好きなクルマ
2023年 01月 20日
どんな味か楽しみだった。
カップにお湯を注いだ。
実にクリーミーで香り高い。
口の中で濃密に溶ける。
この味から思い出した。
もう3年になるのか。
陸斗が来て一年半なので、
そこから折り返すと面白い。
あの頃は中性脂肪が1000もあったんだ。
すっかり忘れていたけど、
クルマの味は忘れなかった。
このクルマの味が恋しくて、
最後のチャンスに仕入れた。
あっという間に黒とクールグレーカーキが売れたので、
仕様は違うが同じテンロクのパールホワイトも手に入れた。
けれど、
やはり何といっても、
ピュアレッドのベースグレードが魅力的だ。
また乗りたいクルマの一つなので、
調達しておいて良かった。
三年前を振り返ったのには訳がある。
石の上にも三年と言われるように、
物事が好転する区切りとなる。
けれど、
それよりももっと長いスパンで、
物事を俯瞰する必要が生じている。
この二日間で奇妙な気付きがあった。
うなぎ屋で奇妙なものを目にした。
ホンモノのお札に加え、
古ぼけた新聞がテーブルの中に仕込まれていた。
中島知久平が海軍を退役した20年後に当たる。
これは母の生まれた年でもある。
ここから世界大戦に向かってゆく。
不気味な「今日から無条約時代」
「建艦防止の折衝」の見出しが並ぶ。
戦勝国として調子づいていた。
そして、
その8年後、
大変な罰が当たった。
戦争に勝ち、
戦勝国として栄華を誇る。
健康にも配慮されている。
デザートが非常に良い。
こうした伝統は、
一朝一夕では構築できないが、
その半面であの時代独特のギュッと捩じれたテンションを感じる。
それがどの規模の凄さなのか、
ここに来てよく解った。
そして、
稼いだ金をどう使うのか、
当時の産業界のパワーバランスが歴史的産物を残した。
螺旋階段も面白い。
そこに家族風呂が連なる。
この空間に何かのオーラを感じた。
夕方ちょっと来て、
翌朝そそくさと帰る場所では無かった。
キチンと時間を作り、
逗留することでカラダが癒され、
また世のために働く様、
充電する場所なのだ。
敬意を払っていくべきなのに、
ちょっと横着したと反省している。
今の時代のテンションも、
極めて大きな世界的価値観の変化だから、
敬意を払って大きな目で見ないと罰が当たるだろう。
日本は戦争に突入するよう罠にはめられた。
それがこの二日間で良く解った。
罠にはめられて、
列強の思惑通りになった。
そして最後に火事場泥棒に入ったのが、
あのロシアだ。
1945年に日ソ中立条約を破ったソ連による、
満洲地域の占領と悲惨な残留孤児の発生や、
シベリヤ抑留の悲劇を忘れてはならない。
まだまだ何が起こるか分からない。
気を引き締めよう。
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懂倚眉
at 2023-01-22 15:33
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日本軍が中国に来て、偽满洲国を作り、日本語教育を強要し侵略して来た。抗日戦争は日本が世界にはめられた結果やむを得ず侵略せざるを得なかったのではなく、日本国の利権拡大のために侵略した。そもそも偽満州国を作らなければシベリア抑留も起きなかった。第二次対戦に突入せざるを得ないようにはめられることもなかった。日本人の歴史観は第二次対戦開戦や敗戦までしか遡らないことが多い。
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b-faction at 2023-01-22 17:13
「懂倚眉」とは「もっとよく理解しろ」と言う事でしょうか。面白い言葉を戴きました。それ以前に遡り捉えたことで「調子づいていた」のフレーズが頭に浮かびました。利権拡大が目的でなければ戦争なんて起きませんね。きれいごとは書きません。日本人の歴史観と一括りにされても困ります。
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懂倚眉
at 2023-01-22 21:31
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いいえ、これは人名です。
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b-faction at 2023-01-22 22:28
そうですか。今後とも宜しく。
by b-faction
| 2023-01-20 22:00
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Comments(4)