プレミアムって

多くのお客様に楽しんでいただいた感謝ディも無事終わり、ホットひと息つこう・・・、

かと思ったのだが、

休息する間もなかった。

すぐ１１月に突入突入し、

結婚記念日が訪れた。

そこで３日の夜に、

仕事を早めに終えて、

夫婦でサプライズディナーへと向かった。

何がサプライズなのか。

それは行き先を全く告げずに、

びっくりする場所に案内するという、

「愛情のこもった」プレゼントだ。

ところが、

むっちゃんは最初から不信感を持った。

電車の時間だけ仕事中に告げると、

「どきどきワクワク」するのではなく、

「ビクビクはらはら」したらしい。

だから喜ぶどころか、

「どこへ行くのよ！」と恫喝する。

これでは新鮮さが無い。

電車に乗った。

長野方面のホームに行くと、
「寒いほうに行くなら言ってくれれば良いじゃない」

とプンプンお冠だ。

「おかげでジャケット持って来れなかったわ」

まあ、

確かに配慮が足りないわな。

「そりゃすまんねー」

電車を降りて歩き始めて、
「腕を組もうか」というと、

「私は腕を組みたくない。連れて行ってもらってるみたいだから」

「・・・・・・」

首輪したろか。
心の中でつぶやいた。
木曽福島町は積極的に文化財を活用する。

ここは町おこしで、

古い土蔵を改造し、

更にリニューアルした素敵なレストランだ。

到着したら特別な部屋に案内された。

「良いだろ、ココ」と言ったら、
「何でこんなとこ知ってんの？」と、
ニコリともせずジロリと疑惑のまなざし。

レクサス風（？）の付け焼刃なおもてなしは、
プレミアムなむっちゃんに歯が立たなかった。
味は良い。
特に美味しかったのは、

この「御岳白菜」を使ったテリーヌだ。

若い人ばかりで運営していた。

何かにつけて、

どこと無く「たどたどしい」のだけれど、
素直で好感の持てる良いレストランだ。

前菜も美味しかったし、

ピザ、パスタ、メインディッシュの肉料理に至るまで、

良い味の統一が見られた。

ちなみに、

コース料理のお値段は、

３０００円から５０００円の間で選べる。

一度試してみては如何かな。