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スバルの造るヘリコプター

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京都の福知山から、
落合さんが来訪された時に、
福井銘菓を戴いた。


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一箱に二つの味が閉じ込められていた。


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オーソドックスな羽二重餅に対して、


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こちらはきな粉でコーティングされた、
創作意欲の高い羽二重餅だ。

どちらも美味しかった。

落合さん、
ありがとうございます。
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このパッケージを見ると、
何となく心が和む。

娘が選んでくれたスマフォカバーのおかげで、
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6年半も壊さずに使い続けることが出来た。

とは言え、
ストレージがいっぱいになってから不自由だったし、
手に入れた時から、
アプリもほとんどダウンロードできなかった。

ソフトバンクから無料でもらったから仕方がない。

東京にカメラを忘れ、
動画撮影に支障をきたし、
遂に電話の電源も不安定になった。

朝になるとプッツンと切れている。

電池の限界か。

そんな時に山岡のドンファンが、
とても嬉しそうに現れた。

どうも友人の明君を誘って、
キサクでランチを楽しんできたようだ。

ただ、
どう見てもランチに行くスタイルじゃなかった。
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頭のてっぺんからつま先まで新品だと言う。

どうだ!
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胸を張るので、
「似合うぞ」と言うしか術がない。

聞けばアウトレットに言って、
歩く時のスタイルを全部新品を装うことで改めると言う。

突然変身しようとした。
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いきなりハヅキルーペの親玉のような、
デカいサングラスを掛けたからだ。

フッフッフと笑う。
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眼を大事にしないといけない。
紫外線から護るんだと論理的だが、
その姿はランチに行くにしては論理的ではない。

お前、
鏡を見て来いよ、
歩きすぎて萎れてるんじゃないか。

そう言うと、
嘘を言うなと慌てながら、
階段の入り口にあるドアに貼ったステンレスに己を写した。

カサカサになってるだろ。

確かに痩せたが、
カサカサじゃあだめだぞ。

そう言うと、
またフッフッフフフフフと不敵に笑う。
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今朝も温泉に行ってサウナに入ったからだ。

相変わらず自殺行為を楽しんでるようだ。

それにしても、
他人には貢ぐが自分にはケチな男が、
いったいどうした心境の変化かと聞くと、
何かヒヤリとする要求があったようだ。

また高い買い物をしたらしい。

援助してくれとメールが来たそうだ。

ヒヤリとしたなら、
払ってないよなと聞くと、
「とっくに振り込んだ」と爽やかだ。

なるほど、
それで少しは金を使う気になったらしい。

それを見ていたら、
不自由なスマホに拘ることが滑稽に思えた。

携帯電話が繋がらない事より、
データが消し飛ぶのが怖い。

東京にカメラを忘れたのも背中を押した。

最近はコンデジが少しも売れないと、
ケーズデンキの伊藤店長が嘆いてたな。

ケーズデンキでも売ってるけど、
スマートフォンだけは決めた人から買うことにしている。
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早速中川さんに連絡を取ると、
予約席を設けて待っていてくれた。

まるで宝石のような扱い方だ。
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色々な考え方があるけど、
12Proはお勧めだと言う。

データ容量も大は小を兼ねると言った。

それは、
昨年のオフィス用の更新で痛いほど知ったので、
12のProに決めた。

4色揃ってますがどれにしますか、
と聞かれ、
あるものから安いものを選び続けた経験から、
安いのならどれ度も良いと答えた。

今は携帯電話の値引きなど無く、
残り物などもないのでどれでも一緒だと言う。

でも、
カバー付けるならどれも一緒かな、
そう彼が追い打ちをかけたので、

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最も自然な感じがする、
初代レヴォーグのような青を選んだ。

娘の買ってくれた保護ケースと同じものも用意できると言う。

案内してもらうと黄色は無いと言う。

その上、
このメーカーの方針が変わり、
背面にはクッションパネルではなくガラスを入れたと言う。

古いタイプも二色あったが、
ガラスなら本体の色が生きるじゃないか。

ならば、
赤にしようじゃないか。
中川さん、変かな。
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いや、アリだと思います!!

