豊穣の秋
2006年 10月 18日
基本性能がとてもよいR1だからこそビルシュタインのマジックが活きるのだと思う。
商品特性の再チェックもかねて長距離テストをすることにした。
ループコースで200キロ程度走り込んで性能を味わう。

今日は生憎の雨だがこういう時こそサスペンションの仕上がり具合が良くわかる。
ウエットな路面で見通しが良く、道幅もじゅうぶんあり安全も確保できている状態だ。
7速までシフトアップして、その惰性のままステアリング操作だけで頭に描いた走行ラインをトレースしていく。
きわめて気持ちの良いリニアな走行感覚。しかも4輪の動きが良いため接地性も抜群でAWDと抜群に相性が良い。

仕上がりの良さに更に自信を深めることが出来た。
R1ってほんとに素晴らしい車だ。
機会があればぜひ試乗し欲しい。
このクルマもいつでも乗りに来て戴いてかまわない。きっと普通の軽自動車とはぜんぜん違うことに気付いていただけるだろう。
また今回のロードテストは新開発された2種類の専用部品の機能確認も目的の一つだ。

シムスレーシングから味見を依頼されたフットレストとCVTアースをチェック。どちらも大変満足できる仕上がりだ。

寸評
フットレスト:固定方法にかなりの工夫が見られ競技などに使用することは出来ないが、ストリートユースなら充分効果がある。
CVTアース:CVTの変速レスポンスがよくなった。スポーツシフトとして使用するときも印象が良い。

今年の夏は8月が非常に暑かった。そのせいか、秋の味覚がとっても美味しい。
最初は開田高原のとうもろこしの「甘さ」に驚いた。
今回のドライブは、ひとつ山向こうの伊那谷に向かった。
そこで秋の味覚をしっかりGETしてこようという魂胆だ。
ナイヤガラというぶどうが好きで、これは中津川近辺にもあるがひと房100円以下ではなかなか手に入らない。
また、イチジクにアケビにきのこを山盛り手に入れようとすると伊那方面が僕は好きだ。

ところで「きのこ」だが、僕は採るのが大の苦手。
したがって買うしかない。
この店はマムシを飼っていたりユニークそのもの。
地元の人たちでにぎわっているのは、鮮度と価格。
このごろ良く目に付く産直の店とはかなり違う。

今日はクリタケと「紅シメジ」を購入した。紅シメジはほんのりピンクがかっていて、どんな食べ方をして良いのかわからない。
食べ方を店の本部席に座っている「博士」に聞くと親切に教えてくれた。
あらかじめ湯がいて苦味を取り除くのだそうだ。


聞いたことの無い名前だが、言われるままにデカイきのこを買って帰ると、家内は「ロージ」だと言う。
恥ずかしい話だが、飲み屋で食べるロージはいつも小さく皿に炙った状態で盛られているため、こういう姿を見たことが無かった。
千切って卓上コンロで炙ると確かにロージだ。この状態ならいつも見ているのでなんとなくわかる。

ちょっと地域が違うだけでこんなに呼び名が違うのかと改めてきのこの奥の深さを実感した。
クリタケだと思って買ったきのこの中に「イクチ」も混ざっている。
食べる種類が増えて嬉しい。

紅シメジは湯がくと全く違う色になり、ジャキジャキした食感がとてもよい。
こんなに美味しいきのこだったとは。
今度は一緒に売っていた黄シメジに挑戦しよう。これも苦いのだそうだ。
きのこの苦味は、苦味の中にコクと旨みがある独特のもので酒飲みには堪らない。