素敵なお手紙

植松さんちの嬢ちゃんと坊ちゃんが、

お父さんとお母さんに連れられて、

感謝デイに来てくれた。

色の使い方が巧みで、

とても上手に描けてる。

陸斗号のデッキには真っ黒なシェパードもちゃんと居るよね。

ステキなファンレターだ。

ありがとう。

嬢ちゃんは凄い！

三回連続で狙って二等賞を引き当てた。

おめでとう！

確実に「もってる」ね！

陸斗が抜糸を終えたらまた来てくださいね。

昨夜の陸斗はお行儀が良かった。

着替えも素直に済ませ、

ご褒美のバナナをもらおうと、

台所方面をジーっと注視してる。

Ｔシャツは川本先生のアイディアで、

首筋にあるフランケンシュタインの様な縫い跡を、

思わず引っ搔いた時の保護用だ。

陸斗が生まれる前、

まだジムに通ってた頃に愛用した古着なので、

匂いがしみついていて、

なんとなく安心できるのかもしれない。

陸斗はＴシャツを受け入れた。

もっと抵抗するかと思ったが、

全くそうでは無かった。

今朝の陸斗は、

昨日のように鈍感ではなく、

廊下が軋む音で素早く目覚めたようだ。

窓を開けたら眼の前に居たからね。

その代わり三日も走れないストレスで、

途轍もなくラジカルだった。

抱っこして外に出された陸斗は、

まず空を仰いだ。

オシッコして晴れてることを実感したようだ。

ところが次に大好きな「がぶがぶボール」があるはずなのに、

どこにもそれが無い。

辺りを探し回った挙句、

全速力で走って来て、

ドーンと体当たりしやがった。

ワンワンと大きな声で抗議するので、

静かにしなさいとたしなめた途端、

ビューンと飛んでツナギの左腕部分をチョンと嚙んだ。

痛かったのて「痛い！何する」と叱ったら、

後ろからＵターンして右手の二の腕のつなぎを引っ張った。

この時に皮まで噛んだ。

袖口をめくったら、

皮が剥がれて血が滲んできた。

頭に来た。

「血だ！」と大きな声を出したら、

えらい事をやっちまったと自覚した様だ。

顔色変えて遠くに逃げた。

とっ摑まえて叱ろうと立ち上がると、

遠くでまたワンワンと威嚇して吠えた。

まだ朝の五時半、

近所迷惑な奴だ。

こい！

ゆっくりと向かっていくと、

また威嚇しながら突っ込んできたので（とは言えポーズだけだが）

ひょいとかわしてバッシっと右の首掴んで、

反対の手で耳を掴むと、

「キャンキャンキャン」とまるでこの世の終わりの様な悲鳴を上げた。

コイツ、

大騒ぎしてご近所に助けを求めてる。

朝っぱらから申し訳ない。

傷跡開くからと手加減したので舐めやがって、

二、三発張り倒されて、

ぎゃふんと言わされて降参した。

腕白ぶりは相変わらずだ。

何はともあれ、

元気で良かった。

出勤すると、

リュウゼツランが満開になっていた。

ブルーベリーも着実に熟してる。

イベント二日目は大盛況で、

社員みんなクタクタだ。

プロジェクトXを見るように、

いつもより早く終礼して揃って帰路についた。

素敵な逸品がほぼ仕上がった。

朴葉寿司の様な美味しさだ。

ぜひ味わって欲しい。

ただ、

スバルに期待したいのは、

もっと大きなブレーキランプだね。

最近はスバルだけじゃ無く、

どこの車もブレーキランプが小さい。

これは、

背後から強烈な日光が前方を照らす時、

ランプ光量を打ち消す働きをする。

安全のためにも面積を増やし、

停止する信号を後続車に強調してもらいたい。

それでは、

朴葉寿司のように、

とても美味しいフォレスター、

ぜひ堪能して欲しい。

それでは、

また明日。