犬酒場を育む
2023年 06月 28日
水曜日はとても暑い一日だった。
この日は環境改善に終始した。
犬酒場の眼の前に溝がある。
それが先日の豪雨で泥が溜り、
枝や枯草も詰まってた。
ここでは蛍も生まれるので、
溝の中を悪戯に掻き混ぜたくないが、
もはや限界に近かった。
大汗かきながら夢中で掃除するうちに、

軽くノンアルコールでのどを潤し、
ランチが出来るのを待つ。
汗かいたので塩味が恋しい。
ざるそばが食べたくなった。
蕎麦を茹でて大根おろしでサッパリと食べた。
再び溝の掃除を始め、
それを片付けてから、
玄関の前をレイキで撫でた。
溜まった落ち葉や花の名残を取り除くと、
辺りがスッキリと整った。
そして犬ゲレンデの草刈りを始めた。
ラビットモアでは刈れない部分を、
マキタの4ストロークで力強く刈り取った。
結局、
その辺りまでが体力の限界だった。

なにしろ意欲満々なのだ。
これって、
元々日本人全てが持っている、
特質とほぼ同じに思える。

陸斗を待ちぼうけにさせるのが少しかわいそうで、
作業の様子を近くで見られる犬酒場に繋いだ。
相棒として扱われないと、
「仕方ないなぁ」と不貞腐れる。
その姿はとても人間臭い。
しょうがないよ。
何でも思い通りに行くはずないじゃん。

お待たせ!
作業がひと段落したので、
昼ご飯を食べさせる前に、
陸斗を犬ゲレンデに放った。
ボール交互に投げ、
それを全力で追いかける。
10分ほど繰り返し、
息が上がったと思ったとたん、
稲光が見えた。
これはまずいぞ。
嫌な感じの冷たい風が激しく吹き始め、
嵐が訪れる気配が漂う。
直ぐ排便させなきゃ!
リード付けて散歩コースに出て、
「ワンツーワンツー」と排便のリズムをとって駆け降りると、
激しい嵐が襲ってきた。
何とか本降りの前に全てが片付き、
犬酒場に舞い戻った。
久し振りの猛烈な雷雨だった。
16時前から激しく降り始めた雨は、
30分程度で収まった。
特に周りに被害も無いし、
辺りはびしょぬれで草刈りも出来ない。
なので、
早めに晩酌を始める事にした。
食材が足りないので、
ルビットタウンへ買出しに向かった。

陸斗が、
ため息つきながら待っていた。
内田さんに戴いた、
犬酒場のプレートが輝く。

業務用の冷蔵庫が持つクールな外観と、
アルミを削って作った銘板がとても良く合う。
内田さん、
ありがとうございます。
月一の予防薬を与えた。
お薬も大好きで、
与えれば簡単に食べちゃう。
だから健康そのものの毎日を送っている。

さあ、
晩酌の始まりだ。
檸檬サワーで乾杯。
犬酒場のマスター、
良い仕事しています。

ちょっと焦がしちゃったけど、
七輪使うと、
何を焼いても美味しい。

ルビットタウンの夕方特売で、
でっかいツバスの刺身が、
柵で300円程度と格安で売られてた。
良い感じの色なので、
迷わず買った。
骨があるので取り除いて、
美味しい刺身が出来上がった。
けど、
数切れ食べたらお腹いっぱいになった。

ヤリイカの刺身も買ったので、
こちらも一緒に食べたけど、
ゲソなど硬い部分は手を掛けた方が美味い。
そのまま焼くのも美味いけど、

七輪で焙るともっと美味しい。

こうやると美味いよ。
ツバスの刺身は数切れでも喰い応えがある。
ところが、
僅かに炙るだけで全く違う側面を見せる。
まあ真価を発揮する、
と言った方が良いかもしれない。
ミディアムレアとは、
こういう事なのだ。

ヤリイカの刺身を焼き終えると、
大根のツマが沢山残った。
実はお得意様の鷹見さんから、
採れたての大根を二本も戴いたので、
お昼の大根おろしの後に、
刺身のつまを沢山作っておいた。
なので、
ヤリイカについてきた大根のつまを、
別の容器に入れてから、
野菜好きの陸斗に与える事にした。

試しに少し味見させると、
大好きな野菜を食べる仕草を見せた。
「毒消し」と言われる程、
お腹に優しい野菜のはずだ。

スバリスト用の食器に入れた。
美味しそうにむしゃむしゃと食べてる。
本当によく食べ、
よく遊ぶ。
健康でいる事が何よりの財産だ。
次の準備を整えた。

七輪にセセリを載せた。
香ばしい匂いが漂う。
俺も食いたいと陸斗が叫ぶけど、
飛びついたりするような所作は無い。
今のところフードアグレッシブではないので、
このまま上手に育てたい。
まだまだ未熟ですが、
頑張ります。

by b-faction
| 2023-06-28 22:00
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