フォルテシモとターコイズグリーン
2021年 04月 02日

思わず足を止めた。
ブルーベリー畑に足を踏み入れようとしたとき、
フォルテシモが声を掛けてきた。
咲いたよ。
何種類か咲く水仙の中で、
一段と艶やかな品種だ。
誰が植えたか知らないが、
この季節になると真っ先に水仙が咲き誇る。
咲いたよと言うのは、
彼ら自身の事ではない。

これらのことを指していた。
とっさにヤマザクラを思い出し、
駆け寄ってみたら、

いつの間にか満開だった。
今年は咲くのが早い。
先月中ごろのブルーベリー畑から、
月末のブルーベリー畑になり、
今朝の様子に移り変わった。

芝を残してクローバーを取り除いている。
こちらは逆だ。
株周りの芝を切り抜き、

攻勢を掛けるのを止めさせた。
みるみる弱って結実しなくなる。

石を置いて防御して、
そろそろ完了だ。
美味しい実を頼むよ。

取った芝やクローバーは、
全て堆肥に燻蒸される。
先月中ごろから、

月末にかけて、
積んだ堆肥を二つに分けた。

この堆肥から寄り出した部分に、

糠をもらってきて混ぜてやった。

残りはじっくり熱を掛ける。
と言っても太陽光線で蒸すだけだ。
じっくりと進めて良い堆肥を作る。
クルマも同じだ。

ターコイズグリーンのステキなディアスだ。
しかもスーパーチャージャー付のRRだから、
軽快な走りが楽しめる。
4WDでは出せない、
スポーティーでプレミアムな味を持つ。

内装を全て取り払い、
ミセス大鶴の熟成作業が始まった。

カーペットを外すと即座に素性が分かる。
このクルマのオーナーは、

実に綺麗に使い込んだ。
夕方になると、
5合目くらいまで作業が進んだ。

外したパーツが運転席に移動された。
もうドアトリムも新車のようだ。

ミセス大鶴は前席の仕上げを完了させ、

後席の清掃に取り組んでいた。

高温スチームの微妙な角度が、
優れた除菌と汚れ除去に効果を出す。
まさしく職人技だ。

ターコイズグリーンを彼女に任せ、
ミスティなピンクに吸い寄せられるように、

ヤマザクラの下へ足を運んだ。
驚いた。
既に散り始めている。
ヤマザクラの巨木は、
上下の枝で開花のタイミングが異なるので、
一気にではなく段階的に散ってゆく。
そこに葉桜も楽しめる深さを持つのだ。
枯れ木に花を、

咲かせましょう。

はなさかじいさんの、
名セリフを思い出す風景だった。
最高のシチュエーションだ。
土日はぜひ中津スバルへ。
毎日の活動やスバルについてご紹介します
by b-faction