昨日の朝は、
陸斗を外に出す前にブランチを摂った。
遅くまで飲んだので、
とっておきのお米を柔らかめに炊いた。
宮城の高橋さんに戴いた新米だ。
早速味わった。
一口食べて感動した。
何という香しさ。
何という仄かな甘さ。
米どころ東北の味が凝縮している。
とても美味しくいただきました。
高橋さん、
ありがとうございます。
二杯お替りして満腹になり、
陸斗と犬ゲレンデでボール投げをした後、
凍える手を温めてから、
昨日のブログで綴ったように灯油をホカットに継ぎ足した。
その後、
コーヒーを淹れようとして、
ドリッパーが無い事に気が付いた。
そこで、
久しぶりに陸斗を連れて、
恵那のカーマを訪れた。
あそこには適度に日用品と、
センスの良いアウトドアグッズが混在していて、
犬酒場のような中庸な場所に欲しいものが揃っている。
台所用のポットがちょうどサイズ的に良いし、
ヤカン代わりに使えるので購入。
価格もお値打ちだ。
給湯設備があるので、
水を沸かす必要がない。
お湯を沸騰させるだけなので、
ポット出共用できる。
ざるも付いていて麺類を茹でるのに最適だ。
ドリッパーは場所を取らないアウトドア用を選んだ。
同時に七輪にそのまま載せられる、
「燕三条で作られている」とあったので、
迷わず選んだ。
最近このブランドの小物が好きで、
ちょくちょく買い足している。
新米を炊けるので、
蓋も一つ買った。
コーヒーを測って入れるスプーンは、
計量スプーンでは無く、
色々活用できそうな折り畳み式を買った。
お洒落な感じが良い。
ぶら下げておけるし。
そして、
オートサロンに行った時、
前の晩にコンビニで買った酒の味が良かったので、
檸檬堂を乾杯用に買ってきた。
これ美味しいよね。
コカ・コーラがアルコールに挑んだ自信作だな。
ついでに楽しそうな、
缶入りアルコールを数点買った。
並べると綺麗だね。
オークワにも戦略的な酎ハイが並んでたので、
比較用に買ってきた。
早速ポットを使って鍋を作り、
色々や焼きながら早めのディナーを楽しんだ。
好奇心は最高潮だが、
食事中の聞き分けは徐々に良くなり、
机の下で伏せるようになった。
こうして愉しい夜はあっという間に深けた。
今朝は4時台に起きて、
いつもより30分前に倒して行動した。
今年二回目の掃除の日で、
場内を洗浄する予定だったが中止した。
何しろ気温が下がったまま上がらない。
今朝は犬エントランスの水道も凍てつき、
お湯を掛けて出るようにしたほどだ。
方針変更は適切だった。
大量の部品が火曜日に届いたので、
仕分けや廃品の整理に時間がかかった。
整頓してラリーカーをインプレッサハウスに移動したら、
二日連続で夜間の気温がマイナス十度を下回り、
露天風呂の高級蛇口が破裂していた。
嫌な事が起こった。
水を止めたり修理を手配したり、
予想以上に時間がかかった。
急激な気温低下は、
様々なモノに大きな負荷を掛ける。
来客も重なり午前中が飛ぶように過ぎた所へ、
突然の訃報が舞い込んだ。
西村さんとは、
仕事を通じての関係だけでなく、
友情を感じ合った数少ないSTIの一人だ。
S402がデビューした時に、
まだ駆け出しで見習い中だったマリオを、
「非常に有望なライターなので会いに伺わせます」と連絡してくれた。
それがなければ、
あの劇的な出会いはなかったかもしれない。
その当時、
西村さんと意気投合したのが、
STIでFFの馬鹿っ速いコンプリートを作る構想だった。
長身で聡明な彼は、
このクルマの説明を熱心にしてくれた。
これは望んでたクルマだった。
世に出ていれば、
また一味違うSTIになっていただろう。
エンジンがネックだった。
STIには自然吸気エンジンをチューニングする知見が無い。
それは今も尾を引き、
トヨタとの差が詰めれれない理由でもある。
専用の排気系も模索していたが、
結局陽の目を見る事も無く、
六気筒の自然吸気搭載と共に封印された。
シャシーにも手が入り、
FF用のフレキシブルタワーバー迄開発したが、
アイディアだけで終わってしまった。
スバルなら4WDと、
今でも念仏のように唱える人が多いので、
当時のSTIではそれ以上踏み切れなかった。
西村さんも、
きっと悔しい思いをしたはずだ。
そんな彼と、
オートサロンで久しぶりに言葉を交わした。
もう一度話そうと、
長身の彼の姿を探したが、
どこにも見当たらない。
残念でたまらない。
いつでも会えるヒトと使った時間を、
彼との時間に使うべきだった。
もう遅い。
最近、
悲しい出来事が続きすぎる。
西村さん、
STIの評価は「うなぎのぼり」だけど、
どうもそれだけじゃない予感もする。
しっかり見てるので、
安らかに眠ってくださいね。