二兎を追う
2022年 07月 07日

何を?

一連の歴史を知ることも重要だ。

魂とはそんなものじゃないのかな。

順番に綺麗に洗って、

施設が輝けばクルマも輝く。

このクルマもそんな一台だ。

岡崎の加藤さんに戴いた、

火を入れた純米大吟醸の一兎を、


だから、

その好例だ。
とにかくちゃんとしろ。
使い易くするためには、
必要なものを必要な分だけサッと取り出せる位置に確保する。
サッと取り出せる順序も大事で、
動線を考えて工夫を凝らす。
その前提になるのが、
整理整頓清掃だ。
そしてスキルアップの素材を大切にする。

その目の前にある物だけでなく、
何がどう繋がって、
なぜそれを大切にするのか熟知しなければならない。
そして、
それが決まったら、
みんなで大切にする。
定期的に洗って拭いて乾かす。
命の灯火が輝くように、
なるべく自分の力で動けるように心を込めて手入れする。


掃除を終えたSTIギャラリーに戻す。
その養生をする場所が、
冒頭に紹介した匠の仕事場だ。
特別じゃなくて良い。
必要なものが必要なだけ揃っていて、
それを皆で大事にする。

ちょっとした気付きが、
クルマの選択を決める。

SUBARUの作る後輪駆動車には、
ちゃんと生まれ出る理由があった。
それを紐解いたのはトヨタの実力だが、
決して二兎を追いかけたわけでは無い。
二兎を追うものは一兎も得ずの諺通り、
水平対向エンジンの究極を目指した実例なのだ。

ステキな逸品を、
最高の状態に冷やして封切った。
この名前が実に興味をそそる。

トコトン追い詰めた酒だ。
この酒蔵が二兎と括るのは、
相当な確信犯であるからだ。
久しぶりに感動させられた。
書かれた通りの味のストーリーなのだが、
大吟醸とは思えぬ旨味と翳りのコントラストを持つ。
少し味の変化を楽しもう。
加藤さん、
ありがとうございます。
世の中に実体の解らない巨大組織が増えすぎた。

そんな下で、
日本酒は小さい組織が良いと思わせる好例だ。
二兎を追うものは一兎も得ず。
輸入された諺なんだね。
それに淘汰され、
廃れた諺は「虻蜂取らず」だ。
落語にはまだ出てきそうだね。
やっぱり二兎は追わない方が良い。

クルマを熟成させると、
本当の味が美味しく滲み出る。

定期整備が終わった。
憂いも込めた今日の動画、
ご覧いただこう。
by b-faction
| 2022-07-07 22:00
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