金賞か。
それだけのことはある。
博多の児玉さんに戴いた特別純米酒を、
一滴残らず飲み干した。
美味しかった。
ありがとうございます。
福本さんの納車式も無事終わった。
新聞記者として活躍されているので、転勤も多いのだが、スバルならここで買うと我が社をお選びいただいた。
ありがとうございました。安心してください。中津スバルにはクルマと過ごせる、幸せな空間がキチンと用意されている。
高山市から大田さんがご友人と来訪され、この冬に備えて強固な錆止めを施工された。
彼らは大のスバリストだ。だから、家畜のようにクルマを扱う。錆止めを受けたクルマが,嬉しそうに微笑んでいる。 飛騨高山のお土産を戴いた。
これは初めて見るお菓子だ。パッケージからして、目立つのだが味も際立っていた。
クルミの香りが良く効いた、もっちりして美味しお菓子だ。一度食べてみることをお勧めする。簡単なお菓子なんだけど、なかなか複雑で美味しい甘さと歯ごたえのハーモニーが嬉しい。
美味しかった。
ありがとうございます。
長年苦労してコツコツ積み上げると、複雑だけど甘くて歯ごたえの良いハーモニーが現れる。ここは極めて素っ気ない場所だ。コンクリートむき出しで、
床も荒いし穴まで掘られ、
理解しがたい場所だろう。
建物の中は整っているが、
外部には雑草が生え荒れ放題。
まるで廃墟に見えた。
車検や車両購入されたお客様が、
楽しみながら滞在する施設だ。
滞在されるのは遠方の方が多いけど、
中津川のお客様でも一向にかまわない。
インプレッサハウスは、
インプレッサとヒトが共存する場所だ。
雑草だらけから解放され、
益々居心地の良い空間になりつつある。
苦労してここまで仕上げた。
中に入るとカスタマーをエンジンがお迎えする。
EJ型水平対向エンジンが右上に鎮座し、
その左はFA型水平対向エンジンだ。
手前にあるミッション付きは、
初代の最終型EA82ターボだ。
これらの出自については、
これまでも散々触れてきた。
そのEJ20ターボエンジンの、
注文受付を終了すると宣言したのは、
丁度去年の今頃だった。
その最後を飾るための起爆剤として、
ファイナルエディションというパンダを用意し、
大勢の目を釘付けにさせることに成功した。
これは注目すべき手立てで、
偉大なエンジンは男の花道を飾ることができた。
その反面で、
Sシリーズの開発に苦労したのは、
重大な技術枯渇を迎えていたからだった。
その原因を作った男は、
とっくにSUBARUから逃げ出し、
いまは跡形もない。
しかし、
今は開発の姿勢が活きに変わったので、
捲土重来は目の前に迫った。
実質的に最後のコンプリートカーとなったのは、
S209ではなくS208だった。
EJ25搭載の米国向けの戦略車は、
これからSTIが新たに成長するための橋頭保であり、
国内のスバリストが刮目するほどのクルマではない。
ファイナルエディションも、
Sシリーズに開発済みのエンジンを、
メーカーのラインで搭載しただけのカタログ車なので、
大騒ぎするほどのクルマでもない。
大泉工場で生産する時代から、
STIのエンジンラインで個別生産するようになって、
WRX STI専用エンジンは、
カタログモデルを全てバランスドエンジンにすることができる、
生産面でのポテンシャルを持っていた。
つまり、
スバルの工場の外に出して作るようになってから、
かのエンジンは更に精度が増し、
バランスドエンジンとの境目が少なくなった。
そこを出し惜しみするから、
昴の商品企画はユトリだとなじったのだが、
もう過去の事だ。
過去と言えば、
工場で作られていた時も、
同じEJ20でありながらレガシィとWRXではラインが異なり、
世界で戦うエンジンだと言う気概を持って、
WRXのエンジンラインで働く工員は、
プライドを持って仕事に勤しんでいた。
ここが今のゆとり世代とは、
少し精神構造が違う。
そんな時代だったから、
バランスドエンジンは生き残った。
その証拠となるのが、
S402の存在だ。
あの2.5リットルの専用エンジンは、
ベースがレガシィ専用のため、
あの当時バランスドエンジンとして世に出せなかった。
そこのところもEJ20ターボの特殊なところで、
その話を明日の動画でじっくり語ろうと考えている。
何と言っても、
苦労に苦労を重ね続け、
常に最速の座に居たことがEJ20の誇りだろう。
レガシィで始まり、
最初の試練はマスター4だった。
ここで280馬力を達成したが、
次の試練は二代目インプレッサで訪れた。
それを克服したのち、
新たなPGMは新世紀レガシィの成功を背負って現れた。
航空機を作るためにスバルへ来た男は、
ポテンシャル不足で苦労するラリーカーを、
勝てるクルマに蘇らせると同時に、
三代目WRXの開発を成功させた。
出力は308馬力と、
誰もが目を見張るクルマに生まれ変わった。
トルクを出すことはとても大切だが、
レースではどこまで回せて仕事率を確保するかが重要だ。
EJ20はその資質を最後まで持ち続けた。
だから、
日本人の心の琴線をざわつかせるのだ。
30年も続けば多くの日本人のDNAに、
コイツは刷り込まれたに決まっている。
エンジンを眺めながら螺旋階段を上ると、
そこには特別な施設がある。
最初にこの場所を使った男も、
根っからのスバリストだった。
こんな風呂桶なのに、
涙を流さんばかりに感動してくれた。
彼こそインプレッサを背負う熱い男だ。
同時にヒトの気持ちを大切にする、
スバリストの鏡でもあろう。
その心に応えるために、
本格的な風呂桶を設置しようと努力した。
願いかなったが、
EJ20が苦労を克服したように・・・。
インプレッサハウスの名に恥じない、
永続的な改善を続けている。
取り付けが終わり夜を待った。
間接照明的なルーフシャワーをイメージしたので、女性でもゆっくり楽しめる。
次はバーベキュースペースが課題だ。冷たい水を飲み、頭の中のイメージを膨らませた。
露天風呂と同じ照明を玄関に付け、壁面にバシッと一基LEDをセットした。
これで外でのバーベキューや天ぷら、
それに鍋だって楽しめる。
さて、
究極のEJ20搭載車は何か。
やはり最後のバランス度エンジン搭載車だろう。
その上で、
「鬼」しか作れなかった執念のクルマが、
やはり究極のWRXだな。
鬼の仕事はやはり凄い。
明日は久しぶりに究極のクルマで高原を走る。
お楽しみに。