産業界も、
生物界と同様に、
食物連鎖の中にある。
その存亡さえ定まらぬほど、
厄介な方向に向かう業界もある。
特需にそっと微笑む業界もあるので、
何が正しいのかも見失いがちだ。
どのように耐え、
どう乗り切るか。
足元を良く見て考えなきゃ。
無事出張から戻って一夜明けた。

活力朝礼で今日も一日が始まった。

大宮君はキャリアカーを洗って、
午後の予定に備えていた。
車両の移動に欠かせない存在だ。
丁寧に洗って異常が無いか点検してくれた。
苔のびっしり生えた庭の様子を見て、
まだまだ学ばせてもらう事が多いと実感した。

明らかに今年は花梨の裏年だ。
樹勢は正直で、
生理落下させて命を繋ぐ様子がハッキリと解る。
花梨の幹にはアリの巣があるので、
それも樹勢に大きな影響を与えている。
もっと深刻なのは、
松の樹勢が下がっていることだ。
マツカレハの幼虫が群生した時期もあったが、
樹勢の低下とも関係があったのだろう。
何年かに一度大繁殖する、
ミステリーじみた特徴を持つ蛾の一種だ。

最近、
あの顔を見ると憎めなくなったが、
大発生時には一つ一つ剥ぎ取り殺処分した。
五葉松のてっぺんが無くなるほど凄かったが、
最近は見なくなったと思いきや、
いきなり枝ぶりの良かった一番大きな松が突然死した。
生命は儚いね。

いつも倒れていた自生したツユクサを、
儚くさせない様に自然石で支えたら、
予想以上に逞しくなった。
桜の根元と、
望桜荘の前庭の片隅で、とても長い期間に渡り青い花を楽しませてくれる。
この花を見ると、気持ちが爽やかになるね。
埼玉の松井さんからメッセージを戴いた。
昆虫界のジュディ・オングを思い出して欲しい。

ウスバツバメガ
この美しい蛾の名前だ。
名の通り透けて見えるほど翅が薄い。
松井さん、
情報提供ありがとうございます。
桜や梅がそばに無いと、
この蛾は蛹になれない。
こんな素敵な昆虫が繁殖する環境を、
いつまでも大切にしたい。
同じように、
素敵なスバルが未来永劫に渡り、
輝くよう明日も全力を尽くそう。