
動画を撮るには絶好の天気だった。

理屈抜きでカッコ良いので、
やっぱりセダンから離れられない。
中津川というと高級和菓子のイメージが強い。

普段使いのお菓子もあるけど、
たまには懐かしい和菓子屋も良い。
そこで隣町の菓子屋に寄った。

こういう普段使いのお菓子に、
物凄い逸品があったりする。
赤飯まんじゅうは、
この店の得意とするお菓子だ。

近くのガソリンスタンドで給油して、
峠を越えてから高速道路に乗った。

雲一つない青空に南アルプスが浮かび上がる。
絶好の天気の下、
カラダを癒す場所に到着した。

抜群の効能で、
最近ここに来ないと疲れが取れない。

相当な殺菌力を持つので皮膚に良い。
つまり人間にとって有用な常在菌は排除せず、
常在菌の働きを促進する効果があるようだ。
風呂を出てカラダを冷ましていたら、

探検隊らしき姿を眼にした。

やっぱり専門家はこの石が珍しいようだ。
しきりに写真を撮っている。
教授と研究生だろうか。

こんなに色がはっきりと分かれる巨大な岩石こそ、
謎の塩水の原因究明に役立つのだろう。
こんなチャンスは滅多に無いので、
早速川に降りて少しだけ話を伺った。

緑色の岩は緑色片岩ですねと聞くと、
「そうです」と言われた。
黒い所をどう思われますかと聞くと、
「これは泥岩だと思われます」

確かに泥岩だが、
こんな珍しいのはみたことが無い。
出来た時の状態が目に浮かぶ。
海の底の泥からできた岩石だ。
ここの塩水は最近海水だと言われますが、
苦汁が無いのにそうでしょうか、と聞くと、
「いや、海水に成分が似ているだけで何かわからない」
やっぱりね。
太古のロマンのカギは、
そう簡単に開かないんだ。
千葉から調査に来たお二人にお礼を言って、
その場を去りながら、

今日は一つお土産に採取した。

見るからに「採ってよ」と言わんばかりの破片だった。
引っ張ると気持ち良くポロリと抜けた。
イイことあるかな。
こうした地道な研究がいずれ何かの形で実を結ぶのだろう。
凄いパワーを感じる場所に、
最高の相棒と訪れた。
さあ、
動画を楽しんで欲しい。
中津川に戻るため高速道路に乗り、
気分よぶっ飛ばした。

やはり鞭も必要で、
高性能なのにくすぶらせるとカラダに悪い。
ご機嫌が良くなって燃費も伸びた。
省エネ運転なんかしてないよ。
言っとくけどね。

今日も実り多い一日だった。
明日が楽しみだ。
明日は本格的に鞭を入れ、
高速道路を300kmほど走る。
それでは、
おやすみなさい。