中津スバル 代田様、みなさま
お世話になっております。
つくばの菅野@BLEです。
先のリフレッシュプランでは、大変お世話になりありがとうございました。
その後、コロナのため走行距離があまり伸ばせておりませんが、
機関の調子は大変良く、日々6発の鼓動を楽しんでおります。
点検のご案内ありがとうございました。
なかなか時間がつくれずにおりますが、
11月中ばー12月上旬を目処に、里帰りできればと思います。
詳細は追ってご相談させてください。
また、少しばかりながら、茨城名物をお送りいたしました。
おそらく、明日到着すると思いますので皆様でお楽しみ下さい。
秋の好天でのフェア、応援しております。
(馳せ参じることができないのが残念です)
どうぞみなさま、ご自愛ください。
よろしくお願いいたします。
菅野
こんな素敵なメッセージが届き、
朝から元気いっぱいでイベントが始まった。
素敵な陣中見舞いは、
メール通りにこの後すぐ届いた。
開封して紹介したい。
何が入っているのか、
とても楽しみだ。
先月から進めた望桜荘の前庭改善は、

終わりのないプログラムだ。
丁寧に丁寧に養生し優れた空間に改める。
同じように、
当社にある中古車は重要な文化資産でもあり、
丁寧な改善が重要なのだ。
真珠色のR2を、
担当者に思う存分整備してもらった。

この際ネガティブな要素をすべて潰そう。

エンジンに重きを置いた。
アクティブバルブコントロールをもつ、
環境性能と出力燃費を両立したエンジンだ。

まず乾燥状態にしたエンジンを降ろし、

補器を全て取り外した。

ウオーターホースなどの消耗品は勿論、

クランクシャフトのオイルシールなど、
エンジンの深部まで手を入れた。

新品のオイルシールを取り付け、

オイルパンを外して中の汚れを掃除した。

そしてエンジンブロックの下側から、
コネクティングロッドのベアリング、
通称メタルを交換し、
なめらかなエンジンフィールを得る試みを施した。

バラバラにした後、

新品のメタルを組み込んだ。

ウオーターポンプも消耗品だ。
新品に交換し、
ヘッド周りの改善に移った。

カムシャフトのオイルシールを取り外し、
カムスプロケットを点検清掃。
AVCSの制御部も点検して、

タイミングベルトを新品に交換した。

冷却系統も妥協はせず、
サーモスタットやホース類を丁寧に替えた。
エンジン搭載前に各部を点検清掃。

まだまだ現役を十分続投できる素晴らしい個体だ。
組み上げたエンジンを搭載した。
次に、

念のためエアコンリフレッシュを施して、
経年劣化した冷媒を再生した。

最後に当社の誇る上質なオイルに使う、
添加剤のエッセンスを飲ませた。
これはオイルサプライヤーと、
オリジナルオイルを開発した時に用いた非売品だ。
油膜強化と、
摺動ロスの低減を意識した添加剤だ。

その時の残りが一本あったので、
ファイト一発!の意味も込めて飲ませてあげた。
しばらくの間、
丁寧な走り込みを続け、
カラダをほぐしてあげよう。
馴染んだら最後に高速道路で、
蘇った性能を確かめる。
綺麗な真珠色のR2は、

畳んでいた羽を広げ、
久しぶりに空へと羽ばたいた。
走る様子をご覧いただきたい。