2年前の9月25日、俯瞰した東京駅周辺では、
君が悪い程に人影もクルマもまばらだった。
令和への移行や東京オリンピックを控え、
東京は急速に変わりつつあったが、
この日は東京に着いた瞬間から様子が変だった。
妙に気になって写真に残した。
もう長い間、
東京を訪れていないが、
つい昨日の様な気がするな。

二年前のその三日後の朝のことだ。
9月28日の朝、
環境改善で望桜荘の庭を手入れした。
いつの間にか樹木が伸びすぎ、
その影響で日差しが薄かった。
その26か月後、
マリオ達がやって来た。
その日の朝、
同じように望桜荘の庭で写真を撮った。

苔の絨毯がより広く出来上がった。
ステキな雰囲気が出来ている。
それにしても本当に一日が短い。
あれからあっという間に一週間が過ぎた。
「嘘だろ」と思うほど速かった。
彼も同じだろう。
今頃スバルマガジンの原稿執筆で、
徹夜に近い追い込みをしているはずだ。
良い作品を期待している。
頑張って欲しい。
発売は12月の10日。
是非お近くの書店へ。
その日も望桜荘の庭は穏やかな表情を見せていた。
あれからもう一週間か。
彼は熱帯魚を飼っている。
何となくそんなことを思い出したので、
昨日何気なくホームセンターに立ち寄った。

そこでメダカを10匹買ってきた。
これを夜になってから池の中に放った。

今朝、
そっと観察すると池の中央で静止している。
随分黒っぽいメダカに見えるけど、
一緒に売られていた高級メダカが、
余りにもゴージャスだった影響だろう。
メダカが簡単に購入できる、
とても恵まれた時代になった。

子供の頃はグッピーのような熱帯魚なら、
比較的簡単に買う事が出来たが、
それでも今のメダカ一匹50円とは比較にならなかった。
逆にメダカを家で飼おうと思っても、
簡単に購入できなかった。
既に川で簡単に泳ぎ回る魚じゃなかった。
メダカの姿が確認できて、
今朝はちょっと嬉しい気分になった。
カメに食われて一夜で全滅じゃあ淋しい。

早速問題の花壇を改善した。

先日取り上げたように、
この場所に草花を植えても必ず枯れる。
隅っこに一株だけラベンダーが生き残ったっが、
後はスギナしか生えない。

そこで順番に掘り返しては、
スギナの地下茎を取り除くと同時に、
砕石や異物の除去を続けた。
隅っこは比較的堀やすいが、
全体的に物凄く地面が硬い。
スコップに体重をかけても、
ずぶりと突き刺さらないのだ。

それもそのはずで、
掘れば掘るほど砕石がザクザク出てくる。
整地した名残なのだろう。

右のゴミ取り箕の中に、
スギナの根がたっぷり入っている。
いつも苦労させられるが、
この劣悪な土の中に、
地下茎を張り巡らす驚異的な生命力を持っている。
春になると土筆を出すが、
その下にはこんな強靭な茎を張り巡らすのだ。

この悪環境でも生き残るスギナの強さを、
是非見習いながら強く暮らしたいものだ。
一輪車の上で土から砕石を除去して、
有機堆肥を混ぜ合わせた。
半分の堆肥は直接花壇に放り込んで、
スコップで丁寧に混ぜ合わせた。

花壇に土を全て戻し、

兼鎌を使って綺麗に均した。
これでしばらく様子を見て、
休み明けに何をするか考えよう。

昨夜テストしたR2は、
とても素敵な走りを披露した。
コツコツと整備しながら、
大切に展示しているので、
既にこのクルマの事をよくご存じの方も多いだろう。
育てるようにクルマを展示し、
大切に売るのが中津スバルの流儀だ。

走らせながら恍惚感に襲われた。
しなるサスペンション、
伸びやかなエンジン、
爽快な変速フィーリング、
どれをとっても一流の仕上がりだった。

出勤して気づいた点を整備担当者の杉本君に伝え、
検査した上で更に高品質に整える。
硬ければ硬いほど気難しくなる。

ヒトもクルマも同じだ。
RA-Rは鉄ルーフのしなりと、
絶妙なダンパーセッティングで、
胸のすく走りを際立たせたのかと思った。

ところが実際には正直すぎるほど、
性能を数値で示す事に、
拘り抜いたクルマになっていた。

サーキットタイムを出すのには、
恐らく最高の脚になった。
結果を出す男「平川良夫」が、
日本人のために最後に残した傑作だった。
一点だけ相性が悪かったのは、
ニュルブルクリンクで鍛えていない脚だと言う事実だ。

それは確信犯的な事であり、
決して失敗ではない。
その確信犯的な要素を、
平川さんから聞いてはいたが、
ストックの状態でとことん乗り続けて、
一定の答えを導き出す楽しみを続けた。
そこにリヤドロが現われ、
硬い脚のまま雑味を中和させると言う、
神業的な効果を出した。

ならば、
鬼の平川の自信作を、
そろそろ好きなように調教するか。
家畜にえさを与えながら、
役立つように仕込むのと同じだ。
筋の良い家畜なので、
良く懐くだろう。

リヤのバネを外してびっくりした。
平川さんの執念だな。
10回も巻いたバネが取り付けられている。

調教して走らせた。

今度は「嘘だろ」ではなく、
腹の底から笑いがこみ上げた。

ぐへへへへ!
これは予想した通りだ。

本当に面白いクルマだ。
このクルマはEJ20を搭載した、
最後の化け物だから、
もし現在のGDBの立ち位置になった時、
どんなに凄いクルマになるのか。
想像しただけで心が躍る。
持っている人は手放しちゃいけない。
孫子の代まで持ち続けて欲しい。
代々引き継ぐべき家宝のようなWRXだ。
RA-Rを調教している真っ最中に、
ネコが荷物を抱えてやって来た。

「資料」とだけ書いてあった。

箱を開くと丁寧なお手紙と一緒に、
四冊のファイルが丁寧に詰められていた。
埼玉県の塚越さんから、
とても素敵な文化財を頂戴した。
折を見て紹介させて頂こう。
お楽しみに。
さあ、
泳ぎに行くぞ。
カラダがなまってしまって、
今日は朝から腰が痛い。
元気回復だ。
「中津スバルの濃いスバリストに贈る情報」の新着記事をお知らせします!
記事を見逃さないように通知を受け取りましょう
(ログイン不要・いつでも解除可能)
新着記事を受け取る