絵にかいたようなハンズオフが、このトンネルの管理だったのだろう。偶然とは怖い。
昨日ここに入った時は、
あの事件の起きた日迄まだ数日あると思っていた。
フリーハンドだと思っていたら、
「ハンズオフ」、
つまり人任せという言葉だった。
スバルには余り相応しくないね。
ハンズオフでは危機を回避できない。
結局600kmも走ったのに、
渋滞路には出会わなかった。
鍋蓋のような緑色の灯火が点くと、
50km以下で手放し運転ができる。
それにほぼ近い制御をするけど、
速度が速すぎて体験できなかった。
実際に長距離を乗って、
このクルマの良さが更に分かった。
とにかく疲れない。
変なことにも気が付いた。
高性能な車載のナビが、
ポンコツの時代遅れより間抜けな誘導をした。
その経緯を説明しよう。
目黒本町で新型レヴォーグと、
平成25年式のXVで、
同時に中津スバルを目標にセットして、
2台続いてスタートした。
するといつの間にかXVが居ない。
レヴォーグも同じ方向に誘導していたはずなのに、
こののナビは何の前触れもなく方向を変えた。
東名高速の用賀を目指してるらしい。
それではまずいので環八に降りた。
ナビはくどいほど元の方向に戻そうとした。
だが、
土地勘があるので無視して甲州街道に向かった。
目の前に甲州街道が見えてきた。
なのにナビ画面はとぼけた表示だ。
センターモニターには詳細な表示は出るが、
なんだかとても役に立たない。
ここからは次のルートを拾ったのか?
ナビ画面にこそ、
そうした情報を出すべきだが的外れだ。
右に高井戸の入り口があるので、
その先まで右折させてから次の案内になったのかもしれない。
その案内が甘く、
当然のことながら左折した。
甲州街道に乗ったとたん、
そこからは調布を案内する表示に変わった。
同時にスタートしたXVは、
相当先に行ってしまった。
もう一つおかしなことがあった。
アイフォンを充電しようとして出発時につないだが、
全く充電せずUSBポートが違う仕事をする。
とにかくくどいほどこの表示が出て、
アップルカープレイが使えないとぬかす。
そんなもの使う気がないのだが・・・。
使えないのもおかしい。
アイフォンだもの。
業を煮やしてアタッチメントを取り出し、
ライターソケットから給電すると、
あっという間に充電が始まった。
朝見たときに、
ちゃんと給電マークがついていたけどなあ。
普段ならさほど寄らない初狩PAに、
XVとジョイントするために立ち寄った。
すると大きなドームが出来ていた。
ああ、
もうすぐあの日だから準備が始まったのか。
ちょっと立ち寄る気持ちが生まれた。
まだ終わった後だと気が付いてない。
中に入り黙とうをささげ、
帰ろうとして気が付いた。
折り鶴を折るように促すコーナーがあった。
急いでいた。
会社に戻ったら、
違う車で岐阜迄行く必要があった。
けど、
これはやらなきゃ・・・と折り始めた。
こんなに難しかったっけ?
そもそも折り紙は苦手だ。
気持ちが大切だと、
自分に言い聞かせてケーズの中に納めた。
安らかにお眠りください。
そんな感じで、
一日があっという間に過ぎた。
今日も朝から忙しく、
かわら版を午前中に詰め込み発送を終えた。
二時から春日井に行かねばならなくて、
昼ご飯をゆっくり食べてる時間がない。
そこで天羽さんに頂いたラーメンの封を切り、
もやしを一袋入れてレンジにかけた。
これはおいしい。
あとは豆腐とキャベツの千切りにドレッシングかけて、
バランスの良い昼食となった。
インスタント麺は万能食だ。
組み合わせを考えると体に決して悪くない・・・と最近思う。
天羽さん、
ありがとうございました。
そして春日井でSUBARUの主催するレクチャーを受けた。
広和自動車の奥村専務とコンビで、
ハンズオフの体感をした。
彼もクルマに詳しく、
輸入車ディーラーも経営しているため欧州車に詳しい。
ここで初めてハンズオフになった。
なるほど画面の色が変わる。
渋滞時には非常に便利だが、
まだまだ制約も多いのでこれから逐次改善されるだろう。
まず鍋蓋マークが点灯しないケースが散見され、
その理由がいまひとつわからない時がある。
解った例もある。
例えば渋滞路に合流したときは機能しない。
一旦時速75km迄スピードを上げると、
そこから50kmに落ちてからセットが可能になるという。
運転を変わったとたんに機能しなくなった。
アラスクのマスクをかけていたので、
顔認証が出来なかったからだ。
当然、
脇見や居眠りも同時に見るはずだから、
顔が認識できなければ動かなくて当たり前だ。
まあ、
そう考えるとやっぱりよくできているな。
質問した二つの課題のうち、アイフォンが充電できなかったのは、純正のケーブルを使わなかったからだと言う。じゃあ、これから試してみよう。
ナビが変だったのは調べてくれるらしい。
けど名刺交換もせずすたこらさっさと逃げて行ったので、本気で調べる気はないかもしれないね。
あ!違うか。
「読んでますから」と壇上からおっしゃった。
早速機種を報告したい。このナビの方がうまく誘導した。
ただしこの件に関しては当社の北原課長は別の見方だ。
古い方が鈍いのでたまたまうまく誘導したが、最新版はもっと多くの情報を処理するので、決して唐変木ではないという。
なるほど。世の中にはいろいろなっことがあるから面白い。
出会いの多い刺激的な二日間だった。
無理やり聞き出して、得た知識も多かった。
どう考えてもこれまでの制御じゃない。
さあ、ほんとうのことを言え!
「確かにこれまでの電子制御開発ではありません」
作り方も開発のステップも全く違う。
それは当たり前だ。
よそと同じ開発手法など取るはずがない。先輩たちがそうしてきたからね。
昔はサスペンション基礎実験装置を自主開発した。
今はおそらく電子制御統合開発基礎実験施設を編み出したのだろう。東洋最大の飛行機メーカーの遺伝子は、確実にくすぶり続けている。
まだ何かほかにあるだろう。
すると、思わぬ答えが返ってきた。
スバルドライビングアカデミーの講師陣の走りを、実際にデータとして落とし込みました。これはレヴォーグが初めてです。
なるほどね、ちょっとだけだけど、ドアの隙間から室内がのぞけたよ。
ありがとう。
明日は早朝の掃除で始まる。
今夜は早めにプールに行こう。しばらく泳いでないからね。
それでは明日もお楽しみに。