
新型レヴォーグはやっぱり凄い。
そのエンジンに興味は尽きない。
FB16以上の優れた熱効率を持ち、
初のフルモデルチェンジで、
何とパワーユニットまで一新してしまった。
他のメーカーで、
内燃機をここまで磨けるのは、
最近ではマツダくらいしか存在しない。
マツダの圧縮着火SPCCIも凄いけれど、
プレミアムガソリンを使わねばならない。
リーン燃焼技術を導入した、
新型水平対向直噴ターボエンジン「CB18」は、
逆にプレミアムガソリンの使用を禁じている。
FB16の掟も踏襲した見事な作品だ。
レギュラーガソリン仕様でも、
ターボで武装されたエンジンは、
高回転までギュンと回り、
最大トルクを300ニュートンメートルも発揮する。
モーター付けなくても高トルクを出せるので、
システム全体の価格も抑えられて、
全輪駆動の安全装備満載車が、
何と300万円以下から選べる。
内燃機を磨き続けた成果が、
見事に実った。
思い切って複数の車種に展開することで、
コストパフォーマンスを引き上げている。
その陰にはEJ20を長きに渡って磨いた努力が横たわる。
涙ぐましい努力の蓄積で、
セカンドジェネレーションのEJシリーズは、
毎年毎年性能を高めた。
その大きな潮目の変化は、
カタログモデルが当たり前に、
300馬力を突破した時だった。
さあ、
これからという時に、

STIはWRCを失ってしまった。
長くコンビを組んだIHIも、
今は去ってしまったけれど、
8000回転まで回るエンジンは残っている。
またタッグを組む日が来るだろうか。
大変お待たせしてしまったが、
吉岡さんのGRBが遂に仕上がった。
気温低下が始まらぬうちに、
80km弱の調教に出かけた。
高速道路を等速走行し、
クルマ全体を馴染ませる。
ワインディングを徐々に加速し、
時折鞭を入れてやる。
ほとんど信号機が無いコースだが、

時折災害復旧の仮設信号機が現れる。
コースの半分を過ぎたので、

ここから電子制御センターデフをオープンにセットした。
まさにコーナリングマシンだ。
スイスイと泳ぐように走る。

会社に戻って、
いよいよ翌朝から最終チェックだ。
走る
曲がる
止まる
この基幹性能は全て合格点だった。
特に止まる事を重視する。
いくらエンジンが元気で、
サスペンションが好調でも、
止まる能力がお粗末だとつまらないクルマになる。

この日の活力朝礼はエンジンの整頓から始まり、

重量ラックから順番に降ろして、

単機ごとに状態を確認し、
棚そのものも綺麗に清掃した。

これまで敷いたオイル吸着用のボール紙を、
全て一旦取り除き処分する。

代わりに購入したタイルマットを組み合わせ、

見栄え良く並べ直す。

中には部品を外されて、
そのまま放置されたエンジンもあった。
こういう悪い癖も、
このような作業で改善することが出来るので、
整理整頓清掃はとても重要だ。

傾きは木材で調整し、
転倒防止をこの後も続ける。

エンジンに囲まれて暮らしていると、
その辺の政治家や官僚が机上で電動化を謳うことが、
いかにばかげているかよく解る。

敷いてあったボール紙は、
意外に汚れていなくて、
これらのエンジンには生命が宿ることが伺われた。
生きてるんだ。
順番に降ろして、

綺麗に拭いて、
外れたものはなるべく元に戻し、

いつか役立つ日に備える。
売り物では無いので誤解のないように。

売り物はあくまでもクルマそのものと、
回復させるための技術だ。
朝礼の後、
クリーンアップに取り組んだ。
全員でGRFを徹底的に清掃した。

オートマチックなので、
ブレーキが対抗ピストンでなくても、
十分な制動性能を発揮する。

けれども前のオーナーは贅沢な嗜好で、
このクルマを選んだようだった。

308馬力のSTIと全く同じブレーキを持つ。
ストッピングパワーを重視した、
なかなか面白い個体だ。
これも時間が出来たら走らせる。

東京の鈴木さんも、
随分お待たせしてしまったが、
ナンバーを取り付ける段階にコマが進んだ。
ゴム類の消耗品が交換され、
いよいよブレーキの改善が始まる。
完了したら、
同じように走らせて最終チェックに取り組む。
もうしばらく時間を与えて欲しい。
GRFを磨き終えたら、
黒猫が荷物を運んで来た。

静岡スバルの峯さんから、
美味しいミカンの箱詰めを戴いた。

みんなで元気を付けるようにと、
丁寧なメールも頂戴した。

峯さん、
ありがとうございます。
とても美味しくいただいてます。
またお目に掛かれる日が待ち遠しいです。
お互い頑張りましょう。
それでは、
かわら版の制作に取り組む。
また明日。