼントされた記憶がある。
スバルイノベーションは2003年に、
ホテルグランパシフィックメリディアンに於いて開催された。
お台場に出来た高級ホテルでゆりかもめとのアクセスが良い。
本来なら2個あるバッジだが、
1個を会場で紛失したのだろう。
役員に大きな変更はなく祝賀会のタレントを石川さゆりが務めた。
翌月に四代目レガシィ発表を迎える4月22日に開催され、
竹中社長自らが新生ツインカム自然吸気ボクサーの素晴らしさを訴えた。
同時にアニメーションではあったものの、
新世代軽自動車であるR2も実車披露され、
スバルの大転換を印象付けた式典となった。
最後のピンバッジが2004年だ。
ハッキリと2004、
オールスターと書かれているが、
それには大きな訳がある。
竹中社長の下で進められた、
コーポレートアイデンティティーのグローバルスタンダード化だ。
それに対してほぼ目途が着いた頃で、
代理店制度も新しくなり、
あらゆる面で節目となる年だった。
そこで二年連続ながら首都東京が開催地に選ばれ、
会場は赤坂にあるホテルニューオータニだった。
国内営業本部長は奥原さんにスイッチし、
エンターティナーを天童よしみが務めた。
歌もうまいしサービス精神も豊かだった。
ここで国内戦略はひと段落して、
グローバルで成長を目指す商品開発が始まった。
これ以降の式典はオールスター表彰に統一され、
現在のスペクタクルに繋がる。

そんな思い出を引き出しに眠らせるわけにはいかない。
そこで飾り棚に並べた。
棚の中にあるスペースが切迫し、
余り関連のないコレクションを移動するため取り出した。

ブルマのイラスト付きの空き缶を使い、

コレクションを整理していて、
コンタックスのデジカメを見つけた。
このカメラも2004年と関りがある。
洒落た外観と利便性で暫くの間活用した。
典型的なイベントが、
2004年に開催されたラリーJAPANだ。

動画も取れるので重宝し、
北海道にも持参した。
そこで久しぶりに現社長の中村知美さんと再会した。
グングンと頭角を現し、
当時はマーケティング部長の座にあったと記憶している。
会場で久しぶりに言葉を交わした。

その時の写真の中に、
コンタックスを身に着けた姿があった。
それにしても太ってたな。
ちょっとした発見から、
過去を振り返りこれから先を見据える。
最近、
本を読む時間が取れない。

この3冊も机の上に置きっぱなしだった。
ノスヒロを開くと、

良い感じのテントハウスが現れた。
作り方が上手だな。
看板のセンスも卓越している。
大貴さんも元気に活躍しておられる。

あの絶好調なレディーバードに、
また会いたいものだ。
二気筒空冷が持つ、
理想のサウンドを奏でていた。
最高の状態に蘇らせ、
理想のサウンドを奏でるGC8を、
しばしの間休ませる。

今年のL1ラリーは開催の方向で話が進んでいる。
後はドライバーとコ・ドライバーの日程調整が必要だ。
ウイルス禍のなか、
明るい話題を伝えておこう。
正式に開催が決まれば、
即座にエントリーする。
その時は、
ぜひ応援をお願いしたい。