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鱸と七論

モバイルパソコンがWi-Fiアクセスを拒絶した。
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朝食を摂る間は順調だった。

北海道の福山さんに戴いた、
リンゴ酢を使ったホワイトアスパラガスのピクルスは、
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朝食のサラダに添えるとこれまたすごく美味しい。

しゃきッと元気が漲る。
福山さん、
楽しませて戴いてます。
ありがとうございます。

やたらアップデートに時間がかかるので、
様子を見ていたが、
54%でアップロードが止まったままだ。
原因がわからぬまま、
陸斗を出して運動させ、
朝ご飯を食べさせて、
カラダを綺麗に拭いた。

その頃から小雨が降り出した。

それで陸斗と一緒に犬酒場の掃除を始めた。

まずアルコールの瓶を全て綺麗に拭いて、
棚の汚れも拭き取った。

毎日エアダスターで食事ごとに埃を吹き飛ばすので、
さほど目立った汚れは無いが、
綺麗なタオルで吹き上げると、
スッキリ爽やかで気持が良い。
あっという間に10時を過ぎたので、
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クマチクにお願いした、
お正月企画の試作を受け取りに行った。

美味しいものを楽しんでもらうために、
まず自分自身で購入して味わうのだ。
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用意された飛騨牛は、
見るからに美味しそうな赤身だ。
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4人家族でグッとお腹に応える量を、
吟味した最高の肉で用意する。

ガバガバ食うんじゃなくて、
しっかり良い味を噛み締めていただく。

準備は順調だった。

セリエによって、
犬酒場に欲しい容器を数点買い求め、
雨脚が強まる国道を走った。

戻ると犬酒場で陸斗が待っていた。

もう外に出せそうにないので、
一緒に掃除を始めた。

おっと、
その前にアップロードしてたパソコンを確認すると、
出かける前の状態で止まったままだ。

ティザリングも切れていた。

何をしても二度とリンクしない。
結果的に、
そのまま今日に至った。

先ほど復旧したが、
原因はエンストして「プラグが被った」クルマのような状態だった。

よくある事らしい。
二日間の不自由さは思いのほか大きく、
YouTubeもブログもアップデートが大変だった。

でも、
この経験を基に、
今後は同様な事が起きても、
電話でエンジニアと解決する自信が出来た。
クルマのメンテと同じで、
プロフェッショナルの存在が大切だと実感した。

さあ、
火曜日の話に戻ろう。
もうインターネットの事は諦めて、
雨の影響を受けない、
犬酒場の営繕作業を始めた。
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箒に付けたタイラップが切れたので、
交換しようと工具箱を開けた。
その時に思わずギョッとして眼を凝らすと、
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中に入れたモノに、
カメムシ様がシッカと縋り付いておられる。

衣類や重ねたケースの間に、
重なり合うように巣ごもりしたカメムシ様を、
先週さんざん苦労してお引き取り戴いたばかりだが、
相変わらずあらゆる場所に潜り込み、
辛い冬を越そうとしていらっしゃる。

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しかし、
ここはお引き取り戴かないと、
翌日の忘年会が台無しだ。


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工具箱から棚の隅々まで徹底的に調べ、
不用品を処分し雑巾で綺麗に拭いた。

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幸いにもカメムシ様にご理解を頂き、
臭いガス攻撃は皆無だった。

セリエで見つけた面白いミニチュアに、


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焼き芋用の石を忍ばせた。

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これならカメムシ様もお入りになられない。

今年のカメムシ様、
尋常ではない執念をお持ちだ。

匂いが邪魔なので駆除させて頂くが、
その存在感と忍耐力は尊敬に値する。

崇める側面を持つ生き物だ。
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重量を考慮し三つに分けてユニークさも強調した。
棚から使ってない霧吹きが現れた。
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洗剤用には見えないので、
せっかくだから調理器具に加えた。

焼く前に酒を吹き付けると美味しいんだ。

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買うたびに付いてくるので、
捨てずに取っておく。

けれども、
まず使う事の無い蚊取り線香の備品も、
この際すべて金属資源回収に出した。

そして、
必要な所に必要なものを整頓するための、
ケース調達に備え計測作業を進め、
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マキタの高圧洗浄機を、
安全高品質に保管するための、
買出しに備えた。

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このサイズの大きさが、

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意外に揃わない。

もう一つある棚も掃除はしたけど、
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この棚は既に整頓清掃が終わってる。

