
スパルタンなWRXが恋しいな。
フル液晶のLCDは確かに美しいけど、
見てるうちに萎えて来る。
もっと渋い美味しさが欲しいんだ。

渋いじゃないか。
このパッケージ。
流石、
モノに拘りを持つ森島社長らしい選択眼だ。

岐阜スバルの森島社長は、
とびっきりのクルマ好きでもある。
外車にも精通してるので、

話題に事欠かず時が過ぎるのが早い。
美味しい洋菓子を頂き、

ありがとうございます。
手に持っただけで、

質の方さが容易にわかる。
抹茶とホワイトチョコレートの融合は、
サクッとしてホワッとしてから、
ジュワリと味が滲みステキな後味を残すのだ。
BP型のレガシィも、
そんな渋い美味しさを持っている。

何しろ軽さは性能だ。
このクルマに乗ると、
際立つ軽さと確かな剛性の融合が、
如何に美味しいクルマを誕生させたのか、
心の底からよくわかる。

西暦カーのレガシィが仕上がり、
長距離テストで安全を確認した。

いつものコースで性能確認し、
改めて実力の高さに驚いた。

冒頭のWRX「S4」には、
見事なまでにこの血が受け継がれている。
惜しむらくは、
この当時ほど軽く作ろうとすることに、
執念を持たなくなった事だろう。
恐らくやればできるのだけど、
最近はその効果を税金面で評価されない。
スバルのコア技術は、
軽くて高剛性なクルマを作る事なので、
その矛盾に対してフラストレーションが溜まり続ける。
このメーターがスキなんだけど、

全部液晶表示になっちゃった。
ガラス張りのセンターインフォメーションは、
とてもカッコいいんだけど、

この程度のガジェットで十分なんだ。
むしろ「いじる」余裕を与えて欲しい。

この仕様を好む輸出先がまだあるよね。
恐らく残っていると思うのだけど、
スバルが廃止する理由も良く解る。
全然売れないからね。
でもね、
それって結局作り手の問題なんだ。
中途半端なものではファンが付いてこないに決まってる。
手早くデジタルでまとめた売り方じゃ、
濃い味を好む顧客は見限るからね。
練り込んだストーリーが無きゃ、
絶対ハートに響かない。
RAとかスペックCって、
そのままカタログで晒しただけでは、
間違いなく無残な結果になるだけだから。
必要なのは、
スパルタンなクルマに、
強烈な飛び道具を仕込むことさ。

こんなにカッコイイのにね。
売る力が足りなくて、本当にごめんね。
それでは今日も動画を楽しんでほしい。
また明日。