
新田さんから戴いた、
新潟のお酒を封切った。

冷蔵庫から出してデキャンターに注ぎ、

旨味と香りと艶を楽しんだ。
これは一言で表現すると、
上手いスキーヤーがウエーデルンで、
ゲレンデを滑り降りる味だ。
淡麗??

そうか。
酒造好適米の事なんだ。
越淡麗という名の米を使っている。
立派な事に麹米も掛米も全て100%それを使い、
精米歩合を50%まで引き上げて、
「袋しぼり」なる技を使ったと見せる。
加水され飲みやすく調整されているし、
アルコール添加でキレもあるが、
決して淡麗ではなく旨味もあり良い酒だ。

この酒にはシャンパングラスが合う。
但し気になるのは、
袈裟の様に貼られた「袋しぼり」のラベルだ。
「袋しぼり」とは何だろう。
「袋吊り」ならわかる。
全く加圧せずに袋から垂らす贅沢な酒だ。
最初に出るのが「あらばしり」で、
次に出る「なかぐみ」の旨さは格別だが、
その味は数度味わったことがあるだけだ。
そして加圧して絞り出す「責め」で、
無駄なく醪から酒を採取する。
袋しぼりとは何か?

改めてグラスで飲むと美味しい。
なのだが、
ここで一つ物足りないのが重量感だ。
つまり、
お品書きの割に何かが足りない。
一つ疑問に思うのは、
先日の米袋の酒と同じように、
パッケージと中身の質に乖離感があることだ。
やはり最も大きな問題は、
「袋しぼり」のラベルだろう。
確かに袋に入れてはあるが、
それは「槽(ふね)しぼり」と呼ばれる製法で、
重力では無く加圧して絞る製造工程を持つ。

こういう所にも、
フードコーディネーターの影がちらつく。
これを見ると「越淡麗」は、
確かにブランド米のようで、
麹米も掛米にも100%使用し、
しかも吟醸レベルに米を磨いてスペックは凄い。
全て機械絞りで造る酒より、
槽しぼりの方が手間がかかるが、
袋吊りを連想させるグレーゾーンの表記は、
まさに自動車業界の未使用車専門店のようだ。
またクルマと一緒で、
スペックは凄いが乗るとどうなのか・・・。
それは言わずもがなだ。
例えば全て越淡麗を使わず、
掛米に安価な酒造好適米を使用したら、
味がかなり変わり美味しくないのか。
この辺に酒蔵の選び方が潜む。
まずスペックを見る時に、
吟醸の言葉に惹かれがちだが、
特に吟醸である必要はない。
むしろ磨かなくても安全な、
農薬をあまり使わず作ったコメが良い。
誰が作ったのか、
その人柄が解る酒米を使い、
しっかりした純米酒を作る方が嬉しい。
醸造用のアルコールを添加することは、
決して悪い事では無いのだが、
日本酒好きにとっては野暮でもある。
生である事がまず基本だが、
これは最も大きなハードルだ。
デリケートな日本酒だと流通コストがかさむ。
だから火入れしないと怖くて売れない。
別に酒米は良いコメであれば、
ブランド米に拘らない。
麹米と一部の掛米はブランド米を使っても、
その割合が何パーセントなのか正直に書く方が良い。
その方が、
結果的にその酒蔵の実力を、
客に知らしめる事になる。
もちろん飲んで旨ければの話だけどね。
「凄い実力」を発揮して造った酒だと、
きっと惚れこんでしまうだろう。
本醸造より純米
濾過より無濾過
火入れより生
加水調整酒より原酒
但し原酒はガツンと来るので、
スコッチをストレートで飲むときのように、
追い水(チェイサー)が欠かせない。
突然「くるくるぱぁ」になったり、
腰が立たなくなったりするから気を付けよう。
そして大事なことだが、
機械で絞ったってかまわない。
ちゃんと絞れば安くて旨い酒ができる。
結果的にハイスペックな本物の酒が、
時々2500円ぐらいで売られるので、
地域にある酒蔵と親しく付き合い、
絶対に見逃さないように気を付けて欲しい。
純米酒を作り続けることは難しいが、
それを続けた蔵もある。
それを選ぶことが、
結局舌を肥やす事に繋がる。
新潟の米山さんに頂いた、

