シェパードの仕草がスキだ。
大きな鼻を思いっきり突き出して、
「何なの?面白そうなことしてるの??」と、
興味津々に聞いてくる。

これからね犬エントランスの芝を綺麗にするのさ。
そして、
お前が走り回る犬ゲレンデの草を刈るのさ。
と話しかけた。
手伝う気満々だけど、まだ駄目だ。
調べなきゃならない。
これは日曜日のお昼の事。
陸斗にご飯食べさせるために戻った時、芝生の変化を観察した。
なぜなら「化学合成肥料を与え過ぎだ」と、芝生のプロからアドバイスを受けたからだ。
与え過ぎると逆効果で簡単に枯れてしまう。
先週の水曜日の施肥が、もしかしたら間違ってたかもしれない。
この変色が気になる。
ここは完全に光が足りない様だ。
この日の午前中、
名古屋の長谷川さんが愛機のメンテナンスに来訪され、
芝メンテナンスのレクチャーを戴いた。

併せて遅効式の肥料を頂戴したので、
これを使って芝の改善に取り組む決意を持った。
STIのコンプリートカー開発が壁にぶつかっている。
引退された辰己さんの趣味はガーデニングだ。
彼の家の庭の芝生は、
名人の仕上がりで息をのむほど美しい。
全てが調和して最高の状態だ。
これこそS206の持つ執念の味に近い。
とは言う物の、
コンプリートカーすべてが、
最高のバランスと調律の上に、
キチンと成り立てばよいと言うものではない。
そのクルマの出自によっては、
わざとバランスを崩して、
際立った性能を引き出す事も可能だ。
犬エントランスと犬ゲレンデの画像から、
芝生のプロが問題点を見出された。
その上でアドバイスを頂戴した。
犬エントランスは、
あえて芝生のバランスを崩し、
色々な可能性を引き出す実験の場だ。
これはコンプリートカーの開発に似ている。

水曜日の朝はゆっくり起きて、
あらかじめ考えていた活動を始めた。
まず陸斗を出して運動させた後、
そのまま芝を手入れしようと試みた。
日曜日に比べ変色が落ち着いたが、
その代わり雑草も増えている。
考えた手順は以下の通りだ。
1.雑草をなるべく抜き取る。
2.ラビットモアで犬エントランスの芝を刈る
3.ラビットモアで犬ゲレンデの草を刈る
4.目砂で隙間を埋める
5.雑木林から流れ出た土を採取する
6.目砂を土で覆い不陸を調整
7.レイキで老廃物を掻き出す
8.道具を綺麗に洗って元に戻す
改めて剥げた部分を観察すると、それなりにランナーが浸潤してる。
但しやってはいけない張り方で置いた芝生は、横との連携を全くしないまま青く茂る。
うーん、
どうしようか。
陸斗を出して運動させ、
ご飯食べさせて自由にさせた。

最初は草食べたり、
勝手気ままに行動してた。
それを横目で見ながら、
まず草を手当たり試合に抜いた。
次に、
剥げた部分を掘って土壌の調査を始めた。

確かに良い土ではないが、
グズグズに水が溜まってるわけでもない。
奥を見ると芝の根が複雑に張っている。
これは掻き回さない方がいい、
と思った瞬間、
陸斗が飛んできて横に並び猛烈に掘り出した。

止めろ!
ランナーごとぶっ飛ばしそうな勢いだ。
止めろと言いながら、
草を抜くと、
今度はその辺りを掘りまくる。
野生に火が点くんだ。
これは、
繋がないと仕事にならないと思ったら、
激しい雨が降り出した。
一旦切り上げるか。
道具を一切合切そのままに、
激しく降る雨を逃れて犬酒場に避難。

一息ついてたら、
お昼を過ぎてラジオ英会話の時間になった。
朝飯が遅かったので、
二人とも腹は減ってない。
ノンアル飲みながらラジオ英会話を聞いてたら、

野郎はいい気持ちになったのか寝ちまいやがった。
うーーん、
俺も寝よッと!!
こんなわけで、
雨の間一時間ほどお昼寝したら、
綺麗に雨が上がってた。
カラダもシャキッと蘇ったので、
2から6までの行程を一気に片付けた。
とは言うものの、
土を集めるのは大変だ。
そんなに簡単に掘ったりできないので、
雑木林の排水改善で掘った土を使うことにした。
ところが、
良い土だけど泥に近い。
長靴履いて入ると、
抜け出せなくなる程のぬかるみだ。
また梨状筋を痛めると厄介なので、
ゆっくりと丁寧に土を集めた。
一輪車半分くらいの量が集まった。
ところで買ってきた目砂の袋をよく読むと、
この時期に目砂を入れるのは禁忌とある。
でも、
そんな悠長なこと言ってられないので、
目砂敷いて高さを上げて上に泥を擦り付けた。

ちょっと長谷川師匠に叱られそうだが、
こうなったらやるしかない。

めちゃくちゃバランスが狂ってる。
泥も足りないので、
ここまでが限界だった。

上手く行きますように。
そして次に、

そしてレイキで芝生の表面を掻くと、
どんどん次から次へと中から残渣が現れた。
焼けたように見えたが、
その正体は芝生の老廃物だったのだ。
とにかくいくらでも掻けば掻く程に、

これまでに刈った芝の残りが現れた。
いつまでやってもキリが無いので、
一輪車に無理せず載る程度だけ集めて、
それを全て堆肥置場に入れた。
肥料分も吸い込んでるはずだ。
自然発酵で足りない分を、
化学合成肥料で補う、
素晴らしい堆肥が生まれるかもしれない。

最後に優しい遅効性の肥料を丁寧に撒いた。
それにしても、
昨夜のビール美味かったなぁ(笑)
芝の基本からは相当逸脱してるが、
バランスを崩しながら、
天然の力も交えた複雑な環境創造を楽しんでいる。
一夜明け、
なんだかよく解らない天気の中、
陸斗と朝の五時からボール遊びを始めた。
本来ならあまりジャンプさせてはいけないが、
やりたがる特性を生かし強烈なスピードも引き出す。
胃を大きくさせないために、
一日三回食事させ確実に排便も一日二度行う。
太らないように35㎏を徹底的に維持し、
体幹をなるべく強く育む。
引っ張る癖のある掟破りのシェパだが、
クルマに乗る事を生き甲斐として、
荷台が己の居場所だと決め込む。
完全にバランスを崩したシェパードだが、
これが物凄く面白いんだ。
さあ、今朝も元気よく出勤し、
掃除の日に臨んだ。

久し振りにSTIギャラリーを洗った。

中古パーツコーナーも隅々まで洗浄し、

この頃紹介できていない、
SUBARUの歴史に残る車の撮影準備も並行して進めた。
掃除の後、
まずトップランナーを表に連れ出すと、

何とシラサギが「梅雨が明けたよ」と知らせに来た。

強烈な日差しの下で、
この獰猛だが人懐こい家畜のようなクルマがほほ笑んだ。

軽くて鋭いジャーマンシェパード。

中途半端なSシリーズじゃ物足らない。
RA-RがあるからSも際立つ。
強烈な個性を持つRA-Rが生まれるから、
更に修錬されて深い味を持つSが誕生する。
これぞ正に阿吽の呼吸。
他の家畜も、
ゆっくりゆっくり紹介したい。
今日は、
RA-Rをご覧に入れよう。
それでは、
また明日。