根深さを語る
2024年 05月 17日
休日を捨ててまで参加した甲斐があり、
実の多い出張だった。
行きも帰りも休憩する場所は決まってる。
帰りに寄ったのは双葉SAだ。
奇しくも現在のトヨタを代表する、
もう一つのSUVは違う。
600㎞オーバーを、
大展示場のシバザクラを刈り込んだ後、
先週の木曜日の事だった。
この場所に植えたのは二本目だが、
付いてるミノムシまで死んだようだ。
けれど、
引っ張ると簡単に抜けた。
スコップで掘り始めると、
スコップでは硬いものに当たって掘れない。
まだありそう。
次々に出てくる。
それじゃあ済まなかった。
次々と出てくる。
最初に枯れた時、
明日は犬社員も出勤する。楽しい一日になるだろう。
それでは皆さん、おやすみなさい。
典型的なSUVに出会った。
前に止まってるクルマは、
オーナメント見ないと何かわからない。
クロスと言うだけあり、
完全な「なんちゃってSUV」だろう。
と言うのも、
ヤリスもそうだがカローラの名前があるだけで、
コイツはカローラなんかじゃない。
最低地上高のデータが物語る。
160mmと言うデータは、
スバルだとスポーティータイプ以外は標準値に相当する。
トヨタでは高いのかもしれないが、
スバルでは通用しない。
これは、
良くSUVと言うとオフロードを思い浮かべる人がいるけれど、
あくまでもラフロードを想定してる。
路外を走るのは、
もっと特殊なクルマだ。
かと言って、
ラフロードが走れないようでは、
SUVの価値は無い。
そこで使われる逃げの言葉が「クロスオーバー」なのだ。
すなわち「なんてっちゃって」の上手い辻褄合わせだ。
こちらはアメリカで勝負してるので、
かなり本気で設計してる。
RAV4の最低地上高は、
クロストレック同様に200㎜ある。
スバルはたとえFFであっても、
4WDと同じ最低地上高を持ち、
しかも高度な高速巡行性能を実現してる。
特に操舵応答性は抜群で、
これはトヨタも舌を巻くはずだ。
実用的なアライアンス車を除き、
スバルでは「なんてっちゃって」は、
ありえないのだ。
物凄い安定感で走り抜けた。
トヨタの戦略はRAV4を米国でタフなクルマに仕立て上げ、
嵩上げ車高を更に際立たせ、
スバルに迫るラフロード性能を誇示してる。
米国と日本の道路事情には大きな差があると同時に、
大成功を重ねるSOAには独特の世界観があり、
それは日本のトレンドと大きく異なる。
クロストレックにもウイルダネスが追加された。
コイツはRAV4の米国仕様が、
218㎜の最低地上高を持つのと同じように、
国内仕様を大きく上回る236㎜の最低地上高を持つ。
外観もワイルドでラギッドだ。
しかし、
国内に投入するには問題が多い。
それはせっかく優れた高速安定性を持ち、
東京往復を短時間で成し遂げるほどの運動性能でありながら、
日本ではろくすっぽ役立たない領域の効果を目指してる。
それは、
言い換えるとSOA(スバルオブアメリカ)の世界観だ。
これはどうしても好きになれない。
けれどスバルの内情を鑑みると、
稚拙な商品計画で折角出来上がりつつある、
スバルの落ち着いたデザイントレンドや、
質の高い走りを破壊することになりかねない。
米国は日本と大きく違う。
文化そのものの深さや、
環境の熟成度や、
ありとあらゆるものが根底から違う。
けれどスバルは現在その業績のほとんどを、
米国に頼ってることも事実だ。
根は非常に大事なので、
元気な時ほど隠れた部分をよく見ないと、
一気に枯れ始めた時に取り返しがつかない。
ある異変に気が付いた。
花壇の後畑の様子を観察して、
これは駄目だと諦めた。
この春一旦芽吹いたのに、
急に元気を失ってしまった。
気に触るとグラグラしてたので、
良く根元を抑えて水を与えた。
ところが、
更に状況が悪くなって、
ブルーベリーは結構強く、
いきなり蘇る事もあるので、
誰も抜こうとしなかった。
昨日の朝、
もう一度よく見て抜くと決めた。
迷っていても埒が明かない。
なぜだろう。
徐々に理由がわかって来た。
つるはし使って一個目の石を取り出した。
堆肥の重り用に三つ移動した。
色が違うのでわかるだろう。
スコップの先に何か当たるんだ。
ここまで掘って、
つるはしが届かなくなり作業を止めた。
浅い穴しか掘らずに、
その奥の探求が足りなかった。
根が入っていけなかったんだ。
根深い問題は簡単に見えない。
何が問題かを意外に人は知らないものだ。
さあ、
今日も動画を楽しんで欲しい。
ブルーベリーの顛末は、
また明日のブログで。
明日は犬社員も出勤する。楽しい一日になるだろう。
by b-faction
| 2024-05-17 22:00
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