今日が正式発注だった。

色の選択を若手の意見に従って、
オフショアブルーに決めた。
クロトレには新色が二つもある。

新型レヴォーグの時とは、
まるで段違いの扱いだ。
同じ新型でも、
FMCとブランニューは違うぞという、
SUBARUの「気合の表れ」だと受け止めた。
最近はフルモデルチェンジで色の使いまわしの多いスバルが、
クロトレを世界戦略の中枢に据えようとするだけあり、
とても意欲的な姿勢があちこちに見える。
ただし「トヨタ的」な側面も垣間見え、
上手く色でお金をもらう知恵も付けた。
何しろトヨタの売り方は、
結構あざとい。
「えっ?これが有料なの」と思えるような色まで、
追加金をもらえる有料色仕立てだ。
だから、
SUBARUにあるオレンジの名を替え、
きっとハチロクに塗ったのだろう。
何とも商売上手だ。
そこを上手に真似して、
SUBARUはコスト高の荒波を乗り越えようとしている。
つまり、
レヴォーグの時とは考え方を変えて、
どうしても欲しくなる色を開発し、
そこでしっかり稼ごうという算段だろう。
これはこれで意味がある。
例え追加料金を払ってでも、
欲しいものが買える方が嬉しいじゃないか。
有料化してでも新色を増やし、
全く新しい車種だと意識をさせる。
これがクロストレックを「XV」とは呼ぶなという、
強い指示が出た背景だったのだ。
やっと意味が分かった。
けれども結局subaruの中で、
これはXVの位置づけに相当する。
これまで同様にライバルを迎え撃つには、
例え相手が格下であろうがクロトレしかない!。。。。というわけにはいかないので、
REXとの二枚看板が必要になったという事なのだ。
さあ、
前置きはこれぐらいにして、
しかしてその実態は何か。
乗ればわかるが、
エンジンがキャリーオーバーされてることを除くと、
クロトレはBP型レガシィ再来のクオリティに近い。

空力について実に細かい知恵を使うが、
商売と共存できない辛さもある。
BRZもそうだったが、
迂闊に用品を付けると空力特性を損なう。
このクルマに、
オプションのマッドガードを付けると、
せっかくの空力アイテムが機能しなくなる。
泥除けが付く場所の真後ろに、
突起が見えるはずだ。
この小さな工夫が、
床下を流れる空気を整流して引き剝がす。
やはりSUBARUは並の自動車メーカーでは無い。
こうした新たな工夫が各所に織り込まれたクロトレは、
とても高品質なクルマになり、
ヒエラルキーの存在を脅かしている。

ラリーJAPANが終わり、
朝から展示車を収納する準備を進めた。

今日は犬社員も出勤し、
お客様の相手を務めた。

ご苦労さん。
良い仕事ぶりだった。
だから、
ステキなお客様を沢山引き寄せた。
その様子は、
明日のブログをお楽しみに。
陸斗が居るので、
今日は少し早く帰る。
それでは、
また明日。