こうして7年目にしてアイフォンを更新した。

革命的利便性を感じた。

しかし、
その便利さの陰に怖さも感じる。

けれども、
新しい技術を十分使いこなさず、
自分の殻に閉じこもるのは嫌だ。
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先日紹介した柳原滋さんは、
まさにそういう男だった。
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PHP出版に頼まれて、
寄稿した時の内容だ。
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戦争中はB29を迎撃する練習として、
「吹き流し作戦」を敢行したり、
指導的立場で世の中を見ていらっしゃった。
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退官する時の階級は1佐だったと、
先日稔さんから伺った。

その柳原さんは、
戦時中に固定翼機を極められたわけだが、
戦後はそれを降りて回転翼機を操縦された。

一度理由を聞いたことがある。

理由は簡単明瞭だった。

「固定翼には飽きた」

そんな事を思い出していたら、
本日付でSUBARUからプレスリリースが発せられた。

SUBARU 新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」を納入開始
May 20, 2021
航空宇宙カンパニー

SUBARUはこの度、
新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」を警察庁へ納入しました。
これはSUBARU BELL 412EPXとして初めてお客様へ納入されるものです。
本機は当社宇都宮製作所にて操縦および整備の訓練等を行った後、
岩手県警察で使用される予定です。

SUBARU BELL 412EPX は、
SUBARUが米国ベル・テキストロン社と共同開発した、
2412シリーズの最新型機です。
過酷な運航条件の下でも高い信頼性を誇り、
警察・消防・防災用途を中心に世界各国での展開を見込んでいます。
また、陸上自衛隊では、
新多用途ヘリコプター「UH-2」 を開発する際の共通プラットフォームとして、
SUBARU BELL 412EPXを採用しています。

以上
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このブルーの機体が、
岩手県警で運用される初号機だ。

機体にちりばめられた、
青のコントラストが物凄くカッコイイ。

SUBARUのデザイン関係者に聞くと、
流石にヘリコプターまでは関与していないと言う。

実機は写真以上にスタイリッシュだろう。

終戦後、
スバルは不遇な時代を乗り越えるため、
ありとあらゆるもので食いつないだ。

その結果、
つい最近まで様々な分野の製品を作り続けた。

産業エンジンはもとより、
動き回って仕事するロボットや、
風力発電機に鉄道車両、
それにリチウムバッテリーをコアにしたイコライザー技術も確立した。

その流れを断ち切り、
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売れる技術はスッパリ売って、
コア技術である航空機と、
自動車製造に絞り込んだ。

こうしてSUBARUは、
厳しいクルマ産業で生き残りをかけた決断を下したのだ。

飛行機を作るためにスバルに入社した人材は多い。
あれから5年も経過したとは思えないほどだ。
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SUBARUの役員が総出で迎えたファンミーティングは、
確実にスバルの歴史の一ページだ。

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吉永さんの経営手腕は、
今のスバルブランドを構築する重要なカギだった。

クルマを売って世界から金を集め、
より良いクルマを日本で作り続ける。

そして上っ面の航空機技術ではなく、
真に役立つ日本の航空戦略が何かを、
良く考えて舵を切った。

その結果はご存じの通りだ。
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このファンミーティングで、
初めてお目に掛かった。
SUBARU航空宇宙カンパニーのプレジデント、
戸塚正一郎さんだ。

SUBARUのコア分野を支えるナイスガイだ。

柳原さんが感じたように、
戦後の日本における航空機に於いて、
固定翼機より回転翼機に対する技術的重要性が高まった。

SUBARUは富士重工時代にも、
固定翼の傑作機を生み出している。

T-3と呼ばれた航空自衛隊の練習機や、
空のスポーツカーと表されたエアロスバルがある。

エアロスバルの性能の良さは折り紙付きだ。

戸塚プレジデントの話では、
日本では宮崎航空大学の練習機として採用されたと言う。

またイギリスの航空学校でも採用され、
ボーイング747のパイロットはエアロスバルで訓練を始めたらしい。

その後、
双発のビジネス機FA400の商業的失敗で、
固定翼の一般向け開発からは退いたが、
回転翼機で多くの実績を重ねてきた。

リーマンショック直前には、
アメリカのエクリプスと組み、
久しぶりの商用固定翼機「エアタクシー構想」に関わったが、
世界的な同時不況で撤退した。

当時の竹中社長に50億円ぐらいの損失なら、
いっそのこと事業全部買い取って商業化できないのですかと、
直接聞いたことがある。

「そんなに簡単な物じゃないんです」

SUBARUの中でも、
飛行機好きの筆頭に当たる竹中さんが、
そういうのも無理はなかった。

今になって三菱のリージョナルジェットが、
とんでもないスパイラルに巻き込まれている。

やはり飛行機は戦勝国に牛耳られるのだ。


そんな中で、
今日のプレスリリースはとても嬉しい一歩だった。

そこで早速戸塚社長にお祝いの電話を掛けた。

「元々412シリーズは、
ベル・ヘリコプター・テキストロン社のベストセラー機です。
それをSUBARU側からアップデートを提案したのが、
SUBARU BELL 412EPXなんです」
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戸塚さんが説明されたこの黒い試作機は、
2018年7月17に発表された。

