時代の寵児

昭和の天皇陛下を思い出した。新聞もラジオもテレビも、

毎日「下血」という言葉を並べ続けた。

当時の医学全てを注ぎ込んだ懸命の医療が続いて、

新しい年を越してから崩御された。

引き取って一週間が過ぎた。

レオーネを移動したら、

床にベッタリとオイルが付着していた。

慌てて脱脂したが、

このクルマも下血の兆候がある。

引き取って動画を撮影したが、

決して万全の体調では無いので、

点検できるタイミングを待っていた。

移動してすぐオイル漏れが発見されたので、

早速リフトアップして下回りを確認した。

タイヤの印象が悪い。

恐らく入手した時に新品に交換したのだろう。

２０２１年に生産されたタイヤだけど、

このクルマのサスと異常なほど相性が良くない。

何を意味するのだろうか。

不可解なロゴマークが刺青のように刻印されている。

シャシーは決して悪くないが、

このクルマを売った人は、

肝心なところに、

目が行き届いていなかったようだ。

ちょっとお粗末だ。

エアサスが外されていることは、

スイッチ操作で確認したが、

何故車高調整式になっているのか理解に苦しむ。

タイヤとダンパーもミスマッチだな。

オイル漏れは数か所にある。

オイルパンは一目瞭然だが、

ラックブーツにもかなりのオイルがしたたり落ちていた。

後ろに回ると、

ブッシュなどの劣化は仕方が無いが、

この右後輪の内側のブーツが破れていた。

早速ガスケットを注文した。

まだ純正部品が入手可能なので、

ブーツも含め修理を進める。

今日は三姉妹の二女と付き合った。

良い天気でご機嫌だった。

流石にこの車は、

MSマルタカさんのメンテナンスが、

隅々まで行き届いている。

不始末は何もない。

ただし、

吸気系に課題があるので、

ジックリ癒してあげよう。

なるほど、

見たことも無いスペシャルパーツだ。

異音はこれが原因かな。

なんだか嬉しそうだね。

中津川が気に入ったかい？

これからもよろしくね。