新型ソルテラいよいよ登場

あっという間に周辺が栗だらけだ。

犬酒場の軒先に、

太い栗の木があるからね。

昼夜を問わず落ち続け、

まだまだしばらく続きそうだ。

イガの中にも、

しっかりした栗が隠れてるので、

結構な量を土に還している。

電気自動車を栗に例えると、

ある時を境に、

この栗並にゴロゴロと世に生まれ出るはずだ。

こうなる前に、

一歩先んじておこうと言う気持ちはよく分かる。

しかし、

後の祭りだが、

スバルが開発した急速充電自動車を、

ライバルに売り渡したのは大失敗だった。

余裕で世界を引き離していたからね。

今から栗の木を植えてるわけだから、

売り渡した人たちの責任は重い。

サッと片付けて、

陸斗の朝の身支度を整えた。

訓練所と言っただけで、

キリリと顔が引き締まった。

陸斗連れて９時前に出勤して、

防水工事の受け入れを終えた。

もう、

ここからは、

物理的な対処法が一番で、

出るものを受け止める。

工事が始まったので、

様子を見ながら、

国際犬訓練所に向かった。

二泊三日で預かって頂き、

千葉にあるスピードウェイで研修を受ける。

いつもの事ではあるけれど、

陸斗は狂喜しながら施設に入って行った。

滞在中は、

とても静かでお行儀が良いらしい。

犬が周りにいっぱい居るから、

とても嬉しいんだろうね。

真鍋さんにお願いして、

会社にとんぼ返り。

午前中で工房の防止策は完了し、

次の作業が始まっていた。

ガラスを伝って侵入する、

雨水の原因を探り、

雨漏れの完璧な対策を進める。

今年は幸いにも、

激しい雨が少なかったが、

豪雨に備えコツコツ対策を続ける。

こうした作業を電気自動車に例えると、

小回りの効く電気自動車が主力になるだろう。

大きい電池を多く積むより、

小さな電池に減らして、

同じ性能を維持することがより重要だ。

長い航続距離を誇る考えから解脱せねばならぬ。

そして職人技のような、

冴えた技術を駆使して、

最適な放充電と電池保護を、

如何に向上させるのか。

その開発の方向性が重要になるだろう。

会社の様子を横目に見ながら、

一旦自宅に帰り旅支度を始めた。

陸斗のタオルが綺麗に乾いていた。

この２枚は、

もう数ヶ月使っている。

右の厚い方が一度目に使うタオル。

左は二度目の拭き取り用だ。

洗剤は一切使わず、

拭く時はお湯を使う。

拭き終えて洗う時は、

水で繰り返して濯ぐだけ。

洗剤なくても、

真っ黒になったタオルは、

綺麗に元に戻る。

厚い方のタオルは、

今治ブランドだから、

やっぱり気持ちがよくて耐久力がある。

けれど、

二度拭きには適さない。

耳の中に突っ込むには厚すぎる。

白くないと取れた汚れも分かりにくい。

これを電気自動車に例えると、

でかいバッテリー積むことよりも、

清純なリチャージブルで、

つまり素直な電気の出し入れに優れ、

なるべくいつまでも、

真っ白なままのものが良い。

主人公の居ない犬酒場のアイテムを、

綺麗に整頓してシャワー浴びた。

出かける前に、

軽くエネルギーチャージ。

あゆ菓子にも色々あるけれど、

最近は甘すぎるのが多すぎる。

中津川の「ひとつばたご」は、

メリハリのある良い味と、

舌触りの良さが魅力だ。

とても柔らかく、

とんがった甘さもない。

とても美味しく楽しめた。

電気自動車に例えれば、

充電が手軽で楽しくなければ、

車そのものが美味しく無くなる。

あっという間に午後３時を回り、

大急ぎで中津川駅に向かうと、

まさに発車寸前だった。

階段駆け上り、

息絶え絶えで電車に飛び乗って、

久しぶりに名古屋へと向かった。

新幹線ホームの混雑に驚き、

品川駅の混雑と変化に驚きながら、

無事ホテルにチェックイン。

驚いたね。

二月ほど前に、

フランクフルトで見た光景そのものだ。

ここまでグローバルで統一できるのは凄い。

電気自動車で例えると、

スバルもこのホテルのように、

グローバルでチャデモを使えれば嬉しいね。

世界最高の充電プロトコルを普及できると同時に、

開発コストを大幅に減らすことができる。

日本より劣る充電プロトコルに合わせるために、

膨大な開発費を使わねばならないところも、

先駆者であるのに辛いところだ。

ＮＡＣＳの本質はどこにあるのか。

それは単なる北米の迷走だろう。

さて、目的地の品川に着いた。

そこで晩餐会が開かれ、

ご相伴に預かった。

岐阜と愛知の戦士による、

電気自動車に対する決起集会だ。

溶岩を使ったプレートに、

良い和牛を載せて焼く。

贅沢な料理だが、

この肉の味が物足りない。

熟成していないのだろう。

肉も良くて、

美味しいはずなのに。

ここのハウスワインのコスパはすこぶる良い、

店も綺麗で、

素晴らしいのに、

なぜか少しも美味しくない。

店の問題ではなく、

この会を仕切る者の心構えがまちまちだから。

これを電気自動車に例えると、

作る側も、

環境も整いつつあるのに、

売り手のレベルが余りにも低すぎる。

そこが、

スバルの最も大きな課題だな。

研修が終われば、

もう東京には何の未練もない。

切符を更新して、

一番早い新幹線に飛び乗った。

そしてこのブログを仕上げた。

さあ、

朝からまた新たな月がはじまる。

今夜は久しぶりに、

外飲みといこう。

それでは、

また明日。