朴葉寿司の真実

商魂が逞しいのも善し悪しだ。
一口に朴葉寿司と言っても、

いわゆる商業的に偏った創作料理との差を、

ホンモノを知らん人が見分けるのは難しい。

これが朴葉寿司だ。

これそのものにも、

各家庭ごとの我流があり、

その技を競い合ってる。

でもその中で忘れちゃいけないのは、

生きた葉を手作業で綺麗に整え、

葉の持つ殺菌力を活かす事なんだ。

強い酸を持つトッピングは、

葉の一部を壊死させるが、

この刺激も重要なんだ。

葉が命がけで身を守ろうとするからね。

葉の持つエネルギーを戴くのだ。

気心の知れた相手がすぐ食べてくれるので、

包み方も優しく量も多い。

もしこれを最も安全に仕上げるなら、

量を減らして四隅とも包み込む。

それはそれで凄く美味しい。

五平餅もそうだけど、

運搬を考えたり、

焼く環境や後処理のやり易さを優先すると、

徐々に本道から逸れていく。

気を付けたいね。

かつて本道から逸れていない、

スバルの特別な軽自動車があった。

抜群のコンパチビリティ。

妥協を許さぬ強度設計。

スバルらしい軽自動車で、

守るべき韻をキチンと抑えた。

だが商業的に偏った割り切りが出来なかった。

それがスキなんだけどね。

埼玉の下山さんにお譲りした、

極上のR2が仕上がったので、

いつものコースで最終確認を終えた。

昨日手術が終わってから陸斗は会社に戻った。

誰も居ない場所に連れて行きたくなかったからね。

息子がそばについて相手をしてくれたので、

とても安心したようだ。

だから、

思い切ってテストに出た。

この機会を逃すと、

帰国まで乗る機会を作れそうになかった。

中間地点で状態確認し、

息子にお礼の豆腐を買って、

一気に９０㎞を走り終えた。

納得して手渡したいからね。

いつもより距離が多いのは、

園原インターが閉鎖されているからだ。

陸斗は、

お行儀よく帰りを待っていた。

その頃には２１時を回っていたので、

さすがにへとへとになって帰宅し、

陸斗を犬ゲレンデに放ってオシッコさせた。

いつもの様にプーラーで遊ぼうとねだったが、

さすがにカラダの違和感を悟ったのだろう。

「ヨーグルトを上げるよ」

と声を掛けたら犬酒場にぴゅーんと戻って来た。

手足を拭いて、

ヨーグルトの乳清だけ飲ませた。

何も与えなくても輸液で補ったから大丈夫！

川本先生はそう仰った。

ちょっと飲むぐらいなら構わないと聞いたので、

大好きなヨーグルトを口にして納得したのだろう。

素直に抱っこされてハウスに入った。

大人しく寝たね。

飼主も昨夜は早めに床に就き、

イベント初日に備えた。

いつも通り５時に起きて、

そっとハウスを覗くと、

暗がりに4つの黒い物体が見える。

寝てるうちに分解してしまったのか？

ドキッとした。

スマフォで撮影すると、

陸斗に着せた白いＴシャツが床と同化して、

奇妙に見えたのだと理解できた。

いつもなら、

ちょっと窓を開けただけで、

ピクンと起きる。

絶対に気が付くはずなのに、

今朝は全く動かなかった。

手術でかけた全身麻酔の負荷は大きいな。

雨が降り始めたが、

その後外に出す時には小降りになった。

幸運だった。

リードを使わず、

抱っこして出して解き放した。

「え？いいの」

直ぐフリーになれたので戸惑ったようだ。

好きなように走らせオシッコさせた後、

ワンツーワンツーに行こうと誘った。

ここからリードを付けて慎重に歩く。

あれほど引っ張る陸斗が、

自重してるじゃないか。

で、

24時間ぶりにウンチも出た。

日頃のルーティンワークん成果が出たよ。

絶食からやっと解き放たれる。

ご飯を美味しそうに食べさせて、

薬も一緒に飲ませ、

また抱っこしてハウスに入れた。

抱っこが好きだね。

着替えて会社に向かい、

全員揃ってセットアップ完了。

目玉の肉も冷凍庫に完備。

今回みんなの希望で加えたのは、

このライオン珈琲だ。

伊藤忠の輸入した商品なら、

絶対に間違いないね。

その頃から雨脚が強烈に強くなった。

びしょ濡れになりそうだけど、
折角夕べ遅くまでかかってインプレッサを仕上げてくれた。

だからテストが待ちきれなかった。

素敵なマフラーの様子を、

今日の動画で楽しんで欲しい。

それでは、

また明日。