一言で味と表現するのは簡単だけど、
作り手だけでなく背景や歴史や置かれた環境で様々に変わる。

お土産センターをお客様目線で眺めた。
入り口から中を見て、

一歩入って目線を動かす。

そして一点をフォーカスして、

更に左へ目を移す。
お正月のイベントに備え様々な商品を補充し、
お客様の目を楽しませた。
それを改めて整頓し、
必要ならば丁寧にリパックする。
二度と再販しない面白い品もあるので、
こうした循環作業は実に大切だ。

様々な見せる工夫を続けて、
中には文化財に相当するものもある。
そんな気持ちでSUBARUに接すると、
色々と面白い事実が透けてくるのだ。
おっと、
これは知らなかった。
新商品のパーカーかな。
スバルのロゴ入りで渋いデザインだ。
こうした美味しいグッズは、
店の収益にとって大きな効果はなく、
かえってマイナスとなることもある。
けれども、
このように美味しそうなグッズが店に並ぶと、
スバルの持つ文化的価値が更に高まり、
クルマそのものの味も良くなる。
オートサロンもそのような場所だから、
モーターショーとはまるで違う文化的価値を持つのだ。
名古屋の長谷川さんに戴いた、

あつたの杜を封切った。

丁寧にパッケージされ、

素晴しい肌触りだ。
早速一口食べた。

フワフワしっとり。
柔らかい甘さが口に広がる。
続いて福知山の落合さんに戴いた、

武田城跡を封切った。
丁寧に包まれたお菓子を解く。
これまた抜群の風味と調和の取れた甘さだ。
ギュッとしまった歯ごたえを感じながら、噛み締めると口の中で和らぐ。
まさに対極にある味わいだ。
同じSUBARUの中に、こうした対極の味が用意されている。
今日はレガシィを堪能した。
一昨日紹介したレガシィターボとは、まるで対極の自然吸気エンジン。
そのリニアな伸びやかさは、レガシィのターボとは違う魅力を全身から放つ。
特にこのクルマは、当時の産まれたままの味をそのまま残す貴重品だ。
自然吸気の4カムエンジンは、実に大きな変貌を遂げてスバリストの前に現れたが、強烈なターボのパワーと、経済性を謳うSOHCの陰に埋もれた。
ところが、味わいは素晴らしく今も褪せない。
今日は遠方からお客様が重なった。ゆっくりとお話をしたかったのだが、丁度昨日突然故障したお客様と商談中で、十分なお話が出来なかった。
大変失礼いたしました。
名古屋から山岸さんが来訪され、愛機クロスオーバー7の車検を承った。
先日リフレッシュした後、クルマの調子が抜群になったと、とても喜んで戴けた。
お見送りできず残念でした。愛機お渡しの際は、ゆっくり時間を作ります。
熱海から越村さんが来訪され、リフレッシュ点検を承った。
愛機の状態が不明瞭で、どのレベルにあるのかを確かめに来られた。
こうした時にベンチマークが必要になる。
産まれたままの状態を、前頭葉の引き出しから取り出し、ステアリングを握ったクルマに重ね合わせる。
正に越村さんのWRXも、このクルマの様に蘇らせることが可能だ。
産まれたままの味を蘇らせるには、単なる整備スキルだけでなく、背景や歴史や置かれた環境が大切だ。
それは静かに積み重なる。そしてお客様によって磨かれる。
今日も感謝の一日だった。
明日はお休みをいただきますが、ブログは積極的に更新する。
お楽しみに。