9年の歳月
2021年 12月 02日
このWRXとオーナーの後藤さんと一緒に、
工房で記念写真を撮った。
リフレッシュメンテナンスが完了し、
元気モリモリのカラダに蘇っていた。
この相棒が死力を尽くして脱出したと聞き、
矢も楯もたまらず、
大月に向かって走り出した。
後から植えたユキヤナギも元気良く育っている。
馬にまたがるように飛び乗り、
そして駅に向かうと、
直ぐ丁寧に慣らしを施し、 その月の大晦日は、
飯田にある居酒屋で刺身を入手し、
抜群の相棒と出会い、
燃費も強烈に悪いが、
完成した道路や、
一人の男がやって来た。
Before
その当時は整備工房の前の斜面の改善に注力していた。
砕石がこぼれ落ち、
落ち着かない場所に生気を漲らせようと、
毎日毎日努力を続けていた。
After
不純物を除去し、
痩せこけた樹木の勢いを甦らせようと、
丁寧に根の周りを整えた。
Before
その甲斐があり、
翌桧の先端を止めるほど、
樹勢を回復させることが出来た。
枯れかけていた古い皐月の勢いも良くなり、
剪定が欠かせないほど元気になった。
9年という歳月を、
ベンチマークから比較すると、
その長さが客観的に理解できる。
あの日の相棒はオールブラックのBRZだった。
まっしぐらに目的地に向かった。
脱出したクルマの状況をつぶさに見た。
そしてBRZを後藤さんに預けた。
入ってきた下りの中央線に飛び乗った。
一日の出来事が走馬灯のように頭の中に浮かんだ。
その時、
「朽ち果てさせない」と決意した。
そして代わりの愛機を用意し、
「きゅうはち」と名付けて可愛がった。
きゅうはちと開田高原にドライブして、
一年を締めたのだった。
そういった「恒例」が通用しなくなってから、
もうすぐ2年になる。
対岸の火事では済まないと思ったが、
昨年の2月から3月にかけて深刻さが増した。
さすがに日本人は逞しい。
オリンピックも完遂させ、
ウイルス禍における社会生活も、
何とか土俵際ギリギリで踏ん張った。
新型車も発表され、
順調に経済が回復するはずと思われたが、
「乱反射」が社会の平穏化を妨げている。
けれども、
この危機を陽転思考で克服する、
重要な機会も与えられた。
カーライフが一段と楽しくなりそうだ。
一筋縄ではいかないハンドリングで、
ひとたび手懐けると素晴らしいパフォーマンスを発揮する。
ただし、
イキモノにはクルマとは異なるスパンの寿命がある。
9年の歳月を振り返ると、
あっという間に過ぎ去ったように映るが、
一つ一つの大切な積み重ねが、
心の奥にしっかりと残っている。
これから9年も、
一日一日をしっかり積み重ねよう、
そう心に誓った。
河川改修の素晴らしさを見ながら、
9年後の晴れ晴れしい日本を想像した。
今日も陸斗のハンドリングを体感しようと、
相棒とは何か、
もっともよく知る男が、
陸斗をハンドリングしてくれた。
ありがとう。
素晴しい未来が待っている。
いよいよ土曜日に迫った。
ウイメンズラリーに今年も挑戦する。
是非応援して欲しい。
by b-faction
| 2021-12-02 22:00
|
Comments(0)