「グリーンヘル詣」は正に天国
2021年 02月 17日

最後の一つを食べきった。

僅か2秒遅れだった。


子供にとって「いけないお菓子」のような、

この平成6年型のSVXは、

初期型のように、

まさに「スバルの使命」その物なのだ。

最初に売れ行き不振で躓いたが、

忘れかけていた記憶がよみがえった。
ボンボンにはロマンがあるね。
チョコから洋酒が溢れる、
子供の頃には「いけないお菓子」だった、
ボンボンを堂々と貪り食った。
その効果が出たのか、
昨夜のタイムは大きく遅れなかった。
けれども、
悔しかった。

悔しかった。
かなり意識して泳いだけど、
その2秒をどこで失ったのか。

体重はキープ出来た。
この数字って、
アベコベでも同じに読める。
デジタル文字は簡素化され過ぎて味が無いね。
繰り返し繰り返し、
理想を求める理由は、
体力を維持したいがためだ。
「緑地獄」に、まだ10年以上は通いたいからね。

「違う世界」のSUBARUが大好きだ。
そう。
唯一無二のSVXの事だ。

普通に見えるけど普通じゃなくて、
微妙にアレンジされたグリーンだった。
なのでモノトーンからツートーンにアレンジを重ね、
なかなか渋いクルマに蘇った。
走行距離は20万キロを超したが、
ドライブフィーリングはとても素敵で、
どしっとした走行感覚が楽しめる。
ボディ全体に厚目付両面亜鉛メッキ鋼板採用し、
徹底的な防錆対策でロングライフ化されている。
前後サスにサブフレームを持つ、
凄く頑強な4輪ストラット式のサスが自慢だ。
GT性能を高めたスバルの名車中の名車だ。

上半分を黒くした「緑鯨」は、
ピッカピカに輝く綺麗なカラダになった。
このクルマにフラットシックスを載せることは、


その後バージョンEをベースにした限定車に絞り、
戦略を組み替えた。
それが徐々にエレガントな内装を産み、
飽きのこない質の高さも併せ持つようになった。
マイナーチェンジを限定車で繰り返す、
面白い手法で生き延びて、
正々堂々とファイナルバージョンを売り切った。
このクルマに触れていたら、

2011年、
初めてドイツのニュルブルクリンクを自ら走った時、
その相棒の味は「スバルSVX」を思い出させた。
トレーニングに用意されたクルマは、
BMWのM社がリリースする「M3」だった。
このトレーニングそのものが、
M社によって開催される。
インストラクターはM社の社員だ。
ヨチヨチ歩きの初挑戦だったが、
このV8搭載クーペのおかげで、
何とか無事に全て終えられた。
ど素人ながら、
ニュルでM3に3年連続で乗り、
4年目から新しくデビューしたM4に切り替わった。
徐々にではあったが、
グリーンヘルに受け入れてもらえたようで、
怖さを感じたことはほとんどない。
怖くないように走らせるからだ。
注意しないと、
まさに緑地獄となる。
不安定なサーフェイスは、
いつも突然現れ不気味な牙をむく。
工程差のある深い森を駆け抜けるので、
天気も急変し突然滑りやすくなる。
そんなシーンが次々に現れるのだが、
怖さよりもその魔力に憑りつかれ惚れてしまう。
このUSBメモリーの中に、
何とか走れるようになった様子が残っている。
だから引っ張り出した。
この時から相棒がM4に替わり、
後々の良い経験になった。
SVXみたいなM3に比べると、
この時のM4は少しも欲しいクルマじゃなかった。
BMWらしい直六をツインターボで武装して、
サスペンションにも様々な工夫があった。
ところが旧式のはずのM3に、
M4より大きな魅力を感じたのだ。
それに4年間連続で乗った。
するとどうだ。
扱いに慣れたせいもあるが、
クルマも毎年ドンドン良くなっていった。
一回だけで翌年からは言われなくなったが、
ジャンプしたら空中でブレーキを踏めと指示された。
あれには驚いた。
「VDCの油圧制御が優れているから、
着地する前に踏め」と言った。
シュエーデンクロイツで、
縦方向に転倒して行く車の動画も、
その時に初めて見せられた。
今ではユーチューブでいくらでも見られるけど、
縦に転倒すると、
もんどり打ちながら5回転ぐらいするので、
命がいくつあっても足りない。
そこでクルマを徹底的にリアルに仕込むから、
毎年クルマがどんどん良くなっていった。
そういうところはスバルにも共通性があり、
昔からこの場所を開発に使っていたので、
毎年楽しみに緑地獄を詣でた訳だ。
そして考え方の転機は、
M5と共にやって来た。
超高性能な600馬力のエンジンを積み、
オールホイールドライブで駆け抜ける。
トランスミッションはDCTと呼ばれるツインクラッチでは無く、
トルコン式のステップトロニックだ。
車体の重量は1.9トンあり、
まさに緑地獄の鯨だった。
そのクルマで緑地獄を詣でて以来の、
最速タイムをたたき出したが、
搭載システムの方式が変更され持ち出せなくなっていた。
それがとても残念だ。
「緑地獄鯨」を、
「グリーンヘルクルーザー」と理解した。
前を走るあらゆるBMWが道を開ける。
でも欲しいクルマじゃなかった。
そしてその翌年、
遂にM2を乗る機会に恵まれた。
まるでWRXの2ドアクーペのようないでたちに、
とことん惚れてしまったね。
5年間の成長を感じてもらえるかな。
時間があれば、
もう一度見て欲しい。
M2の走行動画
↓
https://www.youtube.com/watch?v=-rFLkHx48MI
同じブログ内で2度リンクを張れないので、
アドレスをコピーして違うタグで開いてほしい。
やはり継続は重要だ。
上の動画の2分37秒のシーンを注目すると、
スキルアップが明確だった。

あの難所「シュエーデンクロイツ」を、
時速200km以上で飛び越えている。
だけどカルーセルの手前はマヌケだった。
クリップしてアウトに出ずインに付きすぎ、
タイヤのグリップが抜け掛けカウンターを当てた。
あんなことでは全然ダメだ。
毎年毎年、
道幅をいっぱい使えと言われ続け、
いまだにできないことが情けない。
昨年抜けた穴を今年何とか埋めて、
感性を維持したいなぁ。
スバルもホンキでNBRを走る開発、
もう一回始めないと魅力を失うよ。
by b-faction
| 2021-02-17 22:00
|
Comments(0)


