様々な宅配方法があるけれど、
郵便局は老舗中の老舗だ。
学生時代には、
「猫」戦略を東京で目の当たりにし、
のんびりした国営事業の脆さを知ったが、
のんびりも大切だと最近は思う。
郵便局の近くにあれば、
米屋などでさえ「宅急便」の旗が乱立し、
都会には小包下剋上の様相が溢れた。
流れに乗った「フットワーク」の戦略にも驚いた。
何しろ「産直」と宅配を組み合わせ、
かなり成功したベンチャーだった。
なのに、
欧州の罠にかかって道楽に溺れ、
巨額の負債を抱えて自滅してしまった。
スバルも同様の罠にはまったので、
その頃のことをよく覚えている。
夕張メロンを宅配で送るアイディアは、
フットワークの功績だった。
その土地でないと食べられない、
日持ちしないメロンを全国区に引き上げた。
夕張メロンは、
奇跡の全国区となり今もブランドを維持している。
これも、
その土地に行かないとお目にかかれない。
ゆうパックの中に、
とても美味しいブランドが、
ギュッと凝縮して詰まっていた。
大牟田の堺さんから、
丁寧なお手紙と一緒に、
有明の海苔が届いた。
こうした励ましのメッセージも、
何よりも嬉しい心の栄養だ。
ありがとうございます。
カラダの栄養と共に、
大切に戴きます。
徹底的に内装を仕上げ、
一週間がかりでボディの下地を整えた、
稀少なフォレスターにポリマーを掛けている。
黒いボディに中途半端な気持ちでグラスコーティングすると、
どうしても雨染みが固着して取れなくなる。
表面が硬いので厄介だ。
その点ではワックスやポリマーコートに優位性があり、
管理の容易さが定着力の弱さに勝る。
まるでジプシーローズのような、
艶々のボディに蘇った。
磨けば磨くほど、
美しさを増すスタイリッシュパッケージ装着者だ。
5速マニュアルミッションを、
水平対向4気筒DOHC16バルブAVCSエンジンと組み合わせている。
ルミネセントメーターやクルーズコントロール、
17インチアルミにVDCと、
装備充実の面白いクルマだ。
テスト動画を楽しみにして欲しい。
甘いクルマなんだ。
丁度磨き終えた頃、
マリオから美味しそうな包みが届いた。
おお!
モロゾフじゃないか。
ゴンチャロフやモロゾフは、
世界大戦の荒波で翻弄された、
物悲しい歴史を持つ。
なので余計に甘いのだろう。
左右のビスケットを皆に配って、
チョコレートを独り占めしてやろう!
グフフフフ!
一つ食ったら、
止まらない。
さすがに二つで止めて、
棚にそっと入れておいた。
すかさず息子にばれた。
甘い匂いがすると嗅ぎつけられ、
「ダメじゃないか」と叱られて没収された。
心配して取り上げてもらえるので、
病気にならずに済んでいる。
独り占めはいけないね。
師走になり慌しいが、
出来るだけゆっくり行こうじゃないか。
捻じれた社会が元に戻ろうとしている。
ある程度「速度」は必要だが、
行き過ぎた速さを求めすぎたので、
世界が短くなっちゃった。
その結果、
ウイルスが騒ぎ出した。
何も東京に集まらなくても、
会議はできると、
リモートに慣れてきた結果、
東京の存在価値が標準化している。
行き過ぎた膨張に合わせるために、
飛行機並みの速度を求めた。
膨張している間は良かったが、
ヒトの進化の過程で「過ち」だとブレーキがかかった。
やっぱり行き過ぎてたんだな。
クルマを使うと疲れるのは、
乗り方が悪いからだと説明しても、
なかなか理解してもらえない。
道路の使い方が間違ってると、
解り易く説明してるつもりだが、
理由もなく追い越し車線を走りたがる。
そうしたことも、
捻じれの一種なんだ。
馬に乗るには相当の練習が必要で、
馬を「飼う」ためには、
お金だけでなく手間もかかった。
練習と手間を省きすぎて、
結局のところクルマに上手く乗れない、
負のスパイラルに陥る人が多い。
以前は出張するために、
良く新幹線を使った。
新幹線が一番早く安全だと、
勝手に思い込んでいた。
その結果、
在来線も軽視していた。
10年以上前に考え方が変わり、
東京程度の距離ならば、
一切クルマで出張すると決めた。
その結果、
ずいぶん楽だし、
その方が楽しいと解った。
どこぞの県では、
今の新幹線が在来線になるのだから、
空港の下に駅ぐらい作れと、
恫喝する為政者までも現れた。
いいさ、
粘ってろよ。
もう東海道新幹線のままで良いよ。
リニアも凍結が相応しい。
ゆっくり行こうじゃないか。
慌てなくていいからあの「日本の資産」を、
まだ幼い将来の日本を背負う子供たちに、
オトナになってから判断させよう。
リニア中央新幹線が本当に必要か、
その結論を託そうじゃないか。
今までに契約が終わったところまで、
工事を済ませるだけで良い。
そうしたら、
凍結した方が良いね。
これから確実に新幹線需要は減る。
それよりも、
在来線を強化した方が良いね。
飛行機と鉄道が、
速さを競い合う時代じゃなくなった。
ゆっくり行こう。
中央西線と中央東線を再構築する事業に、
もっとお金をかけて、
景色を楽しむ鉄道の旅を加速しようじゃないか。
東京から真っ直ぐ名古屋に向かうことが出来ない、
中央線の欠陥問題を一気に改めよう。
それを新幹線のバイパスにする方が、
これからの時代に相応しいのじゃなかろうか。
ゆっくり行こう。
西暦カーに、
テンゴのインプレッサスポーツワゴンを用意した。
ゆっくり流すには最高の相棒だ。
それに、
この手のクルマは、
もう一度運転の技を磨き直すのにピッタリなんだ。
飼ってる感覚がジワジワ来るからね。
このクルマについて触れておこう。
まず直接中津スバルに来ないと抽選できない。
次に一台しかないので外れたらそれまでだ。
また一度下見してから、
納得した人だけに参加してもらわないと困る。