その内容は、
SUBARUとベル412ヘリコプターの発展型機における協業で、
UH-X国際共同事業の一環だった。

こうしてSUBARU BELL 412EPXはスタートし、
上の機体はイギリスのファンボロー空港で披露された。

これが陸上自衛隊向け新多用途ヘリコプター(UH-X)のプラットフォームと同時に、
民生用としても並行開発されることになった。

2015年にSUBARUは防衛省との間で、
陸上自衛隊向けUH-1Jの後継機であるUH-X開発プロジェクトの、
試作請負契約を締結致した。

UH-Xの目的は日本の複雑で狭い場所が連なるような、
条件の劣悪な地形で作戦活動に携わることだ。

それが危険な場所における人命救助をも可能にする。

そもそも速度の出ない回転翼機は、
固定翼機に比べて地味な存在だった。

最近ではドローンが一躍有名になったが、
その更に大きな無人ヘリコプターを実用化し、
かなりの成果を残したことは知られていない。

更にホンモノの回転翼機にも関わる、
SUBARUの底力はかなり凄い。


ベル社とSUBARUのタッグは、
富士重工時代の60年前以上から続く。

陸上自衛隊へ最初にヘリコプターを納入して以来、
両社は友好的なパートナーシップを維持し続けた。

戸塚さんは、
「412EPXはSUBARUの得意とするSUVと同じで、
航空機における多目的機に相当するので、
当社の民間機ビジネスを大いに発展させていきたい」と話した。

UH-XはUH-1Jの後継機として、
2022年より陸上自衛隊向けに納入が開始される予定だ。
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こちらは離島防衛や災害救助における活躍が期待される。

「412EPX」は、
元々ドライラン能力に定評があるベル412EPIを、
発展強化させたところにも意義がある。

今回のドライライン能力強化は、
駆動系のオイルが全てなくなっても、
30分間は飛行できると言う安全能力だ。

SUBARU独自の技術でトランスミッションの出力向上、
機体の耐久性の改善など、
性能と安全性を向上させた機体だ。

またSUBARUで開発した金属表面加工技術や、
民間機大量生産などで培った高効率生産技術など、
独自技術を最大限に投入している。

*1レーザーピーニング技術によるメインローターブレードに出力を伝達する変速機構の強化
*2:メイン・ローター・ギアボックス内の潤滑油が抜けた状態で、30分間の飛行継続が可能な能力
*3:最大全備重量を12,200Lbs(約5,500kg)まで増加
これらが主な特徴としてあげられる。
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並行して開発される民生型も発表され、
2019年6月18日に、
防衛省へ2019年2月に新多用途ヘリコプターの試作機を納入したことと、


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このSUBARU BELL 412EPX警察庁仕様のイメージをリリースした。


このリンクに、
その概要が全て記されている。




戸塚さん、
またお目に掛かれる日を楽しみにしています。

電話も黒電話が財産だった時代からスマートフォンへと進歩し、
今や片時も手放せないコモディティとなった。

空を飛ぶ道具も、
飛行機からドローンへとコモディティ化が進む。

けれどもデジタルの危うさを、
使い慣れるほどに感じる。

同じように最強のアビオニクスを装備した航空機が、
まるで鉄壁かと言えば、
決してそうとも思えない。

安定した機能は技術の蓄積から生まれる。

フロートを吊り下げた戦闘機を作った飛行機屋が、
空のSUVを軍備と民生の双方で実用化した。

同じように、
クルマにも最新のエレクトロにクスよりも、
さらに重要な基幹技術があるのだ。

そこに目を向けると、
SUBARUの楽しさが際立つ。

さあ、
それを基に最新のレヴォーグを語ろうじゃないか。

今日の動画を楽しんで欲しい。

こんな面白い自動車会社、
世界中探しても見つからないぞ。

基幹性能を研ぐスバルが、
やっぱり最高だ。

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by b-faction | 2021-05-20 22:00 | Comments(0)

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