柿の種を封切った。
柿の種と言うとピーナッツだが、
それは後発の会社のアイディアらしい。
せんべいを作る過程で偶然できたと言うのが、

今回米山さんから頂いた柿の種で分かった。
新潟にあるのになぜ浪花屋なのか。

それは「うるち米」ではなく「もち米」を使って、
せんべいを作ると教えてくれた浪速の青年を、
この創業者がリスペクトしたからだ。
米どころの新潟は、
本当に奥が深い。
酒の作り方は複雑で、
まだまだ知らないことばかりだが、
「生酛づくり」には憧れる。
何しろ工業酵母ではなく、
その蔵に住み着く酵母を取り込む伝統の手法だ。

工房や倉庫にもそのような酵母が居る。
やはり掃除して、
快適に維持しないと福が来なくなる。
球切れに気が付かないほど、
ちょっと目を離してしまった。
早速ランプを交換し、
元の場所に戻そうと試みた。

アルシオーネのバンパーが吊るされているが、
エンジンフードはラックに立て掛けられている。
これも壁に吊る方が趣があるので、

ラックから降ろしたが、
当時の部品はとてつもなく重い。
トランクリッドも立てかけてあった。
ランプ交換する時に邪魔だったので、
動かそうとしたら、

「こんなもったいない置き方しないでよ」と、
トランクリッドから声が聞こえた。
そこで北原課長の手を借り、

まずエンジンフードを壁面に飾った。
並行してマフラーの結束補助が進む。

スバル車の様々なマフラーが並ぶ様子は、
いくら見ていても飽きない。
身軽な課長は梁に登り、

空間創造を始めた。
R2の上質なインパネがあるにもかかわらず、
埃だらけになっていると嘆いた。

そこでインパネを一旦降ろし、
綺麗に拭いてほこりを取り除いた。

ここはフロアマットの在庫を吊るために用意したが、
トランクリッドを飾ることができそうだと、
三人で力を合わせて作業が進んだ。

アルシオーネだけでなく、
貴重なGC8のトランクリッドに加え、
BRZのトランクリッドもあったので、
クーペシリーズのコレクションが出来上がった。
まず樹脂帯結束で固定し、

安全性を高めるためにワイヤーで固定した。
逆光線で見難いが、

左からBRZ、GC8、AX7と、
三つのリッドが仲良く並んだ。
こうして着実に進むが、

どうしても難題があった。
天井のバトンは簡単に降ろせない。
もう一つ失敗した。

せっかくLEDに交換した照明器具を、

元の場所に戻したが、

こちらのスポットライトをレールに戻す時、
スイッチを切らずに取り付けようとして、
ショートさせてしまったのだ。
これは大失敗だった。
また吊ったアルシオーネのホワイトボディを照らす灯具も、
玉切れしていることが判明した。
その事もあり全体の声として、
翌日一斉に掃除しましょうと提案があった。
これは実に嬉しかった。
そこで早速机上でプランニングした。
翌日の月に二度ある掃除の日に、
本格的に取り組むプランだ。
それは明日のブログで紹介したい。
様々なクルマで溢れかえるが、
モノには収まるべき場所があり、
それが上手くいくと嬉しくて仕方がない。
新車も同じだ。
スバルの工場も良い酒蔵のように、
古くからの伝統に燻蒸されている。
ただ良いクルマを生産しようと努力しても、
酒米が入手できなくなってしまった。
その結果、
15日と16日の二日間、
操業を停止する羽目になった。
このコビッド19による混乱と、
旭化成の工場火災が暗い影を忍ばせる。
負けずに頑張ろう。
スバルには乗りたいクルマが山ほどある。
そんな中、
残り一週間でWRXとレガシィが日本から姿を消す。
後で「しまった」と思わないよう、
買う気のある人はお早めにスバルへ行こう。
純米無濾過の生原酒を捨てさせ、
醸造用アルコールに香料で味付けした酒を売らせるような、
そんな政府のミスリードや、
頑なな行政に効く薬が何かないものか。
嘆かわしいね。