カウンターは満席だった。

持ち帰って温め直しハフハフと食べた。
厚揚げに良く味が染み込み、
最高の出来だった。
そして水曜日を迎え、
いつもより少し遅く起きて散歩に行った。
それが昨日のブログのスタートだ。

散歩から戻ると、
すぐ陸斗は異変に気が付き興味深そうに近づく。
ひひひ!

お前のためだぜ。
嬉しいだろ。
木より噛み応えがあるぜ。

早速匂いを嗅ぎに行こうとしたが、
邪魔くさいのでトラックに繋いでおいた。
目的を伝えてあるので打ち合わせする必要も無いが、
灯油タンクの脚を補剛して欲しかったので、

そこを見てもらっている間に、
八つ当たりで穴を掘りやがった。
とにかく穴掘りが大好きだ。
御飯を食べさせ、
ウンチをさせてリードを外し、
綺麗に拭いてケージに戻したら、
既に10時半を回っていた。

そこから野外作業が待ってるので、
緑を眺めながらブランチを楽しんだ。

やっぱり炊き立てのご飯のおにぎりは旨い。

しっかり食べて絵エネルギー満タンだ。
今年は栗が豊作で、

この辺りに沢山落ちた。
美味しいけど拾った後のイガの処理が大変だ。
激しい風が吹いたので、
倒木も目立ち落ちてきた。
刻むのにチェンソーを使った。
それにしても、
久しぶりにエンジン掛けたけど、
使い古された内燃機は強いね。
一発とはいかなかったが、
癖さえ見抜けば簡単だった。
それ等を片付けている間に、
鉄壁の作戦が順調に進んだ。
プロの道具を見ると、
こころが自然に和む。

いわゆる「安堵感」だ。
不器用だと自覚してるので、
プランは出すが手は出さない。

プロの知見を尊重し、
良い知恵を授けていただく。

素人とプロには根本的な差があるので、

その差を見る事が嬉しい。

どのような目的で、
何を優先しどんな世界にするのか伝えるだけで、
具現化してもらえるパートナーの存在が嬉しくもある。
中津スバルに来ると、
むき出しの鉄骨にアルシオーネが吊られたりするのも、
アイディアに対するプロの答えだ。

パートナーも「鉄が大好き」と言われて、
嬉しくないわけが無い。

レベルの取り方も絶妙で、
この後のモルタル仕上げにこだわりを感じる。

40kgになる予定の陸斗が、
ドンと当たっても動かない様に、
確実な補剛を進めて戴いた。
溶接したばかりの赤い色が生命を感じさせる。

概ね形が整って、
残るのは外したアルミドアの移設だけになった。
こんな風にお迎えされると、

本当にうれしさで胸が熱くなる。
急ごしらえでも有効的に機能していたが、
さすがにもう限界だった。

ブロックを置いて凌いでいた場所を、
コンクリートを打ち直して増床し、

大好きな鉄で覆った。
鉄はヒトと相性が良い。
というよりも、
ヘモグロビンを持つもの全てと相性が良い気がする。
その証拠に、
中津スバルの環境下において、
鉄の太い柱のある所と、
アルミパネルで囲われた空間を比較してみた。
圧倒的に鉄の方が仕事に集中できる。
B-factionは見せる空間であり、
原稿を作ったりイメージを膨らませる場所では無い。
なのでカッコ良いアルミパネルの内装が似合う。
ところが、
あの部屋で良い文章は生まれない。
かわら版の原稿づくりにも向かない。
肌で感じる。
鉄とアルミの差を。
順調に作業が終わり、
スキップしそうになった動画撮影に出かけた。

息子が丁寧に慣らしをしてるので、
どんな状態なのか味見したくなった。
給油して出発だ。
良い仕上がりだ。今後を楽しみにして欲しい。
肉体労働の後だし、ずっと忙しい日が続いていたので、どうしても源八に行きたくなった。
おでんショックで源八の文字が脳内から消えない。
開店を見計らい、5時半過ぎに電話すると、「ごめーん、満席になっちゃった」マスターの申し訳なさそうな声が聞こえた。
さすがだね。陸斗が待ってるので、一回転するまで待てない。
源八はお預けにして、他のなじみの店を当たった。
こちらも良質な肴を出す。
ビールの継ぎ方も非常に正統派だ。これならドイツでも通用する。
これは中津でも秀逸だと言える。正直な店だ。
その日のメニューを見ると、ヤリイカが美味そうだった。
味はギリギリ合格点だ。
鮮度もここまでが限界だろう。
理由が分かった。
次に入って来た客が注文したら、「申し訳ありません、売り切れです」
最後のヤリイカだった。
食べられてよかった。
だけど、もしこれが源八なら、たとえネタケースに入っていても売らないだろう。
味を見切る。そこが満席か座れるかの差だと実感した。
この店も負けてはいない。
このアナゴの天婦羅は、中津で一番美味いはずだ。
それぞれ特徴がある中津川の味、そろそろ本格的に蘇ってきた。
久しぶりに居酒屋を堪能した。早々に引き上げて、陸斗の待つ家に向かった。
早速散歩して御飯にしたが、欲求不満が爆発し飛ぶは噛むはのオンパレードだ。
それでもいつもの場所に入ると、耳を畳んでそそくさと嗅ぎまわる。
じゃあ、もう一飲みと赤ワインを取り出して、グラスに注ぐと、臭いが気に入ったのか「父ちゃんくれ!!」とやかましい。
あきまへーん。犬が飲んだら寿命縮むよ!
転がりにくいグラスで楽しんでいたが、何かの拍子にグラスがぶつかってワインがこぼれた。
こりゃいかん!
雑巾を取りに席を立ち、振り返った瞬間「えー!」
風神のごとく陸斗がテーブルに手をつき、顔を90度倒すと、正にケルヒャーを彷彿とさせる勢いで、こぼれた赤ワインをすべてすすり込んだ。
後の祭りだった。
結構酒癖悪いよ。
今朝も快調に散歩して・・・とはいかず、朝からまあ良く跳ね良く噛み良く引っ張る。
物凄い運動性能だ。
排便しないのはワインのせいかな。
まあ、お昼に出たので心配はなかったけど。
体が大きくなり、少しづつではあるけれど排便間隔があくようになった。
無理しないことに決め、時間を有効活用する。
とは言え、油断すると食っちまうので先回りが大切だ。
朝から良い天気だった。冷えたけどね。
神奈川から小沢さんが見学に来られた。
エクシーガをこよなく愛す、
根っからのスバリストだ。
秋晴れのドライブを楽しみながら、
中津川に来訪された。
いつも動画を楽しみにされていると聞き、「やる気」のチャージがグッと強まった。
酒のつまみにと、地元の名産品をお土産に戴いた。
ありがとうございます。甘い落花生は、会社でみんなと味わおう。
酒のつまみは持ち帰り、どんな酒が会うのか、じっくりと確かめてみたい。