
忙しいので握り飯を用意して出社する。
昨日のお昼、
突然カップヌードルが頭の中に浮かんだ。
汗かいて塩分も必要なので、
隣のファミマに買いに行った。
よせばいいのにデカいのを買って、

ハフハフと食べたが、
さすがに握り飯は一つ残して、
夕方小腹が空いた時に食べた。
刷り込みは怖いね。
何かのきっかけで、
突然フラッシュバックして喰いたくなる。
犬酒場で陸斗と飲んでると、
時折足元で居眠りを始める。

けどね、
シェパードってまず熟睡しない。
どんな時でもセンサーを活かし、

警戒態勢を緩めない。
寝てるけど眼を開いていて、
不審な臭いや音に瞬時に反応する。
頼りになる相棒だ。
長いマズルを持ち、
独特の顔をしてるけど、
物心ついた時からこの顔を見てるので、
この顔の犬以外を飼う気になれない。
刷り込みは怖いね。
30年位前に、
スコットランドを一人旅した。
丁度インプレッサが絶頂期で、
イギリスに行ったらバンブリーに寄ると決めていた。
それ以外は全くあてのない旅で、
グラスゴーからインバネス、
インバネスからエジンバラ、
そしてバンブリーに足を延ばしてグラスゴーに戻った。
その時に宿泊したいくつかのホテルで、
ある朝チェックアウトする時に、
フロントで近くに面白い場所は無いかと聞いた。
すると、
眼を真ん丸に開いて「良いとこあるよ!」という。
ストラストなんちゃらあボンエイボン・・・と聞こえた。
なんじゃそれはと考えてると、
シェークスピアの生誕地だと言う。
シェークスピアが何書いたかまでは思い出せなかったが、
偉大な人物であることは承知していたので、
旅の途中で立ち寄ることにした。
綺麗な街だった。
ステキだけど、
中津川にある馬籠宿と似た匂いのする観光地だったので、
街をするっと歩いてその場を後にした。
後で調べたら、
なかなか素敵な物語を書いてる。

日本の昔話でもそうだけど、
結構その手の話にはブラックな部分を笑い話に変える決め技がある。
例えば桃太郎なんかは、
ドンブラコと流れて来たのは女性で、
それを爺さんが孕ませたなんて説もある。
中津川はもっとシュールで、
「はだか武兵」という実にヤバい人足がいた。
それはさておき、
中世のヨーロッパには残酷な話を戯曲に変える文化が浸透してた。
子供をさらって妖精を身代わりにしたり、
怪しい術を使う妖精が乱舞して人をかどわかしたり、
妖精に王や女王が居ると言う荒唐無稽な物語が闊歩する。
夏の夜の夢は媚薬などと言うものをいじくる妖精が、
悪戯し放題で人の恋心を玩具にしながら、
キリスト教の呪縛をおちょくってる物語だ。
正に刷り込みの怖さを強烈に示す物語で、
こういうものをこの時代に書いたシェークスピアの天才性が良く出てる。
刷り込みは怖い。
その頃、正にアボンエイボンを訪れた頃、
WRXとはこういうものだと強烈に刷り込まれていた。
そして21世紀になり、
二代目のWRXが現れた時、
真夏の夜の夢で要請に魔法をかけられた妖精の女王のように、
当時のWRXファンは間違った判断をしたね。

こんなに可愛い顔なのに、
みんなが「ブス」だの「物悲しい」などと言うんだ。
それは悪戯な妖精にかけられた、
正に魔法だったんだよ。
それでは、また明日。