タオルやつなぎの間が気になるけど、
出して開くのが怖くなった。

もう暗くなって来たので、
このあとまだカメムシ様が降臨されたら、
全ての意欲を無くしそう。

なので、
祟りのないようにそっとしておく。

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壁際の棚は午前中に済ませた。

ここまで完璧に整えたので、
最後に床を綺麗に掃除して終わりだ。
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マスターに少しの間、
じっとしていてもらうよう協力を依頼し、
床をケルヒャーの高性能クリーナーで隅々まで吸い取った。

床を洗うと、
この湿気では乾きそうにないので、
何かこぼれたような跡にはお湯をかけて吸い取る。
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これが効果を発揮して、
洗わなくても清々しくなった。

これで終わってはいけない。

掃除機の内部を綺麗にする。
上側のフィルターは次回の課題。

バケツの部分を徹底的に洗って乾かす。

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こうして犬酒場はとても爽やかに整った。

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さあ、
お待たせ。

18時を回ると雨が上がった。

陸斗を載せてルビットタウンに向かって、
晩酌の食材を買い求めた。

火曜特売は素晴らしい。

鮮度の良い面白いものがいくつか見つかる。

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大人しく駐車場で帰りを待つ陸斗を、
クルマから降ろして30分ほど散歩した。

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そして家に帰り綺麗にカラダを拭いてから、
酒場に戻り火を起こす準備を整えた。

危ないので、
その間は我慢しなさいと鎖につなぎ、
炭の火が奇麗に起きた。

色々な節目が次々と訪れた記憶に残る一年となった。
結果は全てオールライト。

素直に眼の前に現れることを受け止め、
それに対して最善の解を全身全霊で求め続け、
その都度大きな成果を得ながら辿り着いた。

陸斗を待たせてルビットタウンに入り、
鮮魚コーナーを物色すると、

数種類のカマが並んでた。

鱸とある。

その中から鱸(スズキ)のカマをかごに入れた。

鮮度が良いのと、
どんな味か興味があった。

保険を兼ねて鯛も買おうかと迷ったが、
ここで鱸さんに失礼してはならぬ。

鱸の価格にも驚いた。
250円とは破格だ。
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素直な気持ちで入手すると、
このコスパに驚嘆した。

七輪で焼くなら、
まさに大当たり!
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炎が消え灼熱の様相を見せる炭火に、
鱸のカマを載せ、


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五徳で火力調整しながらジックリ焼くと、
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物凄く美味しそうな焼き色に変わる。

特に半生状態のピンク色から、
だんだん白くなっていく魚肉が、
まるで鳥のささ身のような様子を見せる。

匂いに興奮させられた陸斗が、
「解いてくれ」と切ない顔で啼く。

全く表情が豊かで飽きさせない。

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焼き上がった鱸のカマは、
綺麗に焦げた皮を食べる事はできないが、
香ばしい匂いと黄金色の焼き色が、
食欲を引き出し目を楽しませてくれる。

鯛や鰤も美味しいけれど、
鱸の食感はそれ等と違うよさっがある。
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引き締まった身の歯ごたえは、
やはりジューシーな鳥のささ身に似ている。

その感触と、
噛むほどに滲み出る旨味が堪らない。

コイツはとっても美味いじゃないか。

ステキな晩酌になった。

その後、
ぐっすり眠ると青空が訪れた。

水曜日も予定が詰まってた。
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リニアの軌道を作るためのプラント建設も、
順調に進んでいる。

そこを見ながら隣町に向かった。

さあ、
ここから昨日のブログに繋がるんだ。

カーマ21に行って山岡のドンファンと待ち合わせ、
買い物済ませドン・キホーテに向かった。

そこで食材を買い出して、
家に戻って柚子を収穫した。

あっという間に約束の時間となり、
父を迎えに行って犬酒場に戻った。

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最初、
陸斗と一緒の食事にためらいを見せたが、

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守る対象と認識した陸斗が、
足元にピタリと寄り添うと、
可愛くて堪らないようだった。

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元々シェパードが大好きなのは、
父の影響も大きいので、
これからも時折マスターに宴会を仕切ってもらう。

昔じゃ考えられない飼い方らしい(笑)

「ここはフランス式かね?」

相変わらずユニークな表現を忘れない。

楽しい時間を過ごすことが出来た。

さあ、
読者の皆さんもパーティーで忙しくなるだろう。

よい年の瀬になりますように。

また明日。

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by b-faction | 2023-12-14 22:00 | Comments(0)

毎日の活動やスバルについてご紹介します


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