もう桜が咲いていた。
山深い場所なのに、
今年は早い気がする。
何しろ20℃もあったので、
朝通った場所の桜が、
夕方戻る頃には開いていた。
昨日に続く絶好の天気だった。
目的地は決まっていた。
中央アルプスを背景に、
中部電力が保有する広大な敷地だ。
昭和の初め、
世界大戦の前に誕生した発電所が、
今もしっかりと機能している。
この銀杏並木は、
バックドラフトを避けるための放水路にある。
放水路の上流には、
この大きな水車の実物と、
産業隆盛に対する電力の重要性が残されている。
水は火となり得ると極めたのか。
南向発電所は、
天竜川の遥か上流にある南向(みなかたダム)から送られた水を、
その落差を活かして発電に使う。
まさに産業遺産だ。
新聞を見て驚いた。
長野県の青木村で墜落事故を起こしたヘリは、
どうも中川村を目指していたようだ。
木曽川水系も凄いダムが連続するが、
こちらの状況はまた少し違う。
過去にサブロク災害という、
辺り一面が消え去るような大災害が起きた。
その時もダムの管理トンネルを使って人が移動するなど、
ダムの効果はそこかしこにあった。
そこに国土交通省が管理する防災ダムが出来上がり、
治水だけでなく発電にも使われる。
さらに上流の生田ダムは、
その避難にも使われた堰と言っても良いレベルのダムだが、
この水が冒頭の南方ダムより、
もっと下流に建設された生田発電所に送られ、
そこで電気が生まれている。
とにかく、
国だけでなく火焔の管轄も含め、
色々なダムが網の目のような送水管を持つ面白い地域だ。
エネルギッシュだから、
いつ来ても飽きない。
やっぱりエネルギッシュに生きないと、
毎日が面白くないね。
昨夜はガラガラのプールを独り占めしたので、
割と良いタイムで泳ぎ終えた。
エネルギッシュだぜ!
けれども、
体重がまたヤバい。
でもね、
美味いものは美味いから、
我慢するのも良くないね。
今日も中津川の美味しいものを食べて、
エネルギッシュに活動した。
まず恵那福堂さんによったら、
新製品の試食だと言うことで、
桜大福を戴いた。
これはステキだ。
言わなくてもわかるよね。
思わず唇でてっぺんから吸っちゃった。
仄かな塩味の桜の花びらの下から、
白いクリームがチュルチュルと出る。
ヒヒヒヒヒ!
なんだかエッチな気分になってきて、
舌をずるりと入れながら、
前歯でそっと噛んでみた。
甘い餡がどろりと口に広がる。
美味しいよ。
是非食べてみて欲しい。
最近の中津川では、
鳥トマ丼も大人気だ。
これが面白いのは、
インディグリーディアントに縛りがあるだけで、
レシピは全ての店の裁量に任されている。
なので、
冒険も必要だ。
当たり外れもあるに決まってる。
万人が好む味じゃ面白くない。
こいつはね、
うなぎ屋の鳥トマ丼で、
中津スバルから歩いて行ける場所で食べられる。
このようにテイクアウトにも応じてもらえるので、
これから桜が奇麗になったら、
買ってきて望桜荘で食べるのも悪くない。
今日も良い走りが出来た。大は小を兼ねる。
レガシィのツーリングワゴンに、
2リッターターボが蘇った時、
とても嬉しかったことを覚えている。
その感動を再びここに。