正統派のコンプリートカー「Ｓ４０２」を尊ぶ

お正月に豊田の中田さんから戴いたどら焼きは、とてもオーソドックスで美味しかった。
ステキな手触りで、見るからに美味しそうな姿をしている。
食べてみて膝を打った。
正にこれぞどら焼きだ！
最近は洋菓子風に振ったどら焼きも多いが、イングリーディアントに「バター」と見るだけで萎える。
東京の長谷川さんに戴いた、こちらのどら焼きも美味しい。どら焼きって、よく見るとホットケーキに似てるけど、バターやメープルシロップが似合うようじゃだめだ。
中田さん、長谷川さん、とても美味しく戴きました。
正統派のどら焼き、ありがとうございます。
草津から大田さんが来訪され、1000㎞点検を承った。

優しい飼主に買われて、このＷＲＸは幸せだね。
正統派のスポーツセダン、やっぱり美味しくて最高だ。ステキなお土産を戴いた。伝統の近江あられと、

トレンドのラングドシャ、

どちらも魅力的だ。楽しませていただきます。

大田さん、ありがとうございます。
大田さんを見送り、そのままレガシィに滑り込んで、講習を受けるために岐阜へ向かった。
腹が減っては頭が鈍る。

時間短縮のためにＰＡに滑り込んで、冷えたホットドックに齧り付いた。
悪くないね。手作りのホットドック。
口の周りにケチャップ着くけど、そんなのお構いなしで食べきった。
陸斗と変らないな。滅多にこんな食い形しないので、逆に新鮮で美味かった。
再び走り始めると、
前方に傾いて走るトラックが現れた。
結構な勢いが出ている。大きな橋のつなぎ目で、そのままの姿勢で上下する。
加速すると真っ黒な煙を吐く。咄嗟に「内気循環」を押して切り替えた。
レガシィの空調は誕生以来基本的に電子スイッチだが、ＢＬ系レガシィは操作系をよく考えた配列だ。
こういうクルマがベースだと、「Ｓ」の創り甲斐があっただろうな、、と想像した。
この四代目レガシィの開発には、ＳＴＩの高津部長も主査として深く関わっている。
きっとＳＴＩで、こんな仕事を続けたかったはずだ。
そんな事を考えながら、走っていて気が付いた。
前のトラックのナンバーが煤びてまっくろだ。
こりゃあ、ディーゼルの燃焼システムに問題抱えてるな。
黒煙吹くのは異常なだけだろうか。
フォルクスワーゲンを思い出す。何か高速道路のための裏技があるんじゃないかと、勘ぐりたくなる走りっぷりだった。
気持ち良く走って会社に戻った。これはホンモノのコンプリートカーだ。
コンプリートカーの完成度は、作り手のスキルによるだけでなく、与えられた環境が大きくモノを言い、出来上がりに大きな格差を見せる。
いくら優れた開発者や、それをリードする優れたコーディネーターが居ても、今のSTIでは、このカテゴリーに突進する術を持たないのだろう。
翼を奪われたエンジェルか。
落着いて書類やアンケートに眼を通す余裕が生まれてきた。元旦以降の見学来場者から戴いた、アンケートの束に眼を通した。
期待を裏切らないように、これからも精進を続けよう。
立ち止まらぬよう、かと言って、急かされぬよう、一歩一歩進みたい。
それでは、また明日。