新型BRZの誕生を祝う
2021年 04月 05日
何が変化したか解るだろうか。
位置を変えよう。
逆光線で分かりにくいが、
西側も同じように変化があった。
以前にも伝えたように、
この建物には慢性的な問題があった。
いくら対策しても治らず、
30年を経過した。
建設会社は設計に問題があると言ったが、
それだけでは済まないので、
延々と対症療法ではあるがメンテを続けてくれた。
まったくの偶然だ。
当社の建物建設に縁のある方が、
新聞紙上で対談されていた。
企業人として尊敬できるお二人だ。
企業を経て公共的な要職に就かれるのは、
その人の懐の深さが客観的に証明された事に等しい。
後年支店長として赴任された。
話が合うので、
いつもお目に掛れるのが楽しみだ。
今ではすっかりスバリストの仲間入りをされて、
楽しいカーライフも送られている。
岡山さんも社長になられたばかりだった。
「きんぺいちゃん」の相性で、
多くの人に慕われる大人物だ。
当社からセンティアを買って社長車にするという、
大変化球を要求されたな。
とても懐かしい思い出だ。
レガシィセダンも、
当時の会長専用に導入して頂いた。
このようなご縁から、
立派な拠点が出来上がり、
それを機に毎月二度にわたり、
丁寧に掃除するのが習わしとなった。
二代目の当社担当現場監督の木枝さんが、
「社長、どうしてもやらせて欲しい事があります」
と言って会いに来た。
建物の鈑金部分を新たな知見で補うことで、
この建物の体質を根本から変えることができるという。
他の建物で解決した案件が、
当社にも生かせると提案してきたのだ。
なるほど。
それでは、
その自信にかけてみよう。
このような危機的状況を全社一丸で乗り越える為には、
まず城を強固な姿に整える必要がある。
修繕も重要な投資だ。
早速準備が整い、
晴れた春の空の下で工事が一気に始まった。
出来上がってから誤解があっても後の祭りだ。
高所は苦手だが、
思い切って伸縮梯子を上った。
まさに取り付けようとするばかりだった。
その上を覆う事で効果を増す手はずだ。
そこで念のために、
何でどこを固定するのか現場で職人に確認した。
すると、
「ステンレスボルトで揉みこんで固定する」と言う。
それは予想だにしていなかったので、
正面の目立つところに光るボルトが無遠慮に並ぶのが、
芸術的かどうか教えて欲しいと頼んだ。
きちっと規則的に並び、
それがピアスの様に美しいのなら文句は無い。
だけどフラケンシュタインでは困ると、
思ったまま感じたままに伝えた。
芸術的だと仰ってください、
そういうと、
「そんなことはとても言えない」
と言う。
少し間をおいて、
「ちょっと待ってもらってよいか」と仰るので、
そんなことは一向にかまわないと下駄を預けた。
目立つ場所にボルトを出さない曲げ物を作るという。
流石に岡山工務店の信頼する職人だけあり、
芸術的意匠の意味を瞬時に飲みこまれ、
早速木枝監督と協議を進めたようだった。
そして中断していた作業が一気に始まり、
凄い職人軍団だ。
屋根の笠木増強が終わると、
これは素晴らしい。
どうしても隠せない部分だけ、
一本だけボルトで固定されているが、
まさに芸術的仕上がりだ。
雨水の侵入をシャッタウトする。
言われてみないと気が付かないほど、
雨水の侵入は複雑な経路を辿る。
こうして作業は順調に進んだ。
高い所は苦手だが、
必ず後から何か役に立つ。
アスロックも随分肌荒れしたな。
上を見ると雨水から防御された様子が良く解った。
これまでの雨漏れから解放されるのだ。
そこは本当に爽快だった。
この山の形は素晴らしい。
朝日が当たると頂上から順番に色が変わっていく。
ステキなクルマたちが規則正しく並んでいた。
少しツノが生えたステキな笠木が装着された。
しかしながら、
またしても問題が起きた。
この工事のさなかに、
中部電気保安協会の職員が、
当社の電気設備を定期検診に訪れた。
すると太陽光発電装置の、
左側のモジュールが発電を停止していることが分かった。
もともと太陽光発電には懐疑的だったので、
元が取れるか不安で賛成しなかったが、
当時の社長の決定事項には逆らえない。
但し京セラを選んだことは正しかった。
全く信頼を裏切らない高い精度の据え付け工事で、
図ったように20年で故障した。
どうしたらよいか思案中だ。
直すというと莫大な金額が必要となる昨今、
費用対効果を考えたらどうすべきなのだろうか。
詳しい読者の方がいらっしゃれば、
助言いただけると嬉しい。
太陽電池はペンディングだが、
社屋の雨漏れは工事後二度の大雨でも再現せず、
後は秋の台風を待つだけだ。
そして掃除の日となり、
工事で出た金属片などの確認も含め、
残忍で今朝から一斉に掃除を始めた。
安いものはすぐ壊れるし、
掃除するのが逆効果になるほど竹の破片をまき散らす。
何度もそんな箒に苦しめられたこともあり、
今朝から使った竹ぼうきは締めてるハリガネも上物だ。
再びこちら側に詰め込んだ。
当たり前に並べているけど、
初代インプレッサWRXは、
やっぱり何とも言えない良さを放つね。
一番上から一斉に洗浄を始めた。
重い雨雲が残っていたので、
力を合わせて徹底的に洗う。
安物は置かない。
汚れを徹底的に洗い流し、
そこから光が立ち上るのだ。
綺麗に洗ったR2を、
大事なツノを折り曲げる心配も無くなった。
意外に些細なことが社員間で共有できず、
無駄な損傷を与えることを極力避ける。
そのためには掃除が一番だ。
はっきり伝えないと理解できないからね。
潰してからでは遅い。
美しい展示場が出来上がった。
そこで記念に動画を撮った。
今日は他にもステキなニュースがあった。
軽自動車を作ることを止めたことで、
スバルは完全な自動車メーカーに蛻変できたんだ。
改めてその事を強く訴える日として、
2021年4月5日は記念日となるだろう。
新型BRZの国内仕様が、
本日正式に発表された。
少し足りない気がするけれど、
新色を纏ったカッコいいスポーツカーだ。
このブルーは先に誕生した、
アウトバック ウイルダネㇲとも共通する、
スバルらしい面白いブルーだ。
どの色を注文するか、
これは悩みが深くなりそうだね。
トヨタとのアライアンスのおかげで、
新型車に旧型の色を使いまわさねばならぬ、
予算的な苦しさを払いのけた。
惚れ惚れするし、
この何とも言えないワクワク感は、
例えようのない美味しい味がする。
クルマ好きなら誰だってわかるはずだ。
スバルよありがとう。
ステキな夢を。
by b-faction
| 2021-04-05 22:00
|
Comments(0)