
ラジオ英会話を聞きながら、
伊那谷を目指した。
そしたら、
昼食難民になりかけた。
駐車場に車おいて、
店の入り口に行ったら、
準備中の看板に置き換わってた・・・なんてことは良くある。
嫌な予感がして、
先に一人店先で降ろし、
て中に入らせてから駐車場に車を置いた。
店の前に行くと、
慌てて誰かが暖簾を中に入れる姿が見えた。
間一髪だったね(笑)
二時まで営業とあるが、
その三十分前がラストオーダーなのか?
年季が入った、
というよりも、
汚れたまま放置されたように見える。
でもこれは、
長期間価格据え置きのお品書きだ(笑)
良心的な価格。
正に大衆食堂だね。
オーダー取る様子にも、
「欲」が全く感じられない・・・、
というより早く閉めたくて仕方がない・・という様子だ。
「二階があって・・・」と言い訳のようなことを言う。
よく聞けば、
夕方6時から宴会が18人で予約されてるそうだ。
古くて歴史ある味の良い店なので、
宴会が入るのだろう。
とはいえ、
謎めいた真っ黒な水槽には、
海水が入ってるようだ。
蓋をしばらく開けた様子は無いのに、
モーターはビーンと回ってる。
不思議だ。
対照的に明るい冷蔵庫の向こうには、
しっかりした蕎麦打ちの部屋が見える。
とにかく、
何から何まで薄汚れてるのだけど、
こういう店に限って美味しいんだ。
このざる蕎麦は美味かった。

人気があるはずだ。
夜のツマミなんかも美味いんだろうな。
そして対照的なお店に向かった。
いつもお世話になる伊那市の「いた屋」は、
徹底的に清潔にされ、
多くの魅力的な酒を持つ凄い酒屋だ。

これはほんの一部で、
この店が揃える美味い日本酒の量は、
チョットソットの量じゃない。
物凄くすぐれたコスパの、
純米酒が揃ってる魅力的なお店だ。
主のさんは、
子々孫々たる日本酒の系譜で、
その知識も相当なものだ。
陸斗を連れて、
美味い酒を仕入れに行った。
あまり紹介するとお客様が増えすぎて、
商売に差しさわりが出ると遠慮してたが、
最近どこで買うのか聞かれる機会も多い。
正直に好みを言うのもよし、
この多量な在庫から、
気に入った酒を選ぶのもよし。
モノによっては試飲も可能だから、
ハンドルキーパーを連れて行くのもよいだろう。
そして本当に久しぶりに温泉に浸かった。
ドイツに行く直前に、
セントレア空港で入って以来かな。
高遠にあるさくら湯は、
修治さんお勧めの名湯だ。
アルカリ性の泉質で、
体がすべすべになる美人の湯だね。
外観はそっけないが、
露天風呂もある奇麗な温泉だ。
最近サウナを控えているので、
その誘惑に惑わされないところも嬉しい。
そして「ヘボの佃煮」を仕入れて帰るために、
このカオスの施設に寄った。
相変わらず強烈だ。
90000万円の価値があるかどうかは別として、
こういうものを並べられる地頭が凄い。

ぶっ飛ばして日が暮れる前に帰り、
晩酌の支度を整えた。
良い酒を買ったので、
七輪に火を入れて干物を焼く。
これは中津川のスーパーの中に、
太助という店があり、
そこで手に入れた逸品だ。
小寒い夜に四人で七輪を囲み、
犬と一緒に干物焼きながら日本酒を飲む。
いい感じだね。

ここで猛抗議だ。

「ボクにも食べさせて!」
いい匂いだけど、
陸斗には駄目なんだ。
塩分があるからね。
甘塩だけど。
他のおやつで我慢させて、
楽しく宴会は始まった。
さあ、
明日からまた一週間が始まる。
頑張ろう。