
当社製ハイパーEV向け電動モーターユニット試作品
(「STI E-RA CONCEPT」搭載のユニットとは異なります)
鼻血が出そうになった。
実は冗談ではなく、本当に鼻血が止まらないのだ。
2月の初めから血が出始め、
最近特にひどくなった。
それで心配になり、
専門医を訪れた。
様子を聞かれた後、
すぐ内視鏡が差し込まれ内部の診察を受けた。
「こりゃあ、アレルギーだぞ」
え?
これまでと比べ症状が全く違うんですけど。
鼻水もかゆみも無いのに???
「見ろ」と言われ、
モニターに映し出された出血部に目を向けた。
細かい穴から血が噴き出してた。
「焼いとくぞ」
薬を処方してもらって、
待合室で待った。

確かに焼いた効果はあり、
血は止まったが炭が出る。

熱もないし、
ヤレヤレ、
ひと安心だ。
アレルギーの出方が変わった。
3月になっても目の痒さや鼻詰まりはほとんどない。
昨年まで酷かったが、
徐々に傾向は変わってきてた。
今日も鼻をかんだら血が出た。
指導通り指で押さえると止まるので、
アレルギーであることは間違いなさそうだ。
モーターで走るクルマには疑念があったが、
ここまで本気でやるからには、
相当な覚悟があるに他ならない。
周到な計画が出来ているはずだ。
ヤマハからモーターを買う話は聞いていたけど、
正式なリリースが無かったので、
その後モーターについて静観していた。
計らずも展示中のE-RAは、
お向かいのブースに眼差しを向けていた。

そこにはスーパーカーが鎮座している。

森さんは目的を達成するために、
ヤマハとタジマをパートナーに選んだ。
ヤマハのモーターと、
モンスターのレースカー技術だ。
STIの冠でやる以上、
絶対に丸投げでは無いはずだ。

ないモノはヨソから得るが、
4輪駆動はスバルのコア技術。

E-RAの眼差しは、
これらのクルマに向いていた。

どんな戦略なのか、
ワクワクドキドキしながら待ちたい。

内燃機のオーソリティが引っ張るのだから、
面白い試みが溢れるはずだ。
平岡さん、
期待してます。

ソルテラもAWDとFWDで、
レーシーさがまるで違う。
FWDは普通のクルマだが、

AWDはまるでWRXのように走る。
このクルマのコア技術はスバルからもたらされた。
ソルテラの電動四駆の凄さを体感し、
モーターへのアレルギーを焼き落とした気がした。

ところでコックピットにあった謎が一つ解けた。

キーボードの様に見えた樹脂リッドは、
スリットの入った非接触充電器だった。
電動車も凄いけど、
血が通った内燃機関も素晴らしい。
使い分けは永遠に続くだろう。
その内燃機の血液は、
モーターオイルに他ならない。

モチュールジャパンから、
鳥海マネージャーと、
川井エリアセールスが来訪された。
鳥海さんはスバリストで、
ずっと愛用し続ける筋金入りだ。
新しいオイルを採用し、
これからの内燃機をさらに盛り上げる。
血の通ったクルマも、
やっぱりスバルには欠かせない。
ーやるからには世界一を目指すー
「20年ほど前になりますが、
私は市販車『WRX』の開発で8分00秒の壁に挑んだことがあります。
もちろん比べるべきものではないのでしょうが、
その経験と照らし合わせると6分40秒(400秒)というタイムは異次元の目標です。
いずれにしても、
ドライバーが意のままに操ることのできるクルマでなくては到達できない領域だと考えています」

これがヤマハのニュースリリース冒頭の言葉だ。
「ニュルブルクリンク※北コースで一周400秒切りを目指す」
冒頭のヤマハが供給するハイパーEVモーターユニット4基を、
このレーシングカーは持っている。
その目標を目指して、
スバルのそしてSTIのコア技術が、
更に鍛錬されてゆく。
楽しみに結果を待とう。
・2022年内に国内のサーキットでテストを開始。
・2023年以降にニュルブルクリンクで新記録の達成に挑戦する。
これがコミットメントだ。
モーター1基あたりの最高出力は200kW。
4基搭載で計800kWというスペックは、
馬力に換算すると1,088PS。
遂にスーパーカーへと、
STIのチャレンジが飛翔した。