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スバルのプライドを取り戻せ!

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ホンモノ。

ひとことで言うのは簡単だが、
その道は果てしなく長い。

美味いホットチョコレートだった。

この民宿の料理は美味い。

何しろM社の御用達で、
彼らが振舞う料理は必ずこの民宿のケータリングだ。

家族経営のレストランが魅力の民宿で、
古い農家を改造したステキな場所だ。
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改造した名残が渋い。

カッコ良さを優先しない中身のある宿だ。
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突き当たって右側が、
今回宿泊した部屋だ。
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良い場所に巡り合えた。

厨房から肉を下ごしらえする包丁のリズムが響く。
朝から仕込みが始まっていた。

仕込みは重要だ。

スバルはヒトの手で作品を仕込み続ける。

ドイツにあるスバルの開発拠点には、
いわゆる有志のためのトレーニングカーがある。
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基本的には全く生産車と同じで、
ニュルブルクリンクで走り、
そのコツを会得するための車だ。

ドイツの拠点にはシュミットさんという、
日本で言うところの辰己さんに相当する重鎮がいらっしゃる。

ドイツの現地スタッフも、
当然クルマ好きが多いから、
ニュルを走るためにこのクルマを持っている。

これは若いドイツ人の社員が、
自らの感性でストックのWRXを、
NBRを安全に走れるよう架装したクルマなのだ。


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シートがフルバケになり、
ロールゲージが入っているが、
エンジン排気系には一切手が入っていない。

但し、
若干のアレンジは当然で、
とても魅力が高まっていた。

アイスシルバーが似合う。
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ブレーキパッドも特にサーキット専用とは思えない。

普通の道を普通に走れ、
アウトバーンの高速領域も全く自然な制動性能を発揮。


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キャリパーもオリジナルだ。
ただ、
ニュルを走れば熱が相当かかるので、
フロントにイエローグリーンの面影は無く、
どちらかと言うと普通のイエローに見える。


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後輪側は制動力の分担が少ないので、
綺麗なイエローグリーンが残っている。

これは、
VAB開発担当の高津PGMの拘りのカラーだ。

WRX STIのプロトタイプは、
イエローグリーンのアクセントを持っていた。

VABを大幅に性能向上させる時、
遂にその色を専用開発したブレーキに塗った。

この色には固い決意が込められおり、
本来なら長きに渡り引き継がれるべき特別色だ。

なぜか。

このイエローグリーンのキャリパーは、
既存のブレンボをアレンジしたのではなく、
スバルが主導しWRX搭載を前提に新開発された。

その思いは今も伝わっているのだろうか。

ブレーキにブレンボを採用したアイサイト開発が出来なくなり、
かつてS4にこの色のキャリパーが装着されたことは一度も無い。

このような執念がまた実を結ぶ日が来るのだろうか。
それは非常に難しい。

かつてスバルとSTIには共通する想いがあった。

それは重要な基幹性能である、
制動性能を高めるうえで、
開発主体を担うと言う執念だ。

記憶にあるだろう。
STIのコンプリートカーを。

レガシィベースのS402には、
輝くシルバーに塗られたキャリパーが取り付けられ、
堂々とSTIの刻印が打たれた。

こんなコンプリートカーがなぜ創れたのか。

それはSTIがSUBARU本体から、
ブレーキのオーソリティを招聘し、
STIのブレーキ開発担当として才能を発揮させた。

その目的はSTIのブレーキ開発に留まらず、
将来スバルから発売される高性能車の、
先行開発的な要素を担わせる事だった。

結果としてそれは大きな資産となった。

STIで開発を成功させた技術者は、
その後SUBARU本体に帰り、
高度なブレーキ開発で大きな功績を残している。

VAB開発担当の高津PGMは、
大改良時に念願の高性能ブレーキ完成させ、
そのキャリパーに執念でアクセントカラーを塗った。

だからブレンボのコーポレートカラーではなく、
スバルが決めた色を塗ったのだ。

イエローグリーンはスバルのプライドを象徴する。

スバルは最近アメリカのWRXに赤いキャリパーを採用し、
国内ではトヨタとのアライアンス車BRZが続いた。

もしこの歴史を知っていたら、
その行為は恥ずべき事では無かろうか。

最近はアイサイトとの整合が最優先課題なので、
アイサイトに対するプライドは大きいが、
こうした基幹性能向上のために費やされた努力を甘く見ている。

もう一度深く読み直す必要が有ろう。

いくら見た目がブレンボであっても、
スバルがホンキで開発しないと、
やはり凄いものはできない。

色なんて何でも良いと思われがちだが、
その背景には大きな事実が隠れている。

とにかく以前のSTIが置かれていた環境と、
今の環境では比べ物にならないほど差が大きい。

基幹部品を高性能化することが、
思うように出来なくなってしまった。

国際的にも、
ルールが大きく変わってしまったからだろう。

STIに罪は無い。

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だからこそ、
SUBARU本体の執念を期待したい。

STIをスターバックスみたいにしちゃだめだ。

カッコいい事は長続きしない。

カッコ悪い事を愚直にやる、
そんな時代を取り戻そうじゃないか。


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by b-faction | 2024-07-02 22:00 | Comments(